ADD. SOME RADIOに出演しました

プロデューサーのKMとレーベルのadd. some labelsによるblock.fmの番組、ADD. SOME RADIOにゲスト出演しました。2月16日、3月16日の二回に渡っての出演です。番組ページにてアーカイブが聴けます。

ADD. SOME RADIO | block.fm

ライターに逆インタビューをする企画が始まり、その第一回のゲストとして白羽の矢が立ちました。もっと活躍されている方がほかにいる中、なぜ私が？と思い、収録の際に聞いてしまいました。

アボかど：しかし、あれですよね。逆インタビュー企画やるにしても、アボかどなのかっていう（笑）。
KM：番組でプレイする曲を探す時にアボかどさんのブログをよく見て参考にしてたんですよ（笑）。呼んじゃった方が僕がコメントするより早いんじゃないかと最近思って。

とのことです。確かに、以前紹介した作品の収録曲が時々放送されています。

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 51：Detroit game shirt as dhrma「Stiff ya bitch liked」

Foolsdayboy「Awesome Fools」の紹介文を書きました

2020年紹介しきれなかった作品

2月16日の放送では、ブログを始めるまでの経緯やヒップホップを聴き始めたきっかけ、国内の注目アーティストなどについて話しました。国内の注目アーティストでは兵庫のラッパーの€uffboi、三重のビートメイカーのJunaswon、東京のコレクティヴのONENESSを紹介しました。ONENESSについては以前記事も書いています。

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 71：ONENESS x Phaze1992「Colors (KoozieSet EP Remix)」

€uffboiが今年リリースしたEP「Electric Love!」もいずれレビューを書く予定です。Junaswonはまだ番組で紹介した一曲しかリリースされていませんが、この曲が本当に素晴らしいので未聴の方は是非。Ella Maiあたりが好きな方にはたまらないと思います。

3月16日の放送では、アメリカのヒップホップでこれから来そうなサウンドや、Carly Rae Jepsenなどについて話しました。アメリカのヒップホップでこれから来そうなサウンドは、ハイチの音楽を取り入れた曲と、西海岸ヒップホップで増加しているメインのドラム以外にSE的なドラムが鳴っている曲を紹介しました。以前書いた記事でも何回か触れています。

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 50：Shoreline Mafia「Mafia Bidness」

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 72：Rucci「Midget」

Carly Rae Jepsenをかなり推していると番組中で指摘がありましたが、実際にレビューを二枚書いています。

2015年おすすめアルバムVol. 22： Carly Rae Jepsen／Emotion

2019年おすすめ新譜アルバムVol. 33 ：Carly Rae Jepsen「Dedicated」

また、番組中で触れたPC Musicのコンピレーションのレビューも書いています。

2016年おすすめアルバムVol. 45 ： V.A.／PC Music, Vol. 2

収録は当初の予定以上に盛り上がり、番組に収まりきらないくらい濃厚な話になりました。未公開トークを一部掲載します。

K：アボかどさんはヒップホップのほかにも、インディロックとかもポストしていますよね。あれもけっこう個人的に影響を受けてるんですけど、そこら辺で注目してる人とかっていますか？
ア：Ethan Gruskaって人が自分の中では来てますね。去年アルバムを出しているんですが、それがめちゃくちゃ良くて。John Legendのアルバムにソングライティングで参加してたりもする人ですね。基本的にはフォークとかそっち系がベースになっているんですけど、たまにBon Iverみたいな尖った感じの曲をやったり、Soulquariansみたいなヒップホップっぽいニュアンスを入れてきたりする時もあって。ヒップホップが好きな人が聴いても面白い曲があるんですよね。あと多分この人が中心ではないと思うんですけど、周りにいる人たちも面白くて。Blake MillsやPerfume Genius、Phoebe Bridgers、ジャズですけどSam Gendelとか。
K：インディがヒップホップに被ってきている部分もありますよね。メインストリームに行っちゃいましたけど、Dominic Fikeとかずっと追っていて。ああいうインディ畑とラップの間みたいなのが好きで、去年色々聴いてました。
ア：インディとヒップホップもこの10年でお隣さんみたいになりましたよね。
K：それはサウンドにも出てきて、面白い作品が出ていますよね。
ア：しれっとヒップホップの作品にインディの人が参加することも、そんなに珍しくなくなってきた感はありますね。
K：なんでこの話をしたかっていうと、日本のラップシーンもそうなってきたらもっと面白いのになと思っていて。
ア：そうですね。あると面白いですよね。
K：昔のパンクとかをサンプリングしたいです。Hi-STANDARDとか。
ア：Hi-STANDARDネタは聴きたいですね。新潟県民としては（笑）。

Ethan GruskaとSam Gendelの昨年のアルバムについてはレビューも書いています。

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 15：Ethan Gruska「En Garde」

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 48：Sam Gendel「Satin Doll」

私の出演回はこの二回で終わりですが、今後もにんじゃりGang Bangで紹介したアーティストの曲がADD. SOME RADIOで流れることや、逆に私がADD. SOME RADIOで流れたアーティストの記事を書くことがあるかもしれません。これからもブログ・番組を宜しくお願いいたします。ちなみに、番組パーソナリティの二人が昨年リリースしたアルバム「CHAOS TAPE」のレビューも以前書いていますので、未読の方は是非。

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 69：(sic)boy, KM「CHAOS TAPE」