当たり前を手放すことは難しい
今日も『しないことリスト』について考えてみた。
しないことリストを作る前に、自分が普段『するべき』だと感じていることについて考えた。
『するべき』だと感じているリスト
・期待をされたら応えなければいけない
・恩は返さなければいけない
・知らないことは勉強しなければいけない
・課題に対して努力しなければいけない
・自分の意見を口に出さなければいけない
・最後までやり遂げなければいけない
・反省しなければいけない
・時間は守らなければいけない
ざっと挙げてみたけれど、多い。
たぶん、自分が気づかない視点で考えると、もっともっとあるのだろう。
2つ目の「恩は返さなければいけない」は、これはかなり強く感じていることだ。
なんなら、私のほとんどのモチベーションはこれだったりする。
先輩にあんなに時間をかけて教えてもらったのだから…
母に大切に育ててもらったのだから…
マネージャーにあれだけ応援してもらったのだから…
最近は、これは自分のモチベーションを他者を都合よく解釈して保っているのだと薄々気が付き始めていた。
自分が逆の立場だったら「私があれだけ教えたのだからあの子は絶対上手くならないといけない」なんて、そんな怖い先輩になるだろうか。
「私がこれだけ応援しているのだから、勝たないと許さない」なんて、マネージャーが思うのだろうか。
(もちろんそういう人も中にはいるだろうけど)
私の部活の日記を読み返すと、試合でいい結果が出なかった時、決まって「悔しい」の後に、「先輩やマネージャーに申し訳ない」と書いてある。
めちゃめちゃ罪悪感を抱えていた。
きっと、『するべき』だと感じているリストの1つ目、「期待には応えなければいけない」が強く影響しているのだろう。
手放すこと
では、ここで、「期待には応えなければいけない」「恩は返さなければいけない」をしないことリストに追加できるのか。
答えは否だ。
なぜなら、私は手放すのがとてもとても苦手なのだ。
変わりたい、よりよく生きたいと願いながらも、何かを手放すことが怖い。
自分を構成するひとつひとつを持ちきれないほど抱えながら、全部を持っていようとしてしまう。
自分にとっては、何かを始めるよりも何かを終わらせることの方がずっと難しい。
だけど、抱えすぎて個性や強みがごちゃごちゃしてしまって、自分の本心や核の部分が見つけられずにいるのも事実だ。
そこで、私の『しないことリスト』はまずはシンプルに、
・持ちすぎない
ことにしようと思う。
手放す練習をしよう。
『するべき』だと思っていることは、自分にとっては、たぶんいいことだと思っていること。
でもそれらは本当に、自分の人生において大切にしたいことなのだろうか?
あれもこれも、「しなければ!」「こうあるべき!」と脳にインプットせずに、「これって本当に大切?」とそれが「当たり前」になる前に手放していく。
そうすることで、自分の思考や考え方がスッキリしていくんじゃないかな。
「当たり前」の思考を変えるのはすごく難しい。
手放すとなるともっと難しい。
ならば、細かく小さく、疑問や違和感を自分で作って捨てていきたい。
なんだか大きな話になってしまったなあ。
まずは1週間、『持ちすぎない』を常に頭の中に入れてみよう。
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