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喉元過ぎれば熱さを忘れてしまうけど、熱かったという事実は、忘れたくない。

私は2023年頃から、自分の体験と経験を元に「女性性と男性性の統合段階」を勝手に研究している。

まったく根拠の無い研究なんだけれど、自分の中では色々と理解が深まり、自分由来の根拠だけは少しずつ太くなってきている。

最近、自分が今、女性性ゾーンに入っている気がした。「女性性ゾーン」とは、様々な抑圧を外していくゾーンであり感覚を取り戻していくゾーン。

なのでこのゾーンの始まりは、偏った思考からくる強い抑圧や制限の中にいて、自分が何を感じているのか、何がしたいのかなどもよく分からない状態になっていたりする。そして、自分ではない誰かのことばかり気にしたり、人 他人や社会や環境などを責めてばかりいたりもする。

つまり自分で自分の舵を握れない状態。握っていないことすら知らない、握れることすら知らない、そんなオートマチックな状態がこのゾーンの始まり。




私の場合、前回の女性性ゾーンは2020年だったのでまだ研究も始めていなかったのだけれど、今回ぐるっと回ってこのゾーンに入った気がした。

そうだそうだ。このゾーンってこんな感じだった…と、思い出す。この感覚ってなんだかとっても難しいのだ。なぜなら、〝感じる〟ということに分厚い膜がかかっているようで指針になるものが分からなくなっていて、手がかりや取っ掛かりもうまく掴めない「わからない」状態だから。

それでいて欠乏感や不足感、不満や無価値感といった気分の良くない感覚が拭えないヘドロのようにベトーっとへばりついているような感