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標準偏差について


標準偏差のグラフ

標準偏差とは?

標準偏差は、データの散らばり具合を示す指標です。具体的には、平均値からどれだけデータが離れているかを測ります。投資の世界では、資産の価格の変動(価格の上がり下がり)がどれくらい激しいかを示すために使われます。

投資における標準偏差の意味

  • リスクの指標:標準偏差が大きいと、価格が大きく変動することを意味します。つまり、リスクが高いということ。

  • 安定性の指標:逆に、標準偏差が小さいと、価格があまり変動せず、安定していることを示します。

4. 実際の例

例えば、ある株の過去5年間の年間リターンが次のようだったとします:

  • 年1:10%

  • 年2:12%

  • 年3:8%

  • 年4:15%

  • 年5:5%

  1. 平均リターンを計算すると:( (10 + 12 + 8 + 15 + 5) / 5 = 10% )

  2. 各年のリターンから平均を引き、その結果を二乗します。

    • 年1:( (10 - 10)^2 = 0 )

    • 年2:( (12 - 10)^2 = 4 )

    • 年3:( (8 - 10)^2 = 4 )

    • 年4:( (15 - 10)^2 = 25 )

    • 年5:( (5 - 10)^2 = 25 )

  3. 分散を計算します:( (0 + 4 + 4 + 25 + 25) / 5 = 11.6 )

  4. 標準偏差はその平方根:( \sqrt{11.6} \approx 3.41 )

この場合、標準偏差が3.41%ということは、年間リターンが平均からどれくらい離れているか、つまりリスクの大きさを示しています。
平均利回りが10%で68.1%の確率で±3.41%なる確率になります。こんなファンドあったらかなり優秀ですね。よく出てくるs&p500、25年換算だと大体8%の利回りに対して標準偏差20%超えてます。
リスクがある程度高いのを知っておきましょう!

5. 投資判断における活用

  • ポートフォリオの選定:標準偏差を使って、リスク許容度に応じた資産を選ぶことができます。リスクを取れるなら標準偏差が大きい資産を、安定を重視するなら小さい資産を選ぶと良いでしょう。

  • 比較:異なる投資商品のリスクを比較するためにも使われます。

まとめ

標準偏差は、投資におけるリスクを理解するための重要な指標です。価格の変動が大きいほどリスクが高く、逆に安定しているほどリスクが低いと考えられます。投資を行う際には、ぜひこの指標を参考にしてみてください!
ちなみに長期的に運用を考えている方出来るだけ標準偏差が低く世界基準8%を超えるここはかなり重要です!僕の考え方ではインデックスファンドはサテライト資産で考えるといいかなと思います。


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