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紫翠 奈良にてヘルシーな伝統料理を堪能する旅 -Marriott Luxury Collection-

先日、ひさしぶりに奈良にいってきました。

ステイ先は2023年8月に開業したばかりの紫翠しすいラグジュアリーコレクション奈良。

京都の地下鉄から、近鉄奈良駅まで直行。
到着後、徒歩でホテルへ向かいました。

途中には鹿さんたちがいて、まさに「奈良にきた」という気持ち。子どもの頃から何度も訪れている場所だけど、今回はなんとなく新しいところにきたというふしぎな感じでした。

さて、今回の奈良への小旅行。
結果からいうと大、大満足でした!

レセプションやレストランは旧奈良県知事公舎、宿泊する場所は別にあり、新しく建てられています。

しかも二階建なので、こぢんまりとしていて静か。まるでどこかの別荘にいるかのようでした。

あと、印象的だったのが葛など奈良を代表する食材を利用した料理が多かったこと。どれも見た目が美しく、それでいてヘルシー。

最近、胃腸にやさしい粥にはまっていたので、まさにその流れに沿ったような食テーマでした。

◎よかったこと
・施設、周辺環境が静か
・伝統を新しく取り入れた夕食
・盛りだくさんでヘルシーな朝食
・窓から見える緑の景色がすばらしい


ホテルの外観、レセプション

ホテルに到着すると、思わず「ここ?」と一瞬ホテルとはわからず。
どこかのお屋敷のような、歴史ある厳かなたたずまいに圧倒されそうでした。

もともとこの建物は、旧奈良県知事公舎だったものを隈研吾氏が設計しリニューアル。風格のある建物はそのまま残されています。

風格あるエントランス
鹿と藤のロゴ
いざ、なかへ!

午前に到着したので、とりあえずこちらでチェックインの手続きをし、荷物だけ預かってもらいました。

黄金色のカーテン、深緑の壁の対比が印象的
上品な布張りチェア、高さが低めで座りやすい

すぐ隣の部屋には、日米安全保障条約・サンフランシスコ講和条約批准書御認証の間があります。

歴史的な瞬間がここでおこなわれました

宿泊棟

宿泊棟は通りを隔てたところにあります。

左奥:大きな木製の扉
こぢんまりと二階建。中はとっても静か

温泉付き客室

24時間循環式の風呂、市内から温泉湯が運ばれています
絵画のような緑の風景
自然光が気持ちいい洗面エリア
ベッドリネン、ピローもちょうどよい柔らかさ
外の眺めを連想させる緑のカーペット

アメニティ

アメニティは奈良発祥のウェルネス&ビューティ、THERAです。

洗顔パウダーは少量でもきめ細やかな泡立ちでさっぱり。

化粧水と美容乳液については、香りのいい漢方がふわっとして、やさしく顔を包んでくれて・・薬草のような和漢の香り、やっぱりいいな。

THERA  左から:洗顔パウダー、和漢発酵美容乳液、和漢発酵化粧水

ナイトウェア

着心地のよいやわらかコットン。上下ともに先が5cmほど折り上げができるので、長さ調節ができます。セパレートタイプなのも使いやすい!

着心地のいいふわふわコットン

和紅茶

奈良のオリジナル紅茶 いにしえチックなイラスト
使いやすいコーヒーカップ

シャンパンフロー

17時〜18時まで、敷地内のカフェ「世世ぜぜ」にて夕食前のシャンパンフローが提供されます。

寺をカフェに改装した建物で、ホテルの敷地内にあります。
日中はふつうのカフェですが、17時以降は宿泊客のみに開放。

奈良公園側の通りから見た「世世」 
宿泊客はホテルのある奥のほうからはいります
外から見た様子
靴をぬいで長い廊下を歩いていきます
眺めのよい庭を見ながら

トリュフのケークサレ、奈良漬風味のおかき、そしてシャンパン。ノンアルコールもあるので、飲めない私にはうれしいかぎり。

明るいスタッフさんが各テーブルにきてついでくれます。

30分ほどゆっくり過ごしたあと、ホテル内のレストラン、翠葉すいようにて夕食へ。

レストラン翠葉(すいよう)

