コミュ障ネイリストが教える「お客様から話してくれるようになる」話術
こんばんは。スナックゆう子ちゃんです。
普段は別にスナックで働いてるわけじゃなくて、ネイルサロンで働いてるんですが、今晩は、そうですね、元来超超超コミュ障であるゆう子ちゃんが3,000人くらいの方と対面してきて編み出した「お客様から話してくれるようになる」施術方法をお伝えしますね。
結論から言うと「こちらからは余計なことを一切喋らない」ことです。
0.ゆうこちゃんのコミュ障レベル
前提としてなんですが、まずですね、私はまあまあのレベルのコミュ障です。他人とおしゃべり苦手です。どんなタイプのコミュ障かと言うと
"会話のキャッチボールができない"
基本的に相手が言ったことに対して「へ〜」「そうなんだ〜」以上の返答が思い浮かびません
"沈黙が怖いので一方的に自分の話をし続ける"
自分から話そうとすると、店長に「あなた、かまってちゃんだよね」て言われたくらい自分の話ばかりしてしまいます(しかも実際にかまってちゃんでもないとnoteとか続かないよね〜)
"声がボソボソしてる、無駄に早口"
オタクの全員がキモい喋り方をするわけではりませんが、私は元々キモい喋り方をするオタクです
みたいな感じです。
とにかく基本は人と喋るのがしんどいタイプの人間です。打ち解けている友人とは喋るけど、元々誰とでも世間話できる人間ではない。
けど、そんな私でも「ゆう子ちゃんにネイルしてほしい!」と指名して下さる方がたくさんいらっしゃいます。
1.まずお客様の目的を知る
当たり前ですが、お客様は「ネイルをしに来ている」のであって「私とおしゃべりしに来ている」わけではないのです。
お客様側からすれば
「一言もしゃべらなかったけどキレイにネイルしてくれた」>>>越えられない壁>>>>>>>>「超楽しくおしゃべりしたけどネイルに満足できなかった」
です。
ネイリストは噺家ではないので、おしゃべりよりもネイルの技術の方が百万倍大事です。
2.ネイルに必要なことだけ喋る
とは言え、初対面のお客様と1時間から2時間、ずっと無言で施術するのもしんどい...と思うかもしれません。
でも私は「今日天気いいですね〜」みたいな話もめったにしません。それすらもそこからどうやって会話をつなげたらいいかわからないので(コミュ障あるある〜!)
が、「満足していただけるネイルに仕上げよう!」と思ったらこちらから喋る必要のあることはいくらでもあります。
「今日はお急ぎではないですか?この後ご予定や何時まで出たいなどありますか?」
「今までマシンで削ってる時に熱かったことはないですか?」
「何年くらいネイルしてますか?」
「お爪は伸びている分を短くされますか?長めにされますか?」
「しみて痛いところなどないですか?」
「お色
はこちらでよろしいですか?また後ほどお爪に載せて確認していただきますね!」
「今までグリーンネイルや、お爪が変色したことはなかったですか?」
「ライト入れて数秒して熱かったら出してくださいね」
「座っていて冷房寒くないですか?」
「気になるところがあったらいつでも仰ってくださいね!」
などなど、細かくカウンセリングやお声がけをしていきながら施術します。
ちょっとウザそうかな?と思ったら口数を減らすこともありますが、例えずっとスマホ見てるお客様でも「Wi-Fiあるのでよかったら使って下さい〜」とか、片手ずつジェルのオフする時に「右手なんですが、人差し指だけ先にオフしちゃたので、アルミ巻いてないです〜(スマホ使いやすいように)」とちょっと施術方法を変えたりなど「いつでもあなたを気遣ってますオーラを出す」「いつでも言いたいことあったら気兼ねなく言える雰囲気をつくる」ことは大事にしています。
3.お話される時は向こうからお話してくれる
カウンセリングをしっかりして、ネイルに満足していただけたらお客様のほうからお話してくれるパターンが結構多いです。
「オイルってやっぱりした方がいいですか?」「どうやったら持ちがよくなりますか?」「昨日急に割れちゃったから早く付け替えたくて」とか自分のネイルに関係することもあるし、「今日お子さん保育園ですか?」「何年くらいやってるんですか?」と私に関することもあります。
嬉しいのは「こんなに丁寧にしてもらったの始めてです〜」みたいに、初対面でお褒めの言葉をいただく時ですね。
私は元から世間話が苦手ですが「相手が向こうから話の枕を投げてきた」場合は、それに載っかかるだけなので、こちらから話題を探して喋るよりずっと楽!!
何より「こちらの施術に満足してくれている」=こちらに好感を持っている状態で話しかけて下さっているので、どんな方かもわからない中で緊張しながら話題を考えるよりもはるかに、こちらの気持ちが楽です。
何よりも「このネイリストさんは、あんまり無駄に話さないけど、ちゃんとネイルしてくれるんだな」「あんまり自分から話さないけど、こっちが話せば話してくれるんだな」という印象づけをしておくと、2回め以降の来店の時にも緊張しなくて済みます。
まとめ
そんなこんなでコミュ障でも美容系の接客業を続けています。
双極性障害(躁うつ病)もあり、今も新規のお客様を担当する前にはちょくちょくリーゼ(抗不安薬)を飲んでます。
でもネイリストは今までやって来た仕事の中で一番楽しいです。コンサルで行政に携わったこともあるけど、それよりも誰かの役に立ってる、誰かの幸せに貢献している、という充実感あるし。逆にそうでもないとないと給料底辺なのにやっていけない...
ちなみにゆう子ちゃんネイル検定3級とジェル検初級しか持ってないです!(せめて2級とっとこハム太郎)
今日の一枚:一年くらい前の自分のネイル
今日の一曲:またずっとゴーオンジャーきいてる