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「コロナかも」からホテルに行くまでの、12のできごと

こんにちは。コロナにかかったニートです。

ホテル療養を終えて早5日。嗅覚異常、痰のからみやすさ、疲れやすさ、頭痛などがありますが、感染力はもうない状態なので、普通の生活をしています。

そんな私ですが、つい2週間ほど前は非常に体調が悪かったわけです。

深夜に「もうやだ…」とひとりで、25歳にもなった女が泣いてしまうくらいには、体調が悪かったのです。


さて、今回お話したいのは、私がそれから数日でとった行動についてです。

体調が悪くなってから、どのようにしてホテル療養にいきついたのか。時系列順に、詳しくお話しようと思います。

結構細かいところまで書いたので、全部読むと少し長いです。
本当に経緯だけ知りたい方は、下記の目次を参照していただければと思います。

①12月7日(月)25:00|体調が急激に悪化

その日は友人と2人で夕食を食べて、まっすぐ家に帰った。

咳は少しあったけど、3日ぶりに外に出た日だったので「冷たい空気を久々に吸ったから、喘息が悪化しているんだろう」と思っていた。
頭痛も軽くあったけど、生理のせいだと思って鎮痛剤を飲んで落ち着かせていた。

友人には事前に「そんなわけで少し体調が悪いんだけど、夕食やめておく?」と断りを入れていた。
「私は気にしないよ。無理だけしないでね」と言ってくれたので、予定通り夕食に出かけた。

この優しい友達を、後に濃厚接触者にしてしまうなんて、思いもしなかった。


帰ってきたときにも体調に問題はなく、シャワーに入って、ベッドにもぐり、当時出張中だった彼と長電話をしてた。

少し夜更かししすぎたなと思った25:00頃。彼とちょっとしたことで喧嘩になってしまい、ひとりで電話を片手に泣いてしまって。いい歳した女が、まったくお恥ずかしい話です。

普段泣くと少し頭がぼーっとしたりするけど、それにしてもおかしい。立ち上がっても足に力が入らないし、なんだか下半身が全体的に痛い。

熱をはかってみたら、もう38℃もあった。

その時の症状は以下のとおり。

・38℃の熱
・全身の倦怠感
・ひどい悪寒
・下半身の痛み
・頭痛
・咳
・鼻水

この時点で「もしかしたら」と思った。

必死にツイッターやグーグルで検索をした。

「味覚や嗅覚は正常だから平気」「いやでも下半身の痛みって症状もあるみたいだぞ」「どうしよう」と、いろいろ考えた。

結論。
「今あわてても仕方ないし、寝れば治るかもしれない。今のうちに学校に欠席のメールを入れて、保健所の番号だけ調べて寝よう」ということになった。切り替え大事。

②12月8日(火)14:00|保健所に電話

夜更かししたことと体調の悪さもあって、翌日は昼過ぎにベッドを出た。

熱は、36.5℃。安堵した。

と同時に「じゃあこの全身の倦怠感は何?」と不安になった。

前日の症状はそのまま、体温だけ平熱になったのだ。

体感は38.5℃くらいの辛さ。立ちあがるとうまく歩けない。


熱がないのに、こんなの絶対おかしい。


そう思って、体温計を置いてすぐに札幌市の保健所「#7119」に電話した。


優しそうな女の人が電話にでて、
・現在の症状
・症状の発生時期
・かかりつけに行くか、病院の紹介を希望するか
をきかれた。

感染経路はこの段階では一切きかれなかったけど、自分から「ここだと思います」という話はしたような気がする。


もちろん、病院の紹介とPCR検査をお願いした。

すぐに自宅近くの病院を紹介してくれて「ここは小児科だけど、大人の人も見てくれるから」と丁寧に教えてくれた。


電話の切り際に「コロナの疑いがある場合は、必ず先に病院に電話をしてから行ってください。断られることもあるので。大丈夫だと思うけど、万が一断られたらまたお電話くださいね」と優しく言われた。

保健所の人って勝手にこわいと思っていたけど、その人の優しい口調でずいぶん落ち着くことができた。ありがとう。

③12月8日(火)14:20|紹介先の病院に電話

また優しそうな女の人が電話に出た。また現在の症状、発生時期、PCRを受けるかきかれた。もちろん受けるに決まってる。

「初診の方は本日15:00最終受付なんです。すぐ来られますか?」ときかれたけど、もちろんすぐいく。むしろお願いすぐ診て。

最後に「感染予防のため、コロナの疑いがある方は車でお待ちいただくことになっています。自家用車かタクシーで来られますか?」ときかれた。
自家用車はないし、実家は遠くて頼めない。仕方なくカーシェアで行くことにした。

