見出し画像

#020【絵本】もりのなか/また もりへ

今日もホッコリ絵本の世界へ📚
絵本を読んだ記録として、感想を書いています。



まずは一言

昨日と同じくエッツさん作の絵本。
『もりのなか』が、わたなべしげおさんに手渡された件の絵本。
続きのお話が『また もりへ』です。


今日の絵本


『もりのなか』
『また もりへ』

マリー・ホール・エッツ ぶん/え
まさき るりこ やく
発行所 福音館書店(1963年/1969年)



感想

横長のオレンジ色の表紙とは対照的に、
中は、『もりのなか』をイメージした暗いモノクロです。

でもところどころ文章がクスっと笑えてあったかく、
絵もそれを更に感じさせてくれます。

「どこへいくんだい?」と、らいおんが ききました。
「ちゃんと かみを とかしたら、ぼくもついていって いいかい?」

『もりのなか』より

百獣の王ライオンは綺麗好き(笑
ぼくのおさんぽにたくさん動物たちがついてきます。

ラストはファンタジーっぽく、
今あったことはぼくの夢だったのか?
それとも大人には見えないだけなのか?と、
読者に少しの疑問を残しつつ、

「みんな待っててね。また今度さんぽに来た時さがすからね」と次の『またもりへ』につながります。
はやく続きよみたくなる^^



続編の『また もりへ』は、茶色の表紙。
ニッコリしたぞうさんとぼくが真正面から読者を迎えます。
見開きが疑問の答えを示唆しているような気もしながらめくると、エッツさんの捧ぐ言葉が。

あぁ。おそらくこの男の子たち2人のイマジネーションによって出来上がった絵本なのかなぁと感じました^^


動物たちは、ぼくを待っていました!!
今回もモノクロでしんとした深い森の中へ入っていきます。

動物たちのしぐさや表情が可愛くて、くすっと笑えます。でも、動物たちって・・・。

「みんな ほかに なにも できなくてもいいから、
ぼくみたいに わらってみたいんだって。
でも、だれも わらえないんだよ。 
とりも けものも、もりの どううぶつは だれも わらえないの」

『また もりへ』より


ラストにいつもぼくを森まで迎えに来るおとうさん。
その言葉は、疲れたパパママへ慰めとなり、子どもへの愛情があふれる文章でした。

2冊ともかわいくってほっこりして、
親子で読み継ぎたいオススメの絵本でした。スキ!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?