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選択肢が多いことって本当に幸せなんだっけ?を考える

written by しゅー

選択肢が多いことって本当に幸せなんだっけ?を考える

選択肢は多い方がいい。

そう考えている人って結構多いと思います。

僕もそうなのですが、果たして多い方が幸せなんだっけ?について考えていました。

お金があった方が選択肢が多いことは事実

お金は課題解決に使えるツールです。

お金があれば病気のときに病院に行ける。

お金があれば辛い移動もファーストクラスで楽しく行けます。

お金があれば家族の生活やその質を高めることができます。

働かずとも生きていけるほどお金があれば、もはやどこで何をやろうと自由です。

お金によって選択肢が増え、それによってもたらされる富は多いでしょう。

僕は地方学生時代に比べて約5倍の給与を頂いてます。

お金が増えれば選択肢が増えることは身を持って体験しました。

地方の選択肢

僕は地方出身者です。今は東京在住です。

地方は、東京に比べると価値観や人の選択肢が少ないと感じます。

コミュニティの狭さ

コンテンツの幅の狭さ

人種の狭さ

幸せなロールモデルの狭さ

コミュニティの狭さ

地方はコミュニティが狭くなりがちです。

小学、中学、高校、職場で出会った人がその人の人格を成し生涯を共にするコミュニティになることが多いでしょう。

僕の地元でも、小学、中学以来ほぼ属するコミュニティが変わっていない人をよく見かけます。

町内の付き合いや町内会の揉め事による村八分など、失態を恐れる姿勢にならざるを得ません。

異性関係に関しても、知り合える数が結構限定されていることと、「結婚してからが1人前」という価値観が強いため24-28で結婚する人がとても多いように見受けられます。

18歳で子供生んで26で3人の子供、なんて例も見ます。

非常に早期な人生設計だな、と思います。 

コンテンツの幅の狭さ

コンテンツも幅が狭いです。

有名人のライブは付近の地方都市に行かなければ見れないし、店の種類や閉店時間も早く、遊び場が多くありません。

特に性やマイノリティに関するイベントは少なく、タブーとされていることもあります。

人種の狭さ

外国人を廃するような価値観を持った人もおり、人種に対する考え方も後背的な人もいます。

幸せなロールモデルの狭さ

地元で名のある会社に努め、家を持ち、車を買い、結婚し、子供を生み育て、年金を貰い、墓を持ち、そこに入る。

そんな価値観が僕が生まれてから20年近く変わらずにそのまま受け継がれています。

その価値観に己は外れまいと、4000万円近い35年ローンをして、35年後に資産価値が0になる持ち家を持つ。

僕の兄もその友達も、僕の友達も、例に漏れずその道をあるいています。

東京の選択肢

コミュニティの広さ

コンテンツの幅の広さ

人種の広さ

幸せなロールモデルの多様さ

先程、地方で書いたものに関しては全て反転することが言えるでしょう。

コミュニティは広く、求めれば色々なコミュニティに入ることができます。

異性と出会う場所も多く、失敗を恐れずに挑戦すれば恋人はほとんどの人が作れると思います。

また、破局しても次があると思えることも良いでしょう。

僕がやっているように「性」やマイノリティに関するコミュニティも数多く存在します。

僕は、性であったり自身がADHDであるため、そういったコミュニティが多くある東京に来て良かったと思います。

明らかに地方よりも価値観が多様で受け止めてくれる人も多く感じています。

また、コンテンツも多く、思いついた時に楽しむだけの場所があります。

人種も広いです。めちゃくちゃ外国人います。大型家電量販店はほぼ中国人しかいないです。

また、幸せなロールモデルなんてものはあまりないと思います。個々人の選ぶ個々人の人生が幸せだ、という考え方の人が多い印象です。

お金のこと、地方と東京を比べて思うこと

僕は、地方が良いとか東京が良いとか言うつもりは全くありません。

今までは事実を単純に書いてきただけです。

もちろん僕が書いた地方像、東京像とそぐわない部分もあるかと思います。

ただ伝えたいのは

東京に出てきたから、お金が増えたからと言って別に幸せの度合いは変わってない

ということです。

学生時代の友達と金がないなか食べたしゃぶしゃぶの味や、手製のお好み焼きの味、高校大学で付き合っていた経験。

狭いコミュニティだからこそ生まれる力強い絆。

東京に出てきて出会った人たちとのくだらない飲み。

そういう、金でも住む地域でも変えられない大切な何かが幸せなんじゃないかな、と思うのです。

ぶっちゃけ、選択肢増えても時間は有限ですし、自分がそれを選べるかどうかとは別問題です。

僕は、今いわゆる幸せなロールモデルを失った状態で生きています。

(自分コンパスから引用)

マズローの5段階で言うところの5段目、自己実現に差し掛かって来ているのでしょう。

もはや自分が何をしてどう過ごせば幸せなのか、よく分からなくなってきてしまいました。

いわゆる迷子状態ですし、もはや何が幸せなのか分かりません。

でも、

選択肢が多いこと自体は幸せではない

自分が幸せだと思えることを知ること

幸せだと思う選択肢を自分で選ぶこと

こそが、幸せになる方法なんじゃないのかなと思います。

書いといて僕も幸せがなんなのかよく分からないんですけどね。

盲目的に収入を増やし、「寝てても何とかなる」と思えるくらい収入増えてやっと気づきました。

ある程度以上のお金は幸せに直結しないです。

きっと僕は金持ちになっても本ばっかり読んでるし、金持ちになっても1人きりで作業や趣味ばっかりしていると思います。

それ以上に大切な人との繋がりやゆるく過ごせる仲間との時間の方が大切です。

それはきっと金持ちになっても変わらない。

今日は以上。

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