「わかりました。では病院の駐車場についたらお電話ください。外まで看護師が伺います」と言われて、電話は終わった。

カーシェアを借りるのはどうかと思ったけど、タクシーを頼んで運転手さんにうつしたり、不安な思いをさせるよりはマシだと思った。

布マスクと不織布マスクを2枚重ねにして、手袋をはいて、次亜塩素酸のスプレーとウェットティッシュを持参して、すごーく事故に注意して運転していった。

④12月8日(火)15:00|病院でPCR検査を受ける

言われたとおり、駐車場について電話をすると、5分ほどで看護師さんが出てきた。青い防護服を着て、フェイスシールドとマスクとゴーグルをかけた看護師さん。

「体調悪いのにごめんね、今ちょっと混んでて、待たせちゃうかもしれないけど大丈夫?問診票私がかわりに書くから、いろいろ教えてね」

と、半分だけあけた窓ごしに、症状などをきかれた。

体調は大丈夫じゃないけど全然大丈夫。連日医療体制がひっ迫しているというニュースばかり見ていたので、むしろ対応してくれるだけでとてもありがたい。

この時に保険証も渡した。看護師さんが窓のそばでポリ袋をひらいて「ここにいれてね」と。そんなふうに、私以外は直接保険証に触れない形で渡した。看護師さんは袋の口をしっかり縛ってから、それを持って中に入っていった。

次に戻ってきたとき、看護師さんから「この容器の、1番下の線くらいまで唾液を採取してね」とこんな容器を渡された。

1番下の線くらいって少し大変な量だったけど、まあなんとかなった。
※手袋をしていたらうまく容器が扱えなかったので、唾液の採取時だけ手袋をはずしています。

「あの、インフルみたいに綿棒を挿す、痛い検査をすると思って覚悟してきたけど、痛くなくていいですねこれ」というと「あれは30分くらいですぐ結果がでるけど、一部の機関でしかやってないの。でもこれも、明日の午前中には結果がでるから」と教えてくれた。

「それから先生が『今日は診察はないから帰って結果を待っててね』だって」と言われた。

聴診器をあてたりという普通の診察をすると思ってたけど、こういう形になるのか。

それから唾液の入った容器をまた袋にいれて、診察代と薬代も袋にいれて、看護師さんの用意しておいてくれたおつりと薬を受け取った。

PCRは保健所からの紹介なら無料。なので、今回かかったお金は診察代+薬代でたったの2300円だけだった。
すごくお金がかかったらどうしようと思ったけど、よかった。決心して病院にきてよかった。


「ごめんなさい、迷惑かけて」と帰り際に言うと、

「いいんだよ。それよりなんともないといいねえ。また明日の午前中、結果連絡するからね」と言ってくれた。


体調を崩してから、直接もらった初めての優しい言葉。

ちょっと泣きそうになったのを、今でもよく覚えてる。


⑤12月9日(水)10:30|陽性の連絡

この日は電話で起きた。
電話番号は、病院のものではなかった。

この時点で嫌な予感がした。

電話にでると、保健所の人だった。


「残念ですが、陽性でした」と電話口の女の人は静かにいった。


私はひとりで「あちゃー!ほんとですか!陽性ですか!うわー!」と、片手を額に当てて騒いでいた。落ち込むというよりは、悔しいというか、食卓でうっかりお味噌汁でもこぼしてしまったかのようなテンションだった。

それから「こちらの調整が完了し次第ホテル療養になりますが、大丈夫ですか?」と言われた。

正直、いやだった。

ホテルのお部屋は家に比べると狭いし、日当たりが悪いだろうし、家の方がよっぽど快適で気も滅入らないだろうと思った。

それで、ちょっと正直に伝えてみたら「症状と一緒に医師に確認して、また連絡します」と言われた。どうやら、札幌市は自宅療養も場合によっては許可しているらしい。

濃厚接触者の扱いについても、この時に確認した。

・名前、住所、電話番号を確認
・PCR検査のキットが1~2日後に自宅に送られる
・結果が出るまで外出制限はしないが、体調とよく相談してほしい

とのことだった。

最後に「このあと別の者から感染経路確認の電話があります。そのときに濃厚接触者も確定するので、むやみにご友人に連絡したりしないでください」と言われて、電話を終わった。