奈良県知事公舎の客間を改装、レストラン翠葉へ。

眺めのよい外側席がおすすめ
寒い冬はこちらの席のほうがよさそう♫

夕食

時河 TOKIKA

月ヶ瀬茶を使った茶粥 梅肉と漬物を添えて
筍味噌漬け、蘇と蓮根饅頭、新緑の胡麻豆腐
栄螺(サザエ)のオーブン焼き、大和当帰の香り、
水雲(もずく)とトロロのすりおろし

*蘇(そ)飛鳥時代から始まった牛乳を煮詰めたもの
*大和当帰(ヤマトトウキ)根は薬、葉を食す
冷え、むくみ、貧血対策に当帰芍薬散という漢方薬がありますね。


待ちわびた鯛 (万葉集から)

奈良の歌人が「鯛が食べたい」願いがこめられた歌。
はじめての万葉集(奈良県公式ホームページ)

醤酢(ひしほす)に 蒜(ひる)搗(つ)き合(か)てて 鯛願ふ
われにな見えそ 水葱(なぎ)の羮(あつもの)
長忌寸意吉麻呂ながのいみきおきまろ

万葉集第16巻  


鮪と水茄子のサラダ仕立て 出汁のエスプーマとともに
奈良の郷土料理「飛鳥鍋」をフレンチスタイルで
あつあつの牛肉としめじがお目見え
鼈(すっぽん)のラビオリ、吉野葛を使った冬瓜の餡かけ
牛肉塩漬けの春巻き
大和牛焼き、牛肉の柿の葉寿司
変わりおろしと奈良の干麺 パルメザンチーズとオリーブオイルを添えて

葛入りの細麺うどん。適度なコシとのどごしのよいツルツル感。
さっぱりお出汁に、おどろきのパルメザンチーズとオリーブオイルとの組み合わせが絶妙にあっていました。
これは、さっそく自宅でも作ってみたい定番メニュー決定。✌︎

上村牧場の牛乳のブランマンジェ

翠葉さんのディナーはまさにエンタメのようで、一品一品、次はどんな食べ物がくるんだろう?とわくわく、どきどき。
それもおいしくて、楽しい時間も過ごせて・・
ごちそうさまでした!

和朝食

白米または茶粥どちらがいいか聞かれます。
もちろん、選択したのは奈良の郷土料理、茶粥です。

【壱の膳】
季節のお浸し
玉子〆と奈良粕
大和蒟蒻の胡麻和え
柿のピクルス
季節のコンポート

【弍の膳】
焼魚
吉野葛の卵餡掛け
茶粥(または奈良県産ひのひかり御飯)
大和ポークの豚汁
香の物

ちょうど最近、粥にはまっていたのでなんともタイムリーで・・
自宅でも茶粥を作ってみようと思います。

個室

また、レストラン翠葉には個室の部屋も用意されています。

寿司バー「正倉」

翠葉レストランの奥には、蔵をリノベした寿司バー「正倉」。

隠れ家バーのように・・
8人のみのカウンター席

こちらでまったりと寿司とお酒を嗜むのもいいですね。お酒好きなオトナのかたはぜひぜひ。

ジムエリア

宿泊棟の一階にジムがあったので、ちょっと中だけ見てきました。
外が見えるので、開放感があって気持ちよさそうです。

奈良でヘルシーステイ

1922年に建てられた旧知事公舎という歴史ある建物。
古代からの伝統食なども多くみられて、エンタメあり、新しい発見ありなどの楽しい旅でした。

こちらのホテルのよさはなんといってもアクセスのよさ。

近鉄奈良駅から徒歩10分、奈良公園が目の前。
奈良国立博物館もすぐそばにあります。

ラウンジやプールなどの施設はありませんが、ホテル周辺には観光する場所がいっぱい。

今回はお寺に行く時間がなかったので、次回はそちらの方に行きたいと思います。

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