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勝手決算:リクルート/IRコミュニケーションというものを考えざるを得ない。

今日は先日発表されたリクルートの決算を解説していければと思います。就職活動の際に第一志望でしたが、時を経てどう企業体が変わっているのか、ちょっと気になります。あの頃OB訪問をした社員さんはもうきっと、とっくのとうにやめていると思うけど、決算から読み解けることをみていきます。


まず、リクルートともあろう一大企業が「IRコミュニケーション」をやや疎かにしていることが気になりました…。たしかに「必要」ではないけれども、決算説明のPPT資料(だいたいどこの企業にもある)が見当たりませんでした。デザインにこだわっているsnow peakやサイバーAGのようにここは最も身近な存在である「株主」との「対話」に使っていいのでは?と思います。


決算概要は以下の通りです。

ワードってちょっと寂しいですね笑

とはいえ、決算に関しては「必要な事項」さえそろっていれば会社法上なんの問題もないので、これはこれで企業のスタンスなのかなーとも思いました。

売上2.3兆円(+3.8%)/営業利益2,060億円(-7.7%)ということで「増収減益(トップラインは拡大したけど、利益は減った)」という結果のようです。

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事業に関しては

 ・HRテクノロジー(人材系)

 ・メディア&ソリューション(スーモ、ゼクシィ、スタサプなど)

 ・人材派遣

の3つに分類されており、ここらへんはあんまり変わっていないんだなという印象です。HRはインディードが爆伸び、メディアはコロナ影響でマイナス、人材もコロナマイナスという感じです。

4月に関してもコロナ影響がモロに出てきているようで、YoYで-21%という状況です。


唯一Air payに関しては図示されており

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「商うを、自由に。」のボディコピーの元、各事業への広がりを示しています。決済を抑えることが重要だということ、takes  winer allで勝者はあっても2社くらいだという憶測ですので、どこが支配するか見物です。

コロナ禍で気になるキャッシュ(利益という概念ではなく、実際に懐にお金がどのくらいあるのか)に関しては有利子負債(利子がある借金のこと)を除いて2,845憶ほどと、利益ベースで2,000憶くらい稼ぐ企業にしては少ない印象です。逆を言えば資本効率が高いということですが、コロナ禍のような未曾有の危機の中だと、ちょっと不安になりそうです。

全体的な印象として、「解像度」の低い決算説明であるように感じました。(ようは、よくわからないぞ…という)投資家からの質疑に関しても開示していない部分への質問が多く、なんだかまどろっこしい感じがしております。

株価好調だった故に、気になりますね。今後も憧れだった企業がどのように推移していくか注目したいと思います。


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