⑥12月9日(水)10:45|絶対濃厚接触者な友人に電話

とはいえ、発症直前に一緒に2時間ほど食事をしていて、ごはんのシェアまでしてしまったあの子は絶対に濃厚接触者。

ということで、すぐに電話をいれた。

「マジ?体調大丈夫?私は全然なんともないけど、一応職場には休みをもらっておこうかな。治ったらまた会おうね」といってくれた。

その時に友人から、
・フルネームと漢字
・携帯番号
・住所
をきいておいた。おかげでこのあとのやり取りはスムーズになった。

しかしやっぱりむやみに連絡していろいろな人を不安にさせたり、混乱させたりしてしまうのはよくないので「確実な濃厚接触者」以外は、連絡を控えてほしいなと思う。

⑦12月9日(水)11:00|職業訓練校関係への電話

私は名前のとおりニートなのだけど、職業訓練校というところに通っている。簡単に言えば、ハローワークが斡旋してくれる無料の学校だ。

発症日の午後には学校に3時間だけいってたので濃厚接触者がいるかもしれないし、しばらく欠席せざるを得ないので、学校に電話した。

学校と、ハローワークそれぞれに連絡した。

私のクラスは、私のせいで午後から休校になった。

罪悪感はあったけど「今はもう誰がいつどこでかかってもおかしくない状況だし、偶然今回は私がかかっただけなんだから」と言い聞かせた。

職業訓練校の対応の話は、また別の機会に書こうと思う。とりあえず、このタイミングで連絡をいれておいた。

学校に通っている人、働いている人は、多分このタイミングで連絡をいれるのが一番スムーズでいいと思う。濃厚接触者の確定までは少し時間があくし、なるべく早めに報告しておくのが吉。

⑧12月9日(水)16:00|感染経路確認と、濃厚接触者確定の電話

少し休んで夕方。感染経路確認の電話が来た。

今までとは別の、知らない番号だった。

保健所はどうやら、役割ごとに違う電話番号を使っているらしい。こちらから折り返したりできるよう、知らない電話番号から連絡が来たら、都度アドレス帳に登録しておくと便利。

この電話では、

・1.5週間前までの行った場所
・滞在時間
・そのとき一緒にいた友人の名前(特に本人に連絡はいかないが、一応名前だけ控えておきたいらしい)

を確認された。

さすがに1.5週間前の記憶はおぼろげだったけど、スケジュール帳、友人とのLINE、カメラロールの写真などから記憶をたどっていった。


この時濃厚接触者の確定もしたのだけど、やっぱりあの友人はアウト。あらかじめきいておいた名前、電話番号、住所を伝えた。
後に聞いた話だけど、このあと割とすぐ友人のところに保健所から連絡がいったらしい。


そういえば、濃厚接触者の判定をするとき、ひとつ驚いたことがあった。

「12月7日は午後から学校に行ったんですね。その時マスクは外しましたか?」

私「マスクは時々飲み物を飲むとき以外、外してないです。昼食も教室ではとっていませんし」

「わかりました。ちなみに、マスクはどんな素材のものをつかっていましたか?」

私「ジャージのような生地のマスクです」

「あー…じゃあ、周りの席の方も濃厚接触者にあたります。布マスクは飛沫を結構通してしまうので、こういう時にはつけていないのと同じ扱いになるんですよね」


なんだそれ。初耳だ。

というわけで、布マスクやウレタンのマスクは、濃厚接触者判定時にはつけていないのと同じ扱いになるらしい。少なくとも札幌では。

洗えるからと張り切って10枚も買ってしまったけど、もう使えないなあと思った。

それならそれで、もっとその情報を周知してほしい。街にはスタイリッシュに黒のウレタンマスクをつける若者や、洗える布マスクやかわいい手作りマスクを使う奥様が山ほどいる。あれ全部意味ないなんて。頼むからもっと広告だしてもっと周知して、札幌市。

⑨12月9日(水)20:00|母の差し入れ

母から「明日なにしてる?」と連絡がきたので「コロナでーす」と笑って答えた。そりゃあまあ、心配をされた。

「なんかいるものある?」と言われた。昨日から悪寒がひどくて毛布がほしいと思っていたし、野菜もお肉ももうなくなりそうだった。
ので、実家は遠いから申し訳ないけど、差し入れをお願いした。


