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2024年に力を入れる5つのこと

2024年は、年初めから地震や事故、熊本の恩師との別れなどが重なり、日常というものは当たり前ではなく、永遠に続くものでもないと改めて感じました。
だからこそ、支えてくださる方々へ感謝し、毎日の仕事・暮らしを通じて、自分がやるべきことや社会に対してできることを、日々全力でやっていこうと決心した年始でした。

2024年も「農ある暮らしを日常に」を起点に農を舞台としたサービスをお届けしていければと思っております。

『2024年に力を入れる5つのこと』を書いてみました。
(NPO農スクールの活動、個人の研究活動なども入れると、10個ありますが、
まずはコトモファームで掲げた5つの目標から。)


1、体験農園コトモファーム



ー「自分の食べるものを自分の手で生み出すこと」「自然に触れる癒し」などを身近に感じていただけるような農園作りを目指します。

農業資材諸々の高騰で、値上げブームのご時世ではございますが、「身近に」に焦点を置いているので、2024年も今のところは月額5,500円~で値上げなしで頑張っていくつもりです。
(極限まで頑張りますが、、どうしても、となったら値上げするかもしれません。その時はごめんなさい。)


2、コトモ上級者コース


ー「農ある暮らし」を実現できるようなプログラムの提供をしていきます。
4月から半年間、土曜日に開催予定です。
土壌微生物、野菜の栽培方法から、農地を借りる際の資料の作り方、外部講師による土壌診断、機械に関する講習など、農業経営をしていくに当たっての必要な知識をしっかり学べます。また農福連携(農業と福祉の連携)に関するプログラムなども併せて学べます。
(定員は少人数制の6名くらいで考えています。)

★コトモ上級者コース卒業生の声を集めました♪


3、就農準備部(藤沢市が定める農家資格取得可)

農業研修によって自治体が定める農家資格が取得できる新規就農を目指す方向けプログラムです。(4月スタート)。半年クラスと1年クラスをご選択いただけます。
(想像を超えて問い合わせが多いのですが、受入れキャパがあまりないため、受講申込み資格は、コトモ上級者コースの受講生または2022年12月以降の卒業生のみとさせていただいています。他の業務との兼ね合いから私のキャパ的に、年間3人までとか…頑張っても6人までかなと思うので。)

藤沢市・寒川市・茅ヶ崎市での新規就農に対応している研修で、鎌倉市で就農する場合もOKとのことです。
農家の資格を取得すると、農業者として農作物が出荷できたり、サポートが受けられるようになります。
また、農地を借りたり買ったりできるようになります。 
※現行の農地法では、基本的には、個人は、相続を除き、農業者でないと農地(農地セットの古民家も含む)は取得できません。


2024年からは、「上級者コース」と「就農準備部」が同時に受けられますので、最短半年、最長1年にて農家の資格が得られます。

4、「畑の理科実験教室」


小中学生向けの最先端の学びの場×自然体験の講座の提供。
「次世代の子どもたちが、第一線で活躍している先生たちと共に、畑で最先端の学びを体験できる場を作りたい!!」という思いが爆発し、
また、「家庭の経済状況に関わらず、お子様ご本人に学びたい意思があれば、誰でも参加できる場にしたい」という思いで、
「子どもは参加費無料」「大人の付き添いなしでも参加OK」という形にしました。
なので、ある程度の赤字は覚悟して(自分がやりたいと思って行うので、赤字を覚悟するのは当たり前の話で)、2023年の8月~11月に開催したところ、応援してくださる個人や企業の方が協賛等で参画してくださるという最初は想像もできなかった展開となり、また各回、大学の先生や研究者の方々の協力により、当初の予定をはるかに超えた高いクオリティーの講座を提供できるにいたりました。

皆さんの優しさが身に染みた年でした。

2024年はさらにパワーアップし、高校生まで幅を広げようと思っております。


5、旧市営住宅跡地(空き地)の緑化


ー現状荒れ地の場所を体験農園へリメイク。
住宅地の中に緑のある環境と食料調達の生産の現場を作っていきます。

こちら、住民説明会から始まり、色々と苦戦していますが、、
有事の際、食料生産を担う畑が、都市に点在する意義って、すごく大きいと思っています。

今は、食料生産も物流も誰かがやってくれて当たり前…と感じてしまう世の中ではあるのですが、本当はそれは当たり前ではない気がしていて。
万が一の時に農家として私に何ができるのか、そう考えたときに、「市民参加型の畑を作る」ということでした。





〇 本当は、あと5個あります…(NPO農スクールと個人研究を含めると。)


農スクールや個人の研究(雑草昆虫農法とか)も含めると2024年に力を入れることは10個ほどありますが、長くなってしまうので、本日は5つだけ書かせていただきました。

少しだけ、2023年までの農スクールも振り返り。
2020年から2022年までは「引きこもりの方や働きずらさを抱えた方への就農プログラム」の横展開のため、モデル事業やマニュアル作りなどにも力を入れていて、脳内パニック状態が続いていたのですが、2023年は一旦落ち着いて、私自身は現場(畑でのプログラム提供)にどっぷり浸かれる一年でした。
やっぱり畑はよいもので、現場のやりがいは何物にも代えがたいものがあります。心の呼吸ができた一年でした。

2023年に取材いただいた、ForbesJAPANさんの記事が、これまで&2023年の取り組みについてすてきにまとめてくださっているので、こちらをご覧いただけると分かりやすいかもです。


農を舞台に農業のポテンシャルを引き出し、活用していくために、2024年もコツコツと頑張っていきます。
2023年の「週刊エコノミスト」さんの記事。どこを目指しているのか、すごく分かりやすく、まとめてくださっているのでシェア。

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230711/se1/00m/020/060000c

それでは畑でお会いしましょう^^



小島 希世子

#農地 #藤沢市#鎌倉市#新規就農#畑の理科実験教室

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