『私は私にしかなれない』

為末大さんの「諦める力」を読みました。

内容を私なりに抜粋すると

「諦める」というとネガティブな言葉のイメージがあるけれど、語源は“明らむ”→「明らかにする」ということ。
自分のことを俯瞰して正確にみて、自分が活き、生きていける世界を真剣に探すこと。それによってそれまでと違う道に方向転換することはネガティブなことではない。

いまの私にストンと入ってきました。

約一年半前に次女を妊娠して、ダンスレッスンを全て手放し、いま、まっさらです。今後仕事はどうしようか、何をして生きていこうか、ぐるぐる考えたけれど、やっぱりダンスが好きで。

ダンサーというと一般的に、かっこよくておしゃれで、カリスマ性のある華やかなイメージ。
でも、昔から「ダンスをやっている」と人に言うと、「ぽくないね!」と言われ続けてきました。「ヨガとかヒーリング系のレッスンしてそう」と。“癒し系”もよく言われます。
それ自体は悪いことではないし、単に私の特徴なのですが、「ダンスインストラクターとして」はどうなのか...と、もやーっとしていました。

でもずっとずっと変わらないことは、レッスンをするのが楽しいこと。
その空間のみんなとキャッキャと楽しむのが大好きなこと。
その上ありがたいことに、レッスンがわかりやすい・楽しいといってもらえる。

特段おしゃれなわけでもない。目を惹くオーラもない。
けれど、「ダンスを一緒に楽しむ」ことならできる!

ストンと落ちました。ここだなぁと。

レッスン復帰することは決めていたけど、やるからにはいわゆる「カッコイイ」「ダンサーっぽい」を目指さないといけない気がしていたのが、良い意味で割り切れました。

私は私にしかなれない。

ネガティブな感情からの言葉じゃなく、「事実」です。
無理矢理ポジティブになって「自分じゃないもの」を追いかけるよりも、「自分であること。その自分ができること」に向かったほうが、誰かに喜んでもらえることができる気がする。

ストン。

為末大さんの本に出会えたことに感謝します。
ありがとうございました。

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