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1周忌わんこ供養での和尚様の言葉

お盆の供養にお寺に行った。
ペット専門の大きなお寺。
定刻に集まり、お経を読んで頂くことにした。
朝10時半の会。6家族ほど集まっていた。
お経を読んでもらう前に、それぞれの犬や猫の亡くなった年齢や理由などを聞かれた。
和尚様が言われた。
「わんちゃん、ねこちゃんは、悪いことをしないから、必ず極楽に行ける。」と。
「悲しみにとまっていると、わんちゃんねこちゃんも悲しい。悲しみにとまらずにいてくれるとうれしい。」とも言われた。
病気だった子のお宅には、「病気を治そうと、病院に行っている。」
長生きしていた子には、「往生している。」
少し短命だった子のご家族には「縁というものがある。」と。

和尚様に、必ず極楽に行けると言われると、断言されると、とても心強かった。
色々、いたらず、もっとやってあげられたのではないかと思ったりしていた。
亡くなったばかりの頃は、もちろん、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…経っても、公園を一人で散歩していて、同じ犬種のシェルティを見るだけで、泣けていた。そんな自分を感じ、全然癒えてないなぁと思ったりしていた。
最近は、同じ犬種を見て、うちの子もあんな反応していたな、散歩の時、あんなしっぽあがってるの見たことないわ、あの子、かわいいなぁ、などと思えるようになっていた。

今日、和尚様の言葉をきいて、少し気持ちが変わった。
「ごめんね。」ではなく、
「ありがとう。ありがとう。うちにきてくれてありがとう。」と念じた。
それでも、ちょっと涙が出る。

言葉に、わたしは救われる。

わたしも、言葉を大切にしていきたい。
言葉は、凶器にも、お守りにも、じんわりしみる水みたいなものにもなる。
今日、私が救われたように、わたしも誰かを想い、しみいる言葉を伝えられたらうれしいなと思う。
それには、わたしという人間が信頼に値する人であることも必要だと思う。
自分にも人にも、誠実でありたい、あろうと思う。


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