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S, 査読論文のみで知るコロナ後遺症の機序と治療法①~抗ヒスタミン薬の4本の臨床論文の比較検討と2つの作用機序~
はじめにこのnoteは、『査読論文のみで知るコロナ後遺症の機序と治療法』の第1弾、抗ヒスタミン薬でコロナ後遺症を改善させた4本の臨床論文とその機序を説明した記事です。 この記事で具体的に記されているのは主に以下の2つの論点です。 抗ヒスタミン薬を使用してコロナ後遺症を完治or改善させた臨床論文が現在のところ4本存在する。この4本の論文すべてで、処方薬や用量が異なっている。これらを一覧にして比較検討し、何を試すべきか、選択肢を整理して提供する。 「どうして抗ヒスタミン薬が
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S, 査読論文のみで知るコロナ後遺症の機序と治療法②アルギニン~3本の臨床論文と3本の検査結果で考える改善理由とPEMの原因(暫定版)~
はじめに(暫定版用)アルギニンの記事が、ほんとにあと少しで出来上がります。 現在、PEMの原因(の1つ)を論証できるあと一歩手前のところまできています。 約一ヶ月半、毎日論文と向き合い、朝から執筆に打ち込み、ようやくここまできました。 少し時間がかかっていますが、コロナ後遺症治療を前進させ、患者の治療状況を改善するために、絶対に必要な時間だったと思っています。 来月と再来月は、ブレインフォグの患者でも読みやすい長さの記事を中心に書いていきたいと思っています。 ひとまず
有料350ブレインフォグに対する認知トレーニングを行った臨床論文の紹介と「負荷をかけたペーシング」の重要性とリスクについて
今回は、ブレインフォグに対して認知トレーニングを行った論文を紹介し、この論文を参考にしながら、コロナ後遺症における「負荷をかけたペーシング」の重要性とリスクについての記事となります。 コロナ後遺症におけるPEMと(適切な)負荷をかけたペーシングコロナ後遺症におけるPEM コロナ後遺症の症状の1つに、PEM(post exertional malaise)と呼ばれるものがあります。 日本語訳すると「労作後疲労」になりますが、多くのコロナ後遺症患者がこのPEMを抱えている(あ
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