二流のプライドを捨てる

プライドは持ち方を間違えると、自分の成長を大きく妨げます。
(私もこれはかなり経験がありますが…)
今回はプライドの持ち方について考えたいと思います。

昔、MLM(ネットワークビジネスで)で得た「人材獲得・育成」「組織マネジメント」ノウハウを、自身のサラリーマン経験も踏まえ、企業向けに提供することを考えています。
参考:https://note.com/countlead/n/n1a56a08c876d
私自身は当時80人くらいの末端リーダーでしたので、そのレベルまでのノウハウまでしか分かりませんが、自分メモとしてマガジンにしてます。
殴り書きですが、ご興味ある方はどうぞ。

二流のプライドとは

一つ例をあげたいと思います。

あるネットワーカー(MLMやっているひと)のAさんがいました。
彼は、数ヶ月前からプレゼンテーションを任されるようになり、とても誇らしく仕事をしていました。

しっかりと独り立ちしていることをリーダーに示したいという思いで、Aさんは頑張っていました。

「おれは、一人でプレゼンからクロージングまでやれるから任されているんだ」と考え、どんなプレゼンも一人でこなしました。

しかしリーダーに一緒に入ってもらっていた時期に比べて、決定率は明らかに落ち込んでいました。

そんな折に、リーダーから「おまえ、今度プレゼンの時Bに入ってもらい。」と言われました。

BさんはAさんの直接の紹介者で、小学校からの幼なじみです。

友達にフォローされるのが耐えられないAさんは「自分でやれます」と、それを拒みました。

それから、様々な努力を重ねますが、対して伸びもせず、数字が落ち込みます。

あまりに見かねたリーダーが、半強制的にAさんのプレゼンの場にBさんを同席させました。

すると、不思議なことにそのプレゼンは肩透かしを喰らったように簡単に決まり、その後も同席させると、数字が戻ってきました。

Aさんは私です。

はい、ご察しの通りAさんは私です。

成長の邪魔をする2流のプライド

上記の例では、私はとてもわかりやすい2流のプライドを持っていました。

「自分で決めたい」
「友達にフォローされたくない」

はい、しょうもないプライドです。二流どころじゃないですね。

また、私のしょうもないプライドのせいで、メンバーがやっとの思いでとったプレゼンの機会を棒に降りました。

みなさん想像してください、MLMのアポ取りってほんと大変なんです。
(まあそもそも、取りにくい事業って時点でサービスデザインレベルは高くはないんですよね…)

特にまだアポ取りが得意でないメンバー時代は、「ねずみ講、詐欺師、騙すな、友達なくすぞ、頭おかしいんか。」など言われながら、
やっとの想いで、とってきた大切なアポを、私のちっぽけなプライドのために潰すなんてとんでもない話です。

私は、1流のプライドを持つべきでした。

「メンバーのためにこのプレゼンを決める」

このプライドだけでよかったんです。

そのために、Bさんにお願いしようが、私自身のスキル不足を痛感しようが、それだけの目的を見据えて判断すればよかったんです。

二流のプライドは、過去の実績や経験が起因となることがほとんど

これらのほとんどは、過去のちっぽけな成功体験に起因することが多いと思います。

日常でも、会社でも二流のプライドを捨てられない方いませんか?

俺はあいつのいうことは聞けないとか、
部下や後輩の成長を喜べないとか、
売れ線の曲はかきたくないとか。

成長するという一流のプライドを持てば、
誰のいうことでも的を得ていれば聞けるし、

会社全体の成長を願い、自分が良いリーダーになりたいのであれば
部下や後輩の成長はこれ以上ない喜びだし、

多くの人に自分たちの歌を届けたいなら、
まずは売れ線の曲作って多くの人に聞いてもらうべきだと、私は思います。

二流のプライドを捨てられる「一流のプライド」を持つ

どんな例でも「一流のプライド」を持てば、自分の持つちっぽけなプライドは手放すことができます。

そして、それに気づいた時にとても恥ずかしい気持ちになると思います。

私はMLM時代にも、サラリーマン時代にも、独立してからもこんな経験よくあります。

ただ、「二流のプライドではないか?」という思考をもっているだけで、そこから抜け出せるきっかけになります。

弱い自分を受け入れる

ほとんどの場合、二流のプライドの発動の原因には「自分の弱さ」があると思います。

プレゼンを決められない自分
まだ成功していない自分
現状の不甲斐なさを、人のせいにしたい自分

そんな弱い自分を受け入れつつ、それでも成長し、叶えたい目標があるのであれば、きっとすぐに一流のプライドに切り替えて、何の役にも立たないちっぽけなプライドを手放すことができるのではないかと思います。


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