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渡航準備編 - はじめての海外転居!引越し業者選びと夫婦の役割分担・やることリスト

こんにちは。毎日暑い日が続いていますね。土日1歳児が外に出たいというものの火傷する暑さなのでワンオペつらい日々です。

前回のコラムでご紹介した「地面師たち」見たいけど英語の勉強もしたいから「日本語音声/英語字幕」で英語スピーキング(シャドウイング?)はなかなか教科書には載っていない粋な翻訳であり!でした。
でも内容が後半につれて超ハードなので精神衛生的には。。。後半数話はシャドウイングするのも😨で無理でした。。キャストどハマりでしたけどね。

さて、今回は今我が家で絶賛行われている「はじめての海外転居に向けた引越し業者探し」についてです。

かなり長い文章になってしまったので、必要な箇所だけ読んでください。


前提:我が家のケース

最初に我が家のケースをおさらいです。
下記の記事にて自己紹介させていただいていますが、下記の通りの前提条件です。

  • L-1Bビザ取得予定、米国本社の中小企業

  • 現時点でGreenCard(永住権)スポンサーなるよ!と親会社からサポートあり

  • 家族構成:夫、妻(フルタイム勤務)、中二男子、1歳娘

今の段階でモヤるのが「何年、海外にいるかわからない😇」こと。
大企業で「君、3年の任期で〇〇に行ってくれないかね?」だったら、ある程度見込みをたてることができますが、グリーンカード取得前提になってる(けど、夫はそのつもりは曖昧)。
現時点で夫は何度も現地勤務を繰り返しており、今も海外出張中。「海外赴任したけどミスマッチが起きて、早々に帰国」のケースは少なそうです。
ただ、多感な息子もいるので大学入学に合わせて帰国するケースもあるかもしれません。

そう、何年いるか確定されていないため、「何を残すか、どこまで持っていくか」が非常に判断がしにくいのです😇

夫婦の役割分担:我が家の場合はPJ屋さんだ

そして、現在 夫は海外出張中(色々ありました。。過去のブログもどうぞ)

私は日本でワンオペ育児と仕事中。
その中で、役割分担をして作業をしました。
我が家の場合はGoogle Spreadsheets, Evernoteを使って。

プロジェクトリスト例。もはや一大プロジェクト

2人ともふわっとするより眼に見えるもので納得するタイプ。
プロジェクト管理の経験もお互いあるので、時差も距離もあっても大丈夫!!であるオンラインツールを最大活用。
マイルストーンとタイムラインを引いてざっくり管理していきました。

書ききれない。。ぶっちゃけ面倒。
必要な書類はGoogle DriveにPDF保存してどんどん進める。

さて、今回は海外引越し編なのでこの中の「引越し系」にフォーカスします。

海外への引越し方法

海外への引越しの方法(荷物の運搬方法)はいくつかあります。
下記に主な方法を記載します。前提として「できないことはないけど、大きな家具は超富豪金額がかかるためもっていけない」ことを注意しましょう。

この項目は一般的なことしか書いていないので、知ってるよ!の方はスルーして、事項以降の我が家のリアルドタバタ劇をお楽しみください🚶

1. 引越し業者を利用:船便輸送

この方法を選ぶ方が一番多いのでは無いでしょうか。

メリット
他の方法に比べて比較的安いこと。コンテナの容積によって値段が変動します。重さではありません。比較的大きなもの(120cm前後まで)送ることができるため、ある程度大きなもの、壊れやすいものも船便が適しています。

デメリット
輸送までの期間が長いこと。
アジア圏内の場合は、1ヶ月程度。北米・ヨーロッパ諸国の場合は2~3ヶ月とリードタイムが長いです😇

2. 引越し業者を利用:航空便輸送

メリット
飛行機の貨物として運ばれるため、比較的輸送までの期間が短く1~2週間ほどで届くことが多いようです。すぐに使う予定のもの、スーツケースに入りきらないけれど、子供の学校ですぐに必要なものなどに適しています。

デメリット
船便に比べて高い搬送料を求められます。
また、飛行機の貨物として運べないもの、大きな荷物はNGのため、運べるものに制限があります。

3. 自分で手配: 国際宅配便

日本の宅配会社でも、国際便を扱っている業者はたくさんあります。
日本を代表する切手を売っている営業所だったり、黒猫マークの業者さんだったり。
箱に詰めて、規定の手順を追って配送すればOKです。
輸出NGのものもあるのであらかじめ確認しておきましょう。
速達にしなければ比較的安く済みますが、配達完了までのリードタイムは未知数です。

4. 自分で手配: 当日スーツケースで持っていく

もはや普通の引越しでは?!と思うんですが、日本食食べたくなるじゃないですか。1歳児の魔法の食事「アンパンマンカレー」レトルト、あるとお守りじゃないですか。
現地で買うと、アンパンマンカレー 25ドル/箱らしいですよ!!!
日本だと 130円/税込で買えるのに。。。

食品(調味料含む)を運ぶ手段はこの「スーツケース」しかありません。手荷物として、もしくは預け手荷物としてスーツケースをMAXまで増やして持っていく。
船便/航空便/宅配便、結構アメリカは食品に関する規定が厳しいので、それらによる輸出は不可です😇

結論

いきなり結論、としちゃいましたが。
そのお家のケースによって必要な運搬方法によって上記の方法を組み合わせる必要があります。

我が家の場合は、大きな荷物(夫の楽器類や私の和装トルソー、32inchモニター)があるため、船便必須。
赴任期間も未定のため、荷物はほぼ持っていく必要がありそうです。後から親族に送ってもらうのも申し訳ないですからね。

その反面、すぐに使うものや食品もありそうです。
ベビー食品や和食大好きナイーブな長男のための和食調味料。

そのため、「船便」+「スーツケース最大活用」に絞りました。

単身で海外赴任される方、赴任任期が明確に決まっていて荷物の少ない方はシングルパック(単身用)などもあるようで、比較的安い船便プランも用意されているようです。

ここはケチらずにきちんと家族で議論した方がいいです。
後で何かとトラブルが起きそう・・・

引越し業者と見積もり合戦!リモート下見?!

これは国内で引越しをしたことがある人であれば、ほぼ変わりません。
これも日本にいる私の担当でした。
見積もりが出揃い、金額調整するまでに、1~2週間といったところでしょうか。

STEP1: 見積もり依頼、◯通に激アツになるIT業界人

「海外 引越し業者」で調べると一括見積もりの業者がちらほらとあったので、信頼できそうなサイトを見つけてポチッと入力。
その他、海外引越しで定評のある「◯通」さんに個別に連絡しました。

◯通さんは、Salesforceに情報集約されている!
IT系分野にいる人にしかわからない、IT投資への本気度に胸熱になります。さすがお金かけてるなー、CRM最大活用してるやん、と思ったり新たな発見です。あと、お役立ちガイドが超秀逸で「このPDF先に見ておけばよかったー!!」た多い。引越し準備、書類準備、渡航後のサポート体制までしっかりガイドブック形式で掲載されています。

ブローシャーを外部委託して作る側の目からしても、これは数百万かけてるやん。という力の入れっぷり。
=広告宣伝費、IT投資もその分上乗せされていて高いんでしょうね。。と察するもはや職業病🫠

Salesforce画面。ここまでシステム開発するのもメンテも高いの知ってますよ。。

話を戻しましょう。ポチッとします。
どこの見積もりサイト、と肩入れする気はないので紹介はしません。

住所、連絡先、渡航時期、渡航先、運ぶ箱数の目安などを入力してフォーム送信すると、一斉に登録されている引越し業者に連絡が行きます。
大手引越し業者〜中小企業まで様々です。国内の場合と同じですね。

そして連絡があります。

STEP2: 見積もり視察の調整

入力した箱数だけで概算見積もりをテキストベース(メール)でくるケースもあれば、電話/メールなどで見積もりのための下見の連絡があるケースもあります。

箱数入力したけど、私も本当にその量が正しいのかわかりません😇
4人家族の適正量と思われる「80箱」にしてみましたが、本当に合っているのか?はたまた、楽器・和装トルソーは何箱分に該当するのか?
そもそもベースとされる箱のサイズも不明。
下見、はい。来てください!!!ただ片付いてから!

土日は大抵混み合っているので、在宅勤務している人なら平日にすべきでしょう。数十分で終わります。

STEP3: そして下見(オンライン、オフライン)

大手、中小企業合わせて4社ほどに依頼をしたのでしょうか。
うち、オンライン 3社、現地下見1社 でした。
今時って、オンライン視察なのねと目から鱗。

使うツールは、Google Meets, Microsoft Teams, Zoomと様々。
事前にスマートフォンにセッティングしてカメラを外側にして
「これもっていくか迷ってます」
「この靴の量から半分くらいに減る予定です」などと説明。

私は比較的オンライン会議系ツールに慣れている方だったので問題なかったのですが、慣れない方だと手間取りそうだなと思いながらも来訪されないのはそこまで掃除が行き届いていなくても大丈夫!!と気も楽でした。

実際、来訪される方はメジャーもご持参されてサクサクと判断されるのでそれはそれで楽だし確実です。

ちなみに、2024年7月末の段階で8月末まではもう予約締め切り!でした。
季節柄もありますが引越し準備は、余裕を持ってしておくべきですね。

STEP4: 見積発行

大体メールで受け取ります。
そして我が家の場合は、こういったふうにオンラインで共有できるノートに記載して夫と共有。
母数違うのは、多分私が途中で点数を絞ったから。
でもそんなに値段変わらないのね。。ぴえん🥺

オンラインノートで共有

STEP5: 会社負担を要確認!!

これは夫の役割でした。大体相場感がわかったら、会社の管理部門に「海外転勤の費用としていくらまで経費として処理可能か」を確認してもらいました。

大手だったらあらかじめ「上限金額」が決まっていますが、ここは前例のない中小企業。落とし所を探りつつ交渉を続けます。頑張れ、夫。

大体、見積もりの段階で「会社の上限金額ありますか?」など話が一言あるケースが多いですが「中小企業なのでそこも要相談ですねー」と茶化します。

STEP6: 再見積もり!ネゴネゴ!

見積もりが出揃ったら、サービスの内容と信用性、見積もりの妥当性を持って再調整ねごねご、モゴモゴします。
もちろんお客様商売とはいえ、カスタマーハラスメント(カスハラ)までしちゃダメです。
ですが、絶対初期段階では「多めに見積もりを積んでいる」とみて間違い無いでしょう(というと怒られますが、私もIT系営業職だった時あるので気持ちは痛いほどわかります)

御社気に入っているのですが、ちょっとどうにかできませんか?
私たちもこの分減らすので・・

と、ねごねご。こねこね。
泥臭いですね。ですが、ある程度寄り添ってくれるところ is 真心です。

STEP7: 発注

発注、申し込み。選定ができたら枠を抑えるためにも早めに行った方がいいでしょう。
もちろん会社の承認が必要であれば、会社の承認を得てから。
個人名義ではなく、直接会社が契約する(支払いする)ケースもあるので要確認です。

ちなみに我が家の場合、結果 80~90箱+相当で、100〜190万円の引越し見積もり結果が出ました。。。国内と一桁ケタがちがう・・・高ぁっ。。

引越し見積もりは2〜3ヶ月前には完了

今、北米に船便送るのは「3~4ヶ月」かかるんですって。。
西海岸/東海岸の港についてから国内運送。土地も広いですからね。

9月末に送ったら、年明けに届くかなー?のリードタイムです。。
なので、引越しに先立って「今すぐ使わないけど必要なもの」は先に船便で配送するケースもありです。
それに大体、混載便で送るため「枠が埋まれば次の便に」が鉄則。
見通しを持って持っていくもの・持っていかないもの、処理するものなどの判断をするのであれば、2~3ヶ月前までに見積もりは完了し、引越しの見通しを立てておくと確実そうです。。つらい。。

現地実費払いには要注意

引越し業社の方とはたくさんおしゃべりした方がいいです。
餅は餅屋。
日本国内の引越しとは訳が違います。カルチャーが違えばやり方も違う。

ある引越し会社のおっちゃん(失礼)は言っていました。
「あんまり安すぎるところに依頼しない方がいいいですよ、現地実費払いという記載があったら疑ってください」
荷物持ってかれますよーですって。。詐欺の疑いあり。必ずしもそうでは無いとは思いますが、一つの指標にはなります。

また、ある引越し業社のお兄ちゃんも言っていました。
「現地での開梱作業もオプションでつけられますが、あまりお勧めできませんね。荷物を床に直接置いたりするので」と。現地の方ですからね。。

安さを選ぶか、ブランドの安心感を選ぶか。
そのバランスは目利きを試されています・・🙏

国内残しのものの保管方法を検討

ソファーやマットレス。大型家具や家電については帰国の目処が立っていれば「レンタル倉庫に預けるか、廃棄するか」 を検討すると良いと思います。

我が家の場合、夫の赴任時期がわからないのでとりあえず試算して「3年が一つのターニングポイント、それ超えたら処分!」みたいな感じで計算しました。もはやビジネスですやん、な作業です。償却期間終わってるから処分!みたいな。

比較表、やることがつきません・・

大手引越し業社なら、レンタル倉庫への国内移動も一緒に行ってくれたり、独自に保管室を持っているところもあります。
レンタル倉庫を借りる予定がある方であれば、そういったストレージがある会社を選択することも一案です。

最後に:大人は仲良く役割分担

これにつきます。。

作業量がめちゃくちゃ多く、判断するにも一筋縄でもいかなかったりします。あと、メンタル途中で折れそうになります。
「レンタル倉庫かりてもここまで残すほど、思い入れないようなあるような」というものたちを眺めたり。
実家に送るにしてもなぁ。。でも想い出がなぁというものたちを廃棄する気持ち vs 断捨離!!の気持ち。

見積もり説明も「ここからここまで、半分くらいの量に減らせます」と伝え方が慎重になったり。コミュニケーション方法を工夫しないと「伝えた時と実際は違うから全部運べない」となったりします。
それに各社の前提条件も当たり前のように違ったりするので、見積もりに記載の小さな文字をじっくり読み解く必要があります。

我が家の場合、夫🇺🇸と私🇯🇵は物理的に離れていたので、オンラインドキュメントを使ってテキストベースで情報を溜めていき、
週一くらいでLINE通話をして細かいところを擦り合わせていきました。あと、何気ない雑談大切🫰

夫は夫で居住地探しを休日を使って視察してくれていたので
お互いがんばろ!という気持ちになりました。ほんと感謝。

オンラインで通話できるのは便利。革命や

もう、仲良く大人は役割分担しましょう。
「これお願いね(家にいる時間長いの君の方でしょ)」とか丸投げ禁止令です。お願いしてもきちんとフォローしましょう。役割分担超大切です。
リスペクトし合わないとやってけんです。海外渡米準備。

子供には「人の目入るから、汚部屋にはしないでよー」だけ言って終了。
大人の仕事と子供の仕事は違いますからね。

さて、今回は特に長くなりました。。ここまで読んで下さった方に感謝です。
私の記事はアウトプットすることで浄化されていますので、もうここまで読んでいただいただけで本当に気持ちが楽になりました(泣)

さて、実際は「STEP5-6とまり」でまだ最終確定してない我が家😇

並行して、下記を進めております。。大人にお盆休みはあるのか。
ネタはたくさんあるのでしばしお待ちください?

  • 持ち家をはじめて賃貸に出す 〜管理会社選定

  • 1歳児に追加ワクチンを打つ〜裏技編

  • 小児ワクチン証明英語版を発行!

  • ワーママ転職、越境リモート エントリー編

とりあえず今日の夜は好きなものを食べて浄化させよう


《息子編》

《ワーママ帯同編》

《やらかし編》


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