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学校では教えない学習の仕組み

 小中学生への学習支援で得た知見を基に

色々書き始めて168回目になりました。

 また、2021年03月15日から

毎週連続投稿を始めて165回目です。



 学校では、授業を通して学習していますよね。
 その中身は、実は人間が作ってきた歴史の中で見つけた、
生きてゆく上で、大切な物事を「文化」の切り口で見直し、
日本の場合「国語・算数・理科・社会と英語+体育・音楽・
美術・技術家庭・道徳」という科目別に組み直したものです。

 学校での学習はこうした仕組みで作られていますが、
実際の社会は、一つ一つが絡み合って動いています。

 例えば、
今の世界を作った大きな動きとして「民族大移動」がありますが、
最近では気候変化による食物欠乏が遠因らしいと言われ始めました。
 それは古代気象学と人口推移と遺伝子分析等から類推です。
 しかし各々は独立した学問分野にあり、統合しないと見えません。


 でもこうしたことを知るには、
一旦義務教育としての学校学習を経ないと手掛かりがありません。

 つまり、今皆さんは、大きな社会の動きを知る上での、
基礎的知識を手に入れている最中なのです。
 それはバラバラで直接生活に役立つとは思えないようですが、
これから知るであろう、世の中の仕組みの中で、
「生きる力」を自分で見つけるために役立つはずです。
 だから養育者としての親に対し「教育を受けさせる義務」を
与えているんです。

 でも「学校教育の仕組み」は授業では教えてくれません。
 だから、覚えることが多く、ややこしい授業が嫌になりやすく、
遊びに魅力を感じてしまうようです。

 義務教育での学習は、教科書が中心です。
 中等教育では、そこに書かれている事を基にして、
「一人一人がどう考えるか」を求められます。
 更に高等教育では「意味を見つけ価値を探る」
いわゆる「創造性」が求められます。

 これが「学習の仕組み」です。
ややこしいですが、知っていて損はありません。
 
★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 
 
実は、学校では「学習」の考え方は教えてくれません。
 そして、分断化された教科として授業を受けます。
 更に生徒は予習と復習をしている前提で、授業展開します。
 なので、なぜ授業についてゆけないのか?
その理由を気づきにくいのです。
 学習の方法論や、実際の学習方法を体験しているのは
皆さんです。

 一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。

 良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。

23.MAY.2027.ARAI