20:00。母が私の家の玄関前に荷物を置きにきてくれた。

お礼を言おうと、玄関前から少し離れたのを確認してからドアをあけた。

たわいもない話をして、母は帰っていった。これが人間と直接会って話した、最後の記憶だ。これ以降ホテルを出るまでは、電話かパーテーション越しでしか、人と話すことはなかった。

実家の毛布を1枚貸してくれればよかったんだけど、母はニトリのNウォームのいい毛布を買ってきてくれた。おかげでこの日は久々に震えずに眠ることができた。ありがとう母。ありがとうニトリ。

なべ焼きうどんにもたくさん野菜を入れた。母が「牛肉これしかなかったの」と、やたらとおいしそうな和牛を買ってきてくれたので、それも入れた。

たくさん食べておけば治るだろうと、4人用の土鍋で作ったなべ焼きうどんを、ひとりで平らげた。食べすぎだけど、案外元気な証拠。いややっぱり食べすぎだな。

⑩12月10日(木)12:00|療養先のホテル決定

また、知らない番号から連絡がきた。あとでまた登録しなきゃ、と思った。

電話口の男性は「療養先のホテルが決定しました」と私に告げた。

私は思わず、慌てて「自宅療養でお願いしていたんです」と伝えた。

すると「連絡不足ですみません。結局医師に相談したところ、若い方ですが喘息をお持ちで急変のリスクもあるので、中等症患者用のホテルで療養していただいた方がいいという話になったのです」と言われた。

続けて「中等症用のホテルには、医師と看護師もいます。すぐに対応してもらえる環境ですし、食事もでますから、ご自宅より安心して過ごせると思いますよ」と言ってくれた。

ホテル療養への不安は大きかったけど、お兄さんがそういうなら…と思って、しぶしぶ了承した。わがままばっかり言ってすみません。


自宅からホテルまでは送迎してくれるらしい。送迎について言われたのは以下のようなこと。

・明日の朝か、昼過ぎに迎えに行くことになる。決まったら連絡する
・今日の夕方に連絡が来れば明日の朝、今日連絡がなければ明日の昼過ぎに送迎になる
・相乗りの場合はハイエース、ひとりの場合は普通のタクシーで迎えにいく
荷物運びは感染防止のため手伝えないから、ひとりで運べる量にして
・到着10分前になったら運転手から連絡する
・待ち合わせ場所は自宅前か、近くの路地になるけどどっちがいい?

このあたりはまた後日、ホテル送迎の記事で詳しくお話しようと思います。


⑪12月10日(木)17:00|体調が心配になってきて、保健所にもう一度連絡

今までなかった、肺の痛みが発生し始めた。

喘息持ち的には、とても不安になるやつ。


さっき「自宅療養がいい」とわがままを言っていたけど、ホテル療養にしてもらってよかった。

ホテルにはレントゲンの機械などはないときいていたので、ホテルに行く前にレントゲンを撮ってくれる病院がないか、ホテル調整担当のお兄さんに電話してみた。

「その件は、#7119までお願いします」と言われた。

#7119にかけると「ここではわからないので、こっちの番号にかけてください」と言われた。

こっちの番号にかけると、さっきのお兄さんが電話に出た。

間違えたかと思ったけど、間違えてなかった。

要するに、たらいまわしってやつ。

ここまでスムーズに対応してくれていたから、こんなこともあるのかと少し驚いた。


結局、お兄さんが看護師さんに相談してくれることになった。

このお兄さんには1番お世話になった。

こちらの気持ちに寄り添いつつ、保健所のできることとできないことを教えてくれて、わからないことも適当にぼやかさず「確認してきます」と言ってくれた。

たらい回しになったときも「あーーー……そっか、それはすみません。わかりました、こちらで何とかします」と言ってくれた。

今でも名前や声を覚えている。電話は忙しいだろうから、お礼の手紙でも書こうかなあ。


10分後、看護師さんから折り返しの電話がきて、症状などをきいてくれた。

「申し訳ないんだけど、コロナの人がかかれる外来はないの。もしレントゲンを撮るとしたら、入院をすることになる。でも、ベッドは数週間待ち。だから申し訳ないけど、今レントゲンを撮るのは難しくて。

