気づいたらメンタルが死んでいた話

※メンタル不調の話を含むため、フラッシュバック等の恐れがある方は、お読みになるのをお控えいただいた方がいいと思います

思えば、新卒で入った会社を辞めようと思った時、仕事に行く前に浴びるシャワーの時に、吐き気がしたから限界を感じたのだった。

以前記事に書いているように、私は今の会社を休んでいる。
理由はメンタルの不調である。

異変が始まったのは、最寄駅に向かう途中で必ず吐き気がすること。
いや、この時点で病院にかかっておけと言う話だったんですが。

それをしばらく放置していた。
繁忙期があったり、色々予定があったり、と先延ばしにしていた。
今なら過去の私に確実に言う。
さっさと病院に行け。

吐き気がひどくなり、人との仕事以外の会話が億劫になり、ようやく私は病院に行った。
診断は抑うつ状態。
とりあえずお薬をもらって、そのまま通勤を続けたが、症状はどんどん悪くなっていった。

吐き気と、不安感、不眠、そして電車に乗るのも怖くなった。
息苦しさで、お手洗いでうずくまって出られなくなったり、昼食終わりにオフィスに戻るのが恐ろしくて仕方なくなった。

そして、どうしても仕事に行けないほどの吐き気や息苦しさに見舞われ、なけなしの有休は、一瞬で溶け、私はお仕事をお休みすることにした。
前の仕事で、メンタルの不調が吐き気に来るのがわかってたはずなのに、数ヶ月放置してしまったのは本当に良くなかったなと思う。
お休みした後も、しばらくは寝ていることしかできないし、休んでいる罪悪感もあり、なかなか本腰を入れて休めなかった。

まず、家事はできない。
っていうか、今も家事はほとんどできていない。
この間久しぶりに肉を焼いた。
そのレベルでできない。
やろうとすると、頭が追いつかず、フリーズする。
フリーズした経験がトラウマになって、向き合うことも怖くなる。甘えかもしれないが、リトライに踏み出すのが怖い。
幸い、一緒に暮らす人間がいて、協力的だったからこそ、休んだり、こうしてリハビリのように文章を書くことに集中できているが、一人暮らしだったらまず酷かったと思う。

さらに今も怪しいことを書こう。
まず、シャワーやお風呂がしんどかった。
今は億劫さが大きいが、当初はシャワー・お風呂の後にずんと気持ちが沈み込むのだ。多分、嫌なことばかり浮かんで、考えに集中できてしまう環境だからこそ、辛いことを考えて、沈み込んだのだと思う。座り込んで動けなかったり、入る前より具合が悪くなることがほとんどだった。

あと、満員電車やバスがしんどい。
これはパニック障害も併発的に抱えているせい。
今は座ることができればまだマシだけれど、立っていると過呼吸になる。
絶対に専用席のある車両を探さなきゃいけない。
バスはヘルプマークをつけていても、まだ譲ってもらえた経験がない。
始発以外でバスに乗るのは、大博打である。

一年近く休んで、マシになったこともある。
何かをしたいと思えるようになった。
読書をしたり、こうして文章を書いたり、YouTubeなどの発信をしたり、好きなものを愛でたり、友人との交流を再開したり。
しかし、好きなアイドルの情報を全力で追いかけられなくなったり、好きだったもの全てへの体力は戻っていない。

そんな状況であるからして、前と同じ仕事に就くのは難しいだろうなあと思う。
書きながら、あーしんどかったな、思い出すのもしんどいな、と考えているくらいだ。

もしここまで読んでくださった方がいるなら、本当に、心身の異変は絶対に無視しないでほしいと言うことを伝えたい。
寝られないことが続くとか、些細なことでも、病院にかかった方がいい。
我慢した数ヶ月の何倍も苦しむ可能性が出てくるから。

あと、ヘルプマークの存在を知ってほしい。
もし席をお譲りいただけたら、めちゃめちゃ感謝するので。
あなたがスマホを見ている横で立っている人間は、もしかしたら、過呼吸一歩手前かもしれない。足が悪いかもしれない。内臓に何か問題を抱えているかもしれない。
私に譲れという話ではなく、私よりもっときっとしんどい人を救ってほしい。
あと、心身に問題を抱えている人は、遠慮せずにヘルプマークをつけたらいいと思う。
誰かの善意があなたを救ってくれるかもしれないから。

ほぼ毎度書いてるけど、まーーーじで健康第一で生きていこうな。
自分で自分を一番大切にしなきゃいけないと言い聞かせています。

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