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勝手決算:ベクトル/広告業界の破壊者

知っているようで、よくわからない事業体の集合?ベクトルさんです。

どんなもんかなと思って株価推移調べてみました。

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18-19年がピークで、20年にかけて持ち越していたものの、コロナでまた仕切り直しという感じでしょうか。

PR事業だけではなくファンド作ったり、自社メディアを開発したり、幅広い事業を展開しているイメージです。

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四半期のサマリーです。営業利益以下はマイナスとなっています。

次のスライドがわかりやすくて簡潔で個人的には好きなのですが、

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左3つのコア事業は順調、DR(ダイレクト)、HR(ヒューマンリソース)はビハインドという状況です。ダイレクト事業に関してはコロナ影響ある中でも攻めているようです。

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通期予想は出さないところありますが、コロナに対する姿勢が強気で変更しない予想を立てています。このあたりそれなりにIR資料を読んできましたが、企業姿勢が色濃く出ていて面白いです。

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事業別のサマリーでは、広告事業がやはり不振になっています。なんとか黒字ですが、ABEMA+アルファくらいの事業規模ということがわかりました。

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NewsTVはやたら営業に力を入れていますが、なかなか動画事業は厳しいようで、販売体制強化するのはいいけど、戦うドメインを変える時がそのうちきそうです。

以降が「経営戦略」のスライドになっています。

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ということで、アパレル業界でおきたようなファストファッション革命を広告業界でも狙っているようです。ローコスト、ミドルクオリティ、スピード。

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今までリリースベース(紙)から動画ベースへシフトしていくイメージでしょうか。


2のヒロメルに関しては完全に某社のトレースのような気もしますが、コロナ禍でスピーディに事業化しているのはさすがだと思います。4文字のサービス名に関しても指名検索されやすいといアレなのかもしれません。

見たかったのはこのスライドで

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×ベクトル案件のIPOが相当うまくいっているみたいな話があり、どの企業なのか確認できます。たしかにIPO間近の企業にとってPRは相当大事でありながらも、インナーにその機能を持つリソースは不足しているのが実情です。急に広告始めたい!となっても担当者が不在のケースがほとんどです。そのスポットをうまくついて、金もだす、リソースもさく、で並走しているのかなと思います。大手のCVCでも同じようなことをやっていますが、同じ創業マインドをもつ人が現場にどのくらい近いかは結構重要なのかなと思います。

これからも注視していこうかなと思います。

最後までありがとうございました。

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