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学習計画を立てても うまくいかない?

 昨年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて64回目です。

 学習計画を立てようという呼びかけを何度かしています。
 ところが 生徒に聞いてみると
「そんなもの作ったって どうせうまくいかない。
だから つくるだけ無駄!」
と思っていることが よくあります。

 でも ちょっと待ってください。
 一度でいいから 学習計画を作って実行してみてくだい。
 そして どうしてうまくいかなかったを考えましょう。

「なんか 勉強ってさ ややこしいし わかんない」
「そうそう やる気が出ないんだよねぇ」
「モチベーションなんかないし」

 それって「やる気」とか「モチベーション」のせいにしてない?
〇〇をすればやる気が出てきてモチベーションも上がるなんて思ってない?
そんなこと言ったってやる気が出る「引き金」は待っていても出てこない。

 だいたい「やる気」とか「モチベーション」なんていう
目に見えないものに頼ったって
モヤモヤしてるだけで 終わってしまう。
 まず「行動」してみましょう。
 言い換えると 学習計画を実践してみましょう。

 その上で 過去に「うまくいった」ことがあるか思い出してみましょう。
「ちょっと勉強がわかった」
「集中できた」なんて ありませんでしたか?
学習だけでなくても そんなことはありませんでしたか?

 その時を再現してみましょう。
御飯がおいしかったとか
シャワーが気持ちよかったとか
好きな音楽を聞いたとか
ちょっとしたことが きっかけになっているかもしれません。
もしきっかけが見つかったら それを「学習」の前にやってみること。

①たまにやる気が出ない日があるという人は
 毎日 勉強をする前に決まった「お気に入りのなにか」をすると
それが行動の引き金になっていきます。

②いつも「やる気」が出ない人は
そもそもの生活習慣に問題がある場合が多いです。
 モチベーションの高い人の動画を見たり生活習慣を見直してみましょう。
 また 食生活とか睡眠習慣なんかが影響している場合があります。
 「糖質」や「オメガ6脂肪酸」の取りすぎに注意しましょう。

③普段と違うことに挑戦できない人は
 どうせうまくいかないとか
失敗したら笑われるとおびえている事が多いようです。
 だけど 人間の考える心配ごとって 実はほとんど起きません。
 なので 自分の挑戦について客観的に見直すことを勧めます。

 失敗は誰にでもあります。
 失敗をそのままにしておかず
 そこから 行動のきっけを作る「引き金」を見つけてみてください。

 

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ

 生徒たちは 失敗を恐れています。
 失敗したっていいんです。
 問題は そこから学び取らない点にあります。

 どんな些細なことでも 行動を起こさなければ 変化はありません。
 そのための着火点を 一緒になって探してみてください。 

                                                                                                                                                                                                                  
25.MAY.2022.ARAI