不安だと思うんだけど、今日の夜なにかあったらいつでも救急車を呼んでいいし、明日ホテルにいけばお医者さんもいるから。それまで少し我慢して過ごしてほしい」

……看護師さんはずいぶん上手に優しく諭してくれたけど、今思い返せばこれ、要するに「今やれることはないから我慢して」ということだな。なかなかつらい。


それでも当時は看護師さんの優しい声にほっとしたし、もう保健所の方に手間をかけさせた申し訳なさもあって、大人しく電話を切ることにした。

さいわい、その日の夜もそれ以降も、急変することはなかった。

でもコロナだからレントゲンも撮れないってのは怖いな。改善されればいいけど。


そんなことを思いながら、もそもそと荷造りを開始した。荷物の中身は、こちらの記事に。

この日は送迎時間の連絡がなかったので、明日の昼過ぎの送迎になるということが決定した。

⑫12月11日(金)10:30|ホテルへの送迎の時間決定の連絡

この日もまた、保健所からの電話で起きた。

ホテルへの送迎の時間が決定したそうだ。14:00。


荷物の準備は終わっている。

お昼ごはんを食べて、出張から彼が戻ってきた時のために部屋を消毒して、出かけるのにはちょうどいい時間だ。


この日は天気がよかった。外を散歩したいと思った。「本当だったら今日の夜も友人と会う予定だったのに」と窓の外を見ながら思った。

1週間の出張に行っていた彼も、明日帰ってくる。この日をずっと待ちわびていたのに、私のせいで会うのが延びてしまったと思うと、とても悲しくなってしまった。

あんな密も密な空間にいかなければよかった。すぐに引き返せばよかった。取材もやめておけばよかった。

先には立たないどうしようもない後悔をしながら、迎えの車を待った。


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以上が、ホテルに向かうまでの流れです。

少し長くなってしまいましたが、より詳しくイメージしてもらえればと思いながら書きました。



さいごに

ここまででお伝えしておきたい大事なことは3つ。

(1)コロナの疑いがあるときに外来にかかる場合は、必ず事前に病院に電話をして指示をあおぐこと

(2)保健所の電話番号は役割ごとに異なるので、折り返しなどができるように都度連絡先はアドレス帳に登録しておいた方が良い

(3)布マスク、ウレタンマスクは非着用と同じ扱いになる。不織布マスクをつけるようにしよう

の3点です。他にも気が付いたことがあれば、随時追記していこうと思います。



それから、今回私は運良くスムーズに対応してもらえたけど「熱があるのにPCR検査を断られた」などという話も耳にしています。

そのあたりの基準がよくわからなくて、私もさすがに憤りを感じてます。
発熱あるのに断られるって、もう何を基準にしてるんだ。もう。

なので、そういうこともあると覚悟の上、お電話をしてください。断られたとしても、あなたが何か悪いわけではありません。

保健所へ電話する・しないの基準は本当にあいまいなので、戸惑う方も多いと思います。

「これは普通の風邪かな」「自主的に外出制限した方がいいのかな」と、いろいろ迷うと思います。


どうだったら電話をした方がいいのか、というのは、私にもわかりません。ごめんなさい。

そこはもし、この記事を役所の方がご覧くださっているのであれば、ぜひ改善をお願いします。お願いだから「電話をする基準」「PCRを受けられる基準」「濃厚接触者の基準」など、諸々の基準を明記してください。

「この場合は電話をしてほしい」「こういう症状があればPCRを受けられる」と先にHPに記載しておけば、保健所への無駄な電話も減り、業務の圧迫も改善できると思います。

全ての必要な方にPCR検査を受けていただくためにも、本当に改善してください。北海道!札幌市!


…だから私に今言えるのは、「不安に思ったら電話をして、症状を明確に伝えてみてほしい」です。

1番よくないのは、身動きとれないでいるうちに体調が悪化して、どうしようもなくなってしまうこと。2番目によくないのは、自分で誤った判断をして感染を拡大させてしまうことです。


どうにもならなくなってしまう前に、まずは電話をしてみてほしい。断られて悲しい思いをするかもしれないけど、PCRを受けたいと、がんばって伝えてみてください。


家族、お友達、職場の方、みんなを守るために、一般市民の私たちに今できるのはそのくらいです。


あとは、私のツイッターやnoteでも眺めながら「ホテルってこんなところなんだ、へー」と思って、なんとなしに心の準備だけしておいてもらえればと思います。


もし、どうしても不安なことがあったら、私にDMなんかをくださってもいいので。ひとりで悩まずに、冷静に正しい判断をしてもらえればなと思います。


それでは、また次の記事も、よかったら。



私に、コーヒーを一杯ごちそうしてくれませんか。