院生になったらバイトできないって本当?
この記事が役に立ちそうな人:臨床心理系の大学院に興味がある方
何かとお金のかかる大学院生活。
しかし、大学院説明会では「入学したらバイトはできないと思ってください」と言われることもあります。
本当にバイトはできないのでしょうか?
できないことはないが…
結論からいえば、バイトをしながら大学院生活を送ることは不可能ではありません。私自身も、2年生の時は心理に関係したバイトを週に1〜2回していました。
では、なぜ「バイトはできない」と言われるのでしょうか。
デメリット① 体力的につらい
大学院生は基本的に忙しいです。
座学の講義に加え、実習、レポートの作成、発表準備もあります。
大学院に通い、授業を受け、学外実習に行き、帰ってレポートや発表の資料を作り、学内でカウンセリングの実習をして、記録を書く。それだけでもかなり疲れると思います。
さらに余暇をバイトに充てるとなると、休息に当てられる時間はごくわずかです。
大学院時代、先輩から「2年生になると謎の病気にかかるよ」と冗談半分に脅されたものですが、要はそれだけ大変だということです。修士論文の執筆もありますからね。
デメリット② 研究・勉強に費やせる時間が減る
大学院に在籍している間は、思う存分臨床心理の研究や勉強をすることができます。専門家である講師陣にも好きに質問できますし、多くの学会で参加費が割安になります。専門的な論文雑誌も大学図書館で読めたりします。
一方で卒業後は、新しいことを学ぶにもSVを受けるにも毎回お金がかかります。
貴重な学びの機会を減らしてでもバイトをすべきか?ということですね。
将来役立つバイトを選ぶ
とはいえ、さまざまな理由からぜひバイトをしたいという方もいらっしゃると思います。
その場合は、心理に関連するバイトを探すのも一つの手です。
たとえばSNS相談や学会のお手伝いなど、院生でもできるバイトはあります。
そうしたバイトの経験が、心理士になってから役立つことも大いにあります。
「このバイトは心理士としてのキャリアに役立つのか?」
大学院生になったら、そんな視点でバイトを選ぶといいかもしれません。
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