見出し画像

わたし(記録マニア)ができあがるまで #1

記録マニアの私、そのルーツは大学のゼミ活動にある。


大学時代の多くの時間を使って、全国津々浦々の街を歩き、
景色を観察し、音に耳を澄ませ、人に話を聞いてきた。


耳馴染みのある言葉を使うと「フィールドワーク」である。


ジャンルとしては社会学にあたるのだが、
医学や法学と違って明確なイメージが描きにくいので、
どんな活動なのか、その説明を所属ゼミのWEBページから
拝借することにした。

〈コミュニケーション〉という観点から「場」というコンセプトについて考えます。地域コミュニティのなかで、創造性に富み、活気のある「グッド・プレイス(good place)」はどのように生まれ、育まれてゆくのか…。まずは、じぶんの足で歩くことからはじめます。五感を駆使してまちをじっくりと眺め、気になった〈モノ・コト〉をていねいに「採集」することを大切にします。それは、つまるところ、ひととの関係性を理解することであり、じぶん自身と向き合うことでもあります。


「じぶんの足で歩くことからはじめます」とあるように、

学生時代は、足が棒になるくらい自分で足で歩き、
朝日が昇ってから沈むまでの時間を存分に使って
自らの身体で感じる(採集する)ことに重きを置いていた。


時には、
早朝の漁港で漁師さんにインタビューをしてみたり、

画像4

(友人の写真を借用)


とある団地に通って井戸端会議に混ざってみたり、

スクリーンショット 2021-02-17 13.54.32

(皆さん今でも健康でいて欲しい)


夏の島に住み込んで民宿で働いたこともある。

画像1

画像2

(船が出る時は島の人たちが見送ってくれるのが恒例だった)


平日は都内近郊を、週末は全国を歩き回っていたから
フットワークの軽さや、サバイバル力はここで仕上がった
と言っても過言ではない。


そして、感じたモノ・コトを理解し、深めるために、
時間をかけてあらゆる形で可視化(記録)することを続けてきた。


ポスター (写真・キャッチコピー)

画像6

かわら版 (文章)

スクリーンショット 2021-02-17 14.34.39

映像 


風俗採集 (スケッチ) ※知人から借用

スクリーンショット 2021-02-17 14.41.01



人の中にあるモノ・コト
場を構成するモノ・コト
人と人の間で関係しあっているモノ・コト
人と場の間で関係しあっているモノ・コト...


目には見えないモノ・コトを捉え、
的確に可視化していくことは決して容易ではなく、
何度心の骨が折れたかわからない。


特に、長期にわたる記録の最中は
先の見えない暗いトンネルを歩いているような
不安な気持ちになることも多々だった。


しかし、記録の価値を思い知らされる出来事があり、
私は記録の面白さに惹き込まれることとなるのである...


ひとつのきっかけは
この投稿にも載せているポスターなのだが、
話は長くなるので、次の機会に。


次回は、以下の2本立てでお送りします。(予定)


①記録とは存在証明である

②量が質を超える瞬間とは


それではまた。

(続く)


※今回参考資料はこちら!


この記事が参加している募集

#自己紹介

232,298件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?