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やっぱり楽しそうな人って最強だと思う

「ホンジュラス共和国」

挨拶は「ブエノス ディアス」

地理も歴史もさっぱりな私がこれを知っているのは、中学2年生のときの社会科の先生が、ホンジュラス共和国が大好きだったから。

今でもたまに思い出すこの先生。早川先生だったかな。
二十代半ばくらいのお兄さん先生で、歴史の授業中にちょくちょくホンジュラスの話を挟んでいました。

地理や歴史の授業に全く興味を持てなかったので、もはや話の内容は覚えていないのですが、先生の楽しそうに話す様子は覚えています。

教科書に沿って進めていたと思ったら突然「ホンジュラスではね〜」「ホンジュラスは〜」と、少し遠くを見て思い出を蘇らせながら、目をキラキラさせて話す姿が印象的で、先生本当にホンジュラスが好きなんだな〜と生意気にも微笑ましく見守っていました(話は入って来てない。笑)。

初授業での先生の自己紹介で、旅行でホンジュラス共和国に行って大好きになったことを話していて、「だからこの授業の始めの挨拶は、スペイン語にします」と楽しそうに言っていました。毎回嬉しそうに「ブエノス ディアース」と言う先生、可愛かった。笑

歴史の授業そのものは苦痛だったけど、先生が楽しそうにしているから、その時間・空間は苦痛じゃなかったです。これって今になって思うとすごいことだなぁと。嫌いな科目が、嫌じゃないのだから。

ひとつホンジュラス以外で印象的だったのが、先生が板書に使うチョークの色。
【白→ピンク→黄色の順に重要度が上がっていく】というのが、当時暗黙の了解で私たち生徒の中で浸透していて、みんなそのつもりで板書をノートに写していました。が、なんのきっかけだったか、先生が「え?そうなの?」とキョトン。全体のバランスを見て、その都度気分で色を変えていたことが発覚。同じ用語も、クラスによって違う色で板書していたそうです。テスト勉強に影響が出るじゃん!!と内心思いつつ、でもあのキャラの先生だから許せてしまう。天然先生でした。

今どうしてるかなー
嬉しそうに ブエノス ディアース って言ってるかなー

ああいう人になりたい。
子どもたちから「あの人 楽しそー」って思われながら仕事したい。

やっぱり、楽しそうな人って最強だと思った思い出話でした。


#忘れられない先生

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