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年の差恋愛10~年下彼女とのプレセックス

「20歳年の差W不倫のリアル全部書く」シリーズも、皆様のおかげで、10話まで続けることができました。皆様からの「スキ」が書くことへの原動力になっています。ありがとうございます!

LINEラッシュで幕を開けた2020年。
年明けの施術で店外でのデートの約束を取り付けました。人目を避けるようにこそこそするよりは、大勢の中に紛れてしまった方がむしろ目立たないというか、万が一の時も言い訳がたつというか、いや、いきなりふたりきりになる意味も必要もないという気持ちもあったので、普通に当時はやりのパンケーキが食べられるカフェを最初のデートに選びました。

「アラフィフ男がパンケーキ?」

という突っ込みが聞こえてきそうですが、無類のスイーツ好きですので(血糖値的には控えなければいけないのですが…)、こういう機会にかこつけて流行りのものなら試してみたいというものです。アラフィフ男ひとりでパンケーキはちょっとアレなので、もしかしたら、これも年の差恋愛のメリットかもしれません(笑)

2度、3度とそういったかわいいデートを繰り返しましたが、ある日、とある公園でふたりの距離が堰を切ったように詰まることになります。

夜の公園の駐車場。
それは、ただただ手を握っただけ。
そう、手を握っただけ。

彼女の手からは温度はもちろんですが、汗の湿った感じが伝わってきて、そして次第に、乱れた呼吸の震えた感じが伝わってきました。

感じている様子。

握る手に強弱をつけ、指先を立て、掌をなぞり。

声を押し殺しているのが明らかに分かります。

彼女が濡れていたかは分かりません。
しかし、間違いないことは、触っているのは「手だけ」ということ。お互いの手と手を通して、お互いを求める気持ちを確認できた瞬間でした。

これが二人のプレセックス。
体を重ねる前に、NOキス、NO愛撫。手だけで感じあうスタイルが、こうして出来上がっていくのでした。

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