最近の記事

久しぶりに姉妹喧嘩

こんばんは、今日もお疲れさまです。 うっかり眩しい路地に出てしまったり、たまたま隣に座った人の挙動が気になり過ぎてしまったり、精神は不意なところで削られるから油断ならない日々です。 昨日の夜、妹と喧嘩しました。 よく、美容師や初対面の人間と話していると、姉妹や兄弟の話になって、「喧嘩とかするの?」と聞かれることがありますが、そんなにないかなって答えてるし、思ってる。だからこそ、喧嘩した時のダメージがめちゃくちゃでかい。 喧嘩の原因は、ドライヤーだ。 ある朝妹がドライヤー

    • 恋人の背中を踏む機会について

      どうしても書きたくて眠れなくなった。 私たちは、最近月5万円の小さな城を建てている(月5万円の家賃を支払い、六畳一間の小さなアパートに半同棲のような形で住んでいる)。 2か月前には何もなかったその部屋は、今では必要最低限かつ私たちが必要と認めたいとおしい雑貨たちに彩られ、着々と城っぽくなっている。 城とは、本物の城でなくて、私たちにとっての価値という意味で、タワマンでなくても広尾の豪邸でなくてもいいのだ。二人の価値観をすり合わせながら必要な雑貨をそろえた部屋を、城以外のなんと

      • 待つ犬の風情

         何をおいても犬が好きだ。将来犬と暮らせない未来なら、私はそんな人生を投げ捨てたってかまわない。神様、私を犬アレルギーにしないでおいてくれてありがとうございます。代償として猫アレルギーではありますが、私は犬でいいのです、犬がいいのです。たまらなく犬が好きなのです。  10歳から23歳までの間、うちの家には小さくてかわいいヨークシャーテリアがいた。趣味嗜好がバラバラな私たち家族にとって、犬に関してだけは意見を一致させ、真剣に話し合うことができた。あの子がいなければ家族が解散して

        • 書きたいこと

           つらい境遇の中にいても、切り取り方次第では素敵な思い出として後世に語り継がれる。事実を編集することの大切さを私に教えてくれたのは、1000年前の女流作家清少納言をおいて他ならない。  このところ大河ドラマでは、中宮定子サイドがどんどん宮中で追い込まれていく様が描かれているみたいだけれど、枕草子のどこを読んでもそんなことは書いていないのだった。傾く境遇の主を慕い続けて、楽しい思い出だけを書き残したのだから、素敵だ。  清少納言は多くの媒体できつい性格で描かれることが多く、その

        久しぶりに姉妹喧嘩

          眠るとき、手をつないだまま眠ること

          付き合い始めて半年になる恋人がいる。 一つ年下のかわいらしい見た目をした人で、私はその人の大きな目や、目がしらがすっと人筆で描いたような鋭さのあるところとかが好きだ。 彼が憂鬱そうにまぶたを半分くらい閉じて、その大きな瞳を閉ざそうとするとき、私は毎回、美しい目元だなあと思ってみていた。 前の彼女と別れきれなくてつらそうにしていたことや、複雑な家庭環境、特にお母さんとの関係に悩んでいるときなど。  彼に悲しい顔をさせる諸々の出来事は許せなかったけれども、彼の目はいつどんな時でも

          眠るとき、手をつないだまま眠ること