日本語指導が必要な学生はSolaにもいた?
8月の記事で、学校に行っていない外国籍の子どもが8,600人いるという記事がありました。今回のトピックは学校には行っているが、自分の教室には行けていない子どもになります。
学校には行くけど、教室には行けない子ども
学校には行っている、でも、自分のクラスの教室には入れない子どももいます。さいたま市では教室に入りづらい子ども向けの教室、” Solaるーむ ”を全ての市立小・中等教育学校に設置しています。Solaるーむについては、下のリンクを参照下さい。
"Solaるーむ"にいるのは?
さいたま市立中学校で学習支援ボランティアをしていますが、Solaるーむには様々な子どもが来ています。その内の一人に外国ルーツで毎日Solaるーむに来ている子がいます。
これまでこの子は、日本語を話すのが苦手なため、あまりボランティアの方ともあまり話していなかったようです。
日本語教師の経験を活かして、話をしながら日本語に慣れて欲しいと考えました。何度かSolaるーむに来ている内に、宿題を見たり趣味を聞いたりと、コミュニケーションを多く取れるようになりました。
幸いこの子はさいたま市が派遣している日本語指導員の指導を受けられています。しかし、他の学校には日本語指導が受けられていない子どももいるかもしれません。
でもすぐに帰ってしまう
この外国ルーツの子どもは、基本的には2時間目が終わる前(10時半頃)に帰宅してしまいます。聞くと、家に帰っても両親は仕事で不在のようです。
日本語を学習するだけでなく、クラスの他の生徒と交流が出来たり、日本語ネイティブの生徒に”やさしい日本語”の使い方を覚えてもらったりして、何とか一緒に勉強できるようになると嬉しいです。
今のままだと、日本語に触れる時間や環境が少ないため、日本語習得に時間がかかってしまう可能性があります。
まずは3時間目まで学校に入れるようになったり、給食を食べれるようになったりと、徐々に学校になじんで欲しいです。そうすれば、自然に日本語に触れる機会が増えるようになると思います。
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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