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体験:永平寺一日参禅

永平寺の体験修行に参加してきました!

永平寺は、福井県にある曹洞宗(禅宗)の中枢寺院です。

ここでは、一日参禅という宿泊型の修行体験を実地していて、一般人でも気軽に参加できます。


スケジュール

初日は15時までにお寺に到着し、座禅、入浴、食事、座禅講和を聞いた後、21時に消灯します。

次の日は、朝4時に起床し、座禅から始まり、修行僧の朝のおつとめに参加し、朝9時に解散するという流れです。

雰囲気

まず、期間中は、なるべく私語は慎むように言われます。また、せっかく日常を離れに来ているのだから、スマホはなるべく触らないようにすることも推奨されています。

しかし、宿泊する部屋があるフロアには、喫煙所や自動販売機もあるので、ガチガチに生活が縛られる感じではないです。

また、消灯が21時のため、ちゃんと寝れるように前日から調整しないと、苦しいことになります。翌日は4時起きですし、集団部屋で寝るため、部屋で明かりをつけることもでず、寝れないと何もすることがないです、、、。

私は、寝不足の状態で行きましたので、布団に入ったらすぐ寝れました。

座禅

座禅は1回20分で、2日間で4回行われます。

この曹洞宗の場合は、壁側を見て座禅をし、目は開けたまま、視線を斜め45度に落として行います。

座禅をする禅室も、実際の修行僧が使用している部屋で、座る前にも礼拝等の作法があり、実際の修行に近いものを体験できます。

座禅の感想としては、20分であれば意外に苦しくないなと感じました。

思考を取り払い、座っていることに集中するぞと格闘している間に20分が経過してしまう感じです。

しかし、修行僧たちは座禅を丸一日、数日間連続で行うこともあるようで、まさに修行ですね。

永平寺HPより

朝のおつとめ

2月の終わり頃でしたので寒いです🥶。朝の4時に起きて、法堂と呼ばれる建物まで行くことになります。

もちろんエアコン設備はなく、むしろ雪が建物の縁側に積もるのを防ぐべく、シートで補強されているぐらい、外と中の隔たりはないです。

したがって、すごく寒いです🥶。マイナスの気温だったか分かりませんが、足元は特に寒く、靴下一枚では無力で、足先が凍り付つきました。

しかし、修行僧達は裸足ですから、この寒さも修行なんですね。

そこでは、お経を大勢の修行僧の方々と読み合うのですが、概ね1時間程だった思います。

文化遺産HPより

神聖なお堂の雰囲気のなか、寒さを感じつつ、大勢の修行僧のお経を読む低音が響きわたり、我々一般参加者もお経を唱え、日常とはかけ離れた空間を体験できとても満足しました。

ちなみに、その時手渡される経本は参禅記念としてもらえるので、嬉しいですよ。

座禅とマインドフルネス

座禅とマインドフルネスって似ているようで異なるようです。

マインドフルネスは、ストレス軽減や自己認識力を高める等の効果を期待して行いますが、座禅は、ただ座ることのみを目的とするようです。

ですので、座禅の結果、悩みや不安から解放されたとしても、それはあくまでも副次的な効果で、座禅の目的とは考えないようですね。

永平寺は、コロナ前は4泊5日の修行プランもあったのですが、現在は、1泊2日のプランしか公開されていないようです。

これからも、色んな体験をしていきたいなと思いました!

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