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「自分たちは、この時代、社会の中でどんな存在でありたいのか。」企業がそれを提示することが、ますます重要になっていると思う

 企業が、社会の中でどんな存在でありたいと思っているのか。その表明をすることは、この先のビジネスの拡大だけ出なく、関わる人たちの幸せの追求に繋がっていくんじゃないか。最近特にそう思います。

 私自身、正社員、という形で働くことから離れ、はや2年半ほど経ちました。その間、“(職務経歴上)できることをする” から “(職務経歴+)自分としてやりたいことをする” へシフトしていっており、自分自身のテーマ(長く続けていきたいこと。仕事としてもライフワークとしても)が、少しずつ変化しながら、徐々に固まってきています。

   今そうなれたのは、きっかけがあります。スタートアップ企業にジョインした頃(2017年の夏ぐらいでした)、まだ社員が14名位だけど、組織を強くするアイデンティティのようなものに、自分自身がすごく救われたという経験をしました。当時、私自身は仕事に対するモチベーションが消えかけており働く意義とか理由が「家賃を払うため」ぐらいしか、なくなっていました。でも、会社の見ているビジョンとかメンバーの情熱に、少しずつ心が動かされて、また働く理由を取り戻したのでした。

私自身の詳しい話はこちら


 個人が活躍する時代になり、コロナのような社会的変革もあるなかで、なぜ企業に所属して働くのかというと、会社の目指す方向に未来への希望を見出したり、そこと同じ志の仲間と思いを形にしていく。そういうことをあるからこそ、そこにいて生き生きと働き続けられるのではないかな、と、前述した実体験からも思っています。ですので、これから更に「企業のありたい方向の提示」その発信活動が、重要になると思っています。

  現実問題として、ビジョンへの共感や熱意だけで飯は食えないわけなので、ある程度の折り合いをつけて、自分にとって良い環境を選んで、働いていくのではないかと思います。でもお金やポジションや待遇だけでは、続けていけない。心がついていかないっていう人もいるし、長い人生でそういう時期が来てしまうこともあるんじゃないかと思ってしまうのですよね。

 先日、ユーグレナの株主総会資料を見ました。創業当初は、ヘルスケア事業をバイオ燃料事業の2つの事業領域で、経営理念も「人と地球を健康にする」でした。しかし、仲間やパートナーの増加と事業領域の成長により、複雑性が増して新たな方針が必要なフェーズとなったため、自分たちがどういう存在であるかをアップデートしました。
 それは、サスティナビリティファーストであり続けること。フィラソフィーという形で自分たちの「ありたい姿」を提示しています。

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参照元:ユーグレナ・フィロソフィー&今後の事業方針
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2931/tdnet/1872915/00.pdf


 このアップデートをみたときに、企業の存在ってどんなものなのか。を自問自答しながら変化し続けられる企業は強い。と思ったのでした。
 現在進行形で、私自身のビジョンへの思いは変化しているので、また続報をお届けしたいと思っています。

 

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