筆休め🖊note始めてよかったこと。
こんにちは。
臨床心理士・公認心理師の塩むすびです。
noteを始めて、思いの外いろんな気づきがありました。
私は元々あまりSNSをしておらず、
臨床心理士のTwitterがこんなにあることも、
noteで精神疾患やカウンセリングについて綴っている方がこんなにいることも知りませんでした。
何よりやってよかったと思うのが、
実際に精神疾患をお持ちだったり、
カウンセリングに通った経験のある方、通っている方の
リアルな意見を目にできることです。
私は普段たくさんの患者さんにお会いしますが、
それはあくまでも医療従事者としてです。
カウンセリングを受けに来る方とお話をしたことはたくさんありますが、それはカウンセラーとしてです。
カウンセラーの前で話せること、精神科で働いている人の前で話せることがすべてだとは全く思っていません。
患者さんにとっては病院が「見捨てられたくない場所」になっている可能性は十分考えられますし、そう思うと本音をいえない場面も多々あるかと思います。
不安や不満は特に、です。
こうした、カウンセラーの前では言えない気持ちをnoteで拝見できるのは、私にとってとても貴重なことでした。
カウンセラーとして気を付けなければいけないこと、
きちんと説明をしなければいけないことを振り返る機会にもさせていただいています。
また改めて、心を病むというのは誰にでもあることで、
このことで悩んでいる方は世の中にものすごく多くいらっしゃるんだなと感じました。
カウンセリングのニーズは強い。
改めてそう思います。
でも、カウンセリングに対する信用度は残念ながら、
臨床心理士であっても低いのが現実のようです。
このこともnoteやtwitterを始めて知りました。
正直、良くないカウンセリングのイメージがあるのは、臨床心理士じゃない人がやるカウンセリングがあるためなんだと思い込んでいました。(ごめんなさい。)
カウンセリングをもっと気軽に、一般に広げたいという思いで始めたnoteではありましたが、
今は少し気持ちが変わっていて、
意味のあるカウンセリングを本当に必要としている人がこれだけいるんだから、もっと必要としている人につながるようにしたい。
カウンセリングで嫌な思いをしてほしくない。
カウンセリングの信用度を上げたい。
こうした思いが強くなってきました。
いくら臨床心理士が勉強してきたことを伝えても、
実際のカウンセリングでクライエントの方が納得していなければ、もしくは評判が悪ければ、安心してカウンセリングには向かえないでしょう。
自分のできることが限られていることは重々承知しておりますが、やれることはやりたいなという気持ちにさせていただきました。
地道にまずは目の前の患者さんに真摯に向き合うことから、そしてちまちま発信していくことも引き続きやっていきたいなと思います。
いつもありがとうございます。
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