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「自分を育ててくれるコミュニティ」に所属すると、見える世界が変わっていく

先日、facebookのあるグループチャットに、こんな記事が共有されました。

昨年走った263キロマラソンが日本経済新聞に載っている!ということ、ジャーニーラン仲間のグループチャットに共有されたのでした。なんだか、ちょっとだけ嬉しくなりました。

ちょうど一年前に走った青森県で開催される、「みちのく津軽ジャーニーラン」。そのチャットを見ながら、なんだか見える世界が変わってきたな、とふと思ったのでした。

今日は「自分を育ててくれるコミュニティ」に所属すると、見える世界が変わっていく、というお話について、皆様に思うところをご共有させていただければと思います。それではまいりましょう。


自分を育ててくれるコミュニティとは

経営コンサルタントの大前研一さんが言ったとされる言葉に、こんな話があるそうです。

「人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。」

引用:https://reizx.com/archives/3801/

けっこう有名な話なので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

特に私が思うのは「つきあう人を変える」というところは、自分に与える影響がものすごく大きいと感じます。特に、自分よりも高い基準値を持っている人たちのコミュニティは、所属するだけで基準値が塗り替えられ、自分を自然と高みに連れて行ってくれます。まさに「自分を育ててくれるコミュティ」のようなものです。

(1)ジャーニーラン仲間のコミュニティ

ちなみに、私の場合ですと、ランニングのコミュニティがあります。
冒頭ご紹介した記事の、”みちのく津軽ジャーニーラン”などの超長距離(ジャージーラン)を好んで走る猛者達が集っている数名の仲間たち。

そのチャットでは、「6日間の耐久レースで685km走った」とか、「川の道フットレースで500km走った」とか、謎すぎる報告が飛び交います。

そして、ピクニックに行くかのようなノリで「来月水戸ジャーニーラン250kmでるけど、みんな行く?」みたいな話が出てきます。

・・・いや、おかしいでしょ、と最初は思うのですが、そうした投稿が日常的に流れていると麻痺してきます。「まあ、普通120kmくらいはしるものだよね」(そんなはずはない)と感じてしまうようになります。不思議です。

自分の肉体において、精神的において、生物として高みに連れて行ってくれる自分を育ててくれるコミュニティ、それが私にとってのランニングコミュニティなのかもしれません。

(2)大学院コミュニティ

私が通っていた、立教大学大学院 経営学専攻リーダーシップ開発コース。こちらも自分を育ててくれるコミュニティです。

まるで、人材開発・組織開発(人づくり・組織づくり)に関しての駅伝チームのよう。実践におけるハイレベルな方と、アカデミックな研究者とし最前線を開拓されている方が学び合う、尊敬するコミュニティです。

ここに所属していると、今のトレンドをキャッチすることもできますし、他の仲間たちが活躍しているところから、「自分ももっと勉強しないと!」と思いますし、人・組織の課題解決も、もっと高いレベルでやっていこう!と帯を締め直すような気持ちにさせられるのです。

これは、自分の専門性がある仕事において「自分を次のステージに連れて行ってくれるコミュニティ」であると思います。そこで活躍している人を見ると、ああまだまだできることはある、という気持ちにさせられます。

まとめ:「ビークルに乗れ」

以前、親しくしていた経営者の方が、こんな事を言っていました。

”「自分にとって『ビークル(乗り物)』は大事ですよね」”

自分ひとりでいると、あるいはいつものコミュニティにいるだけでは、自分の当たり前はそのままです。

尊敬できるコミュニティとは「自分を育ててくれる場所」であり「自分を次のステージに連れて行ってくれるビークル(乗り物)」のようなものです。それが、今働いている組織であれば素晴らしい限り。

いずれにせよ、新しい世界を見せてくれて、新しい機会を運んできてくれるのは「人」です。そうした意味でも、改めて、コミュニティの大切さを感じている次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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