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コロナ禍で身についた習慣

昨年、突然前歯が外れた。

何年か前、とある打ち上げで調子に乗って飲み過ぎてしまい、帰宅後に玄関入るなり顔から倒れ、したたかに歯を打ってしまい、あろうことか、いちばん目立つ箇所の歯が折れたのだった。その時は、こっそり歯科医の友人に処置してもらった。

そこが、昨年、家で食事をしていた際に外れてしまったのだ。結果、とても恥ずかしい姿をさらすことになった。外出する際はマスクで隠せるが、昨年はマスクが手に入りづらかったこともあり、室内ではずっと笑うにも笑えず、また、新規の患者を受け入れてくれる歯科はなかなかなくて、非常に困った。

そんなわけで、やむを得ず、時間を置いて、秋ごろから近所の歯科へ治療に通うことになった。

すると、折れた歯だけでなく、歯ぐきや歯のつけ根など、いろいろな箇所の治療が必要、と指摘された。

こうなったら仕方ない。全面的に歯や歯ぐきの状態をみてもらうことにした。

考えてみると、こんなに口腔ケアのことを気にする機会はそうそうなかった。

歯ブラシは普通のサイズはもちろん、隅々まで磨けるように、ピンポイント用の小さめサイズも使うようになった。また、歯間ブラシもできるだけ毎食後使うようになった。

前歯もしっかり治療してもらい、徹底した歯磨き指導のおかげで、毎食後のケアも苦ではなくなり、歯ぐきの状態も良くなってきた。

コロナ禍で、口腔ケアを行うことが、なんとなくだけど健康を保つ秘訣ではないか、と思っている。

歯磨きのたびに、自然とうがいもするので、感染の予防にもなるのでは、と思う。

もちろん、外では感染リスクがあるのでしないけれど、家ではしっかりケアしている。

あと、通っている歯科では、まず受付したらうがい手洗いを、と促されるのだが、そのうがいの指導もひと工夫されている。

うがい用のジェルを15滴入れたら、3回に分けてうがいする。
1回目は、ジェルを口に含んだまま、強くブクブクブクと動かし、口の中を洗うようにうがいする。
2回目は、上を向いてガラガラガラと15秒ほどうがいする。
3回目も、2回目と同様、上を向いて15秒ほどうがいする。

いきなり上を向いてガラガラとうがいをするのでなく、先に口の中で強くジェルをブクブクするのは、飛沫を飛ばさずに口の中を清潔にできるので、理にかなっていると思う。その後で喉の奥をうがいするのも、感染予防に良いのでは、と感じる。

ひょんなことで口腔ケアが習慣になったが、そのおかげか、歯科へ通うようになって以降、風邪はひいていない。

また、ちょっと気が重い作業を始める前に、歯磨きすると、わりとリフレッシュできて、気分も新たになるので、いい習慣かも、と自画自賛している。

#コロナ禍 #歯科 #口腔ケア #エッセイ

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