【coxco+1】“夢”のような出来事でひらけた夢への道 :クララ ブラン Vol.12
皆さま、こんにちは。
「服のかたちをしたメディア」として、様々な社会課題を発信し皆さまと共に課題解決を目指すファッションブランド"coxco(ココ)”です。
この「+1」の企画では、独自のスタイルをお持ちの方に「わたしをつくる+1」をテーマに取材させて頂いたことを発信しています。
これまでの「トレンド」を追いかけ大量消費する時代から、自身の「スタイル」を築く価値観にシフトすることが、サスティナビリティへの一歩であると私たちは考えています。様々な方の「+1」を発信して、トレンドでないタイムレスなスタイル・価値観を拡げていけたらと思います。
前回は、スタイリストの木村舞子さんでした。
Vol.11 "体にも環境にも優しい選択を"
https://note.com/coxco_official/n/nd7c6e93497d5
第12回目は、クララ ブランさんです。
クララ ブラン/ 広告代理店勤務(プロデューサー/クリエイティブプランナー)、モデル
1994年フランス、パリ生まれ。
13歳の時に偶然見た「Yohji Yamamoto」のショーから日本とファッションに興味を持ち、大学在学中に交換留学生として一年間東京に留学。また、パリとロンドンでモデルやフォトグラファーとしても活動。大学卒業後には某ラグジュアリーブランドに一度就職したが日本で暮らす夢を諦めきれず、2019年に来日。現在は広告代理店に勤務し平日は会社員、休日はモデル活動やインスタグラムやTiktok、Youtubeで発信を行う。好きなことは、人生を冒険すること。
IG:https://www.instagram.com/klara_blanc/
TIKTOK:https://www.tiktok.com/@klara_blanc
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCeAA1RqTJMMNGKR9yPh9H5Q
“夢”のような出来事でひらけた夢への道
私の夢は、日本に行くことだった。そのきっかけをくれたのは、13歳の時に偶然見たファッションブランド「Yohji Yamamoto」のショー。そこからファッションと日本に興味を抱いて、大学生になってからは地元パリの大学に通いながら、モデル活動をして日本への留学資金を稼ぐことにしたんだ。モデル活動を始めたのは、19歳の時にSNSで某フォトグラファーからスカウトしてもらったのがきっかけ。当時は「何だか怪しいかも!」とモデルの仕事に対して思ってたんだけど、実際はそんなこともなく今も続けているよ(笑)。その後事務所に所属してパリやロンドンでモデル活動を始めたんだけど、シャイだったからか、3ヶ月ほどはオーディションへ行っても全落ちだったし、過激な食事制限もあって身体も心もボロボロになっちゃったの。今振り返っても、この時が人生でいちばん辛かったな…。
でも、どんなに辛くてもどうしても日本に留学したかった!その一心で諦めなかったの。
そんなある時、きっかけをくれた「Yohji Yamamoto」のオーディションを受けることになって、なんと合格!自分に夢をくれた「Yohji Yamamoto」が、モデルとして初めて受ける仕事になったの。それこそ、夢みたいだよね!
そこから本格的にモデル活動をして留学資金を貯めて、やっとの想いで日本に留学。初めて日本に来た時は本当に幸せで、毎日が冒険だったなぁ。まるで13歳から恋焦がれてきた人に会うような気持ちだったよ。
わたしらしさを育むパリ流「エフォートレス」の哲学
フランスを出て、日本で挑戦を始める日々は、言葉も文化も生活も、何もかも違ったけど、自分らしく生きれたのは「エフォートレス」の哲学を大切にしてきたからだと思う。「エフォートレス」とは、パリジェンヌが大切にする思想で、“肩の力を落とし、自分らしく生きること”。これは、パリに暮らす家族や、街並み、人々から、自然に教わった。自分の心もエフォートレスに身軽に。外見も、基本はシンプルなファッションに赤リップ、マスカラ、髪の毛も軽く結ぶ程度。いつも、“頑張り過ぎない”くらいが好き!
きっとこの「エフォートレス」のスタイルを軸にしているから、誰かと比べたりもせず、自分らしく生きられるのだと思う。私は誰かを目指しているわけじゃなくて、いつも自分との戦いで、自分自身をレベルアップしていきたいんだ!
わたしを作る+1は、シンプルなジュエリー
「エフォートレス」なスタイルの基本は、エレガント&シンプルということ。そこに、お気に入りのジュエリーを合わせるのが好き。良いものを長く使いたくて、20歳ぐらいから集めてるんだ。昔から使っているジュエリーは、傷ができてくるけど、その傷も好き!だってそれは、自分がそのジュエリーと歩んできた証だから。
ジュエリーも、シンプルで、どこか癖があるものが良くて、みんなと同じではない方が好き。ちょっと変わったディテールだったり、特別なストーリーがあるものを纏いたい。
“お守り”として纏うストーリーのあるもの
だから、ストーリーのあるcoxcoのTシャツは素敵!素材が柔らかくて快適だし、ちょっとオーバーサイズに着てもカジュアルになりすぎないところが好き。腕も太く見えないような仕様で、丈と袖の余白がちょうど良い。あとは、背中のバーコードの仕掛けもワクワクするよね。インドのオーガニック農家さんの支援や、売上の10%がフィリピンで開校されるファッションスクール「coxco Lab」のサポートに繋がるのも、着ていて嬉しくなる!
私にとってファッションは“お守り”みたいな存在。エフォートレスでエレガントで、ストーリーのある服を“お守り”として着て、これからも自分の高みを目指していきたい。
将来は、アートと広告の新しいジャンルの仕事もしてみたいし、新しく出会う素敵な方達と一緒に、世界で挑戦もしていきたい!私の将来の夢は、日本とフランスを繋げることで、その過程の一つとして「ATELIER ROUGE」というジュエリーブランドも立ち上げたんだ。「ジャポニズム」をテーマに、アーティストの作品から受けたインスピレーションを耳飾りに落とし込んだブランドで、岐阜県の職人さんに作ってもらってるの。
“お守り”のような服とジュエリーを纏いながら「フランスと日本を繋げる」という夢に向けて、これからも挑戦していきたいな。
クララさん着用のTシャツはこちら
(Unisex Mサイズご着用)
coxco Standard "とっておきの、スタンダード。"
”Standard”のアイテムは、今までのシリーズ企画とは異なり、
年中販売予定の定番型アイテム。定番型も、コンセプトである #服のかたちをしたメディア として社会課題をテーマにモノづくりを行い、また非営利団体への寄付につながる仕組みにしました。
今回のテーマは「綿農家の貧困・人権問題」。農家で大量の農薬や化学肥料の使用により、大地汚染や農家の健康被害問題が起きており、特にインドの綿農家では農薬や化学肥料の購入の借金苦により、毎年約3万人以上の人々が自ら命を絶っているという現状があります。
この事実をより多くの方に伝え、また共に解決につながる取り組みを目指し、今回はTシャツの素材の綿部分にインドの綿農家がつくったPBPオーガニックコットンを使用しました。このオーガニックコットンを使用することで、一般財団法人PBP COTTONを通じインドの綿農家の有機農法への転換支援や、農家の子どもたちの就学・奨学支援にもつながります。
また、売上の10%は連携NPOが来年フィリピンに開校予定のファッションスクール「coxco Lab」設立・運営費に充てさせていただきます。ファッションを楽しみながら少しでも社会が良くなるアクションを、一緒にしていきませんか?
▼Standardシリーズを全てみる
https://coxco-official.com/collections/standard
きっと、皆さまをつくる「+1」はさまざまですが、coxcoを纏うことで「地球環境や人を想った服を着る」という意思の表現に繋がると嬉しいです。
#coxcoplus1 #サスティナブル #サスティナブルファッション #エシカル #クララブラン
・Official Instagram
・Official Online shop
Credit
Guest:Klara
Photographer:Yu Nagai
Text:Azu Satoh
Interviewer:Ayumi Nishigawa
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