"やらされ"から卒業するために
「人生の不幸せの方程式の解は、"やらされている"ことだ」
そんな言葉を目にしました。
「”やらされ”からの解放」は私の大学生活の中で取り組んできたテーマでもあります。
今回は、「”やらされ”からの解放」のために私が考えてきたことをまとめてみました。
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現在の学校教育では、与えられた課題に従順に取り組むことに重きが置かれています。
私も従順さの価値を盲信していました。
一生懸命勉強をして、テストで高得点が取れれば得意げな気持ちになります。
とにかく、やらなければいけないことを言われた通りに遂行することを第一に考えていました。
しかし、大学入学と同時に、従順さに対する評価は一変し、放任されます。
大学生の誰もが経験する就職活動では、
「どんなことを頑張ったの?」
「将来何がやりたいの?」
というように能動性が評価されることになります。
いや急にそんなこと言われても!!サークルやってただけだし!!
と思う人も多いはず。
私も、大学2回生のときからずっとそう思っていました。
サークル楽しいしなあ、やりたいこと特にわからないしなあ、
商社に行ってお金稼げたらいいかなあ、という甘い考えを抱いていました。
不思議なことに、(甘い考えの中とはいえ)
お金を稼げれば人生幸せ
という明確なゴールは見えているはずなのに、モヤモヤ感が拭えませんでした。
いわゆる”エリート”キャリアを積んでいる一部の先輩方の人生が羨ましく思えかったのです。
それもそのはず、年収、安定というようなただ1つの尺度に依存して生きることは、「やらされ」の中で生きることになるからです。
日常全てが「年収」のため、「安定」のため、、
という風に1つの尺度に帰結され、それ以外のものが苦になるからです。
苦しい仕事を忘れるための休日
苦しい仕事の愚痴を吐くためのSNS...
これ以外、道はないのでしょうか。そう結論づけるには早いですよね。
そこで、大学2回生の夏から、それ以外の生き方もあるはずでは?という仮説を持って大学生活を過ごすことにしました。
私の得意なことは?嬉しくなる瞬間は?将来どんな人になりたい?
そういった自分に対する問いに答えられるようになりたいと思いました。
ですが、その自分に対する問いに答えることがとても難しかったのです。
その問いの答えを、自分と似たような人生を歩んできた、同世代の友達に求めることは難しいと思い、自分とは違う生き方をしてきた大人に会いに行くことにしました。
・林業
・ゲストハウス運営
・伝統工芸士
・家具デザイン会社
とにかく色々な方と直接会って、お話を聞き、仕事を体験させてもらいました。
その中で、他の見方、考え方をを知ることで自分を相対化していきました。
相対化によって、自分の得意なこと、苦手なこと、嬉しいことが少しずつ見えてくるようになりました。
特に得意なこと、好きなことの発見はとても大きいものでした。
そういった発見は、
「私、留学にいきました!」
「〇〇で勝ちました!」というような”経験のラベリング”よりも確かな収穫を与えてくれました。
「〇〇作れます!」
「キャンプが好きです!」
(人とのこういうコミュニケーションが得意だな、)
という小さな自信は、自己理解を深め、自分の進むことができる方向を示してくれます。
つまるところ、他者との協働経験の中で自分を相対化することで、自分の特徴を理解し、やらされから卒業することができました。
今いる環境を飛び出し、内省し続けることで、これやりたい!が見えてくるのではないかと思います。
これからも、新しい知見を探して、進むことのできる道を1つずつ、増やしていこうと思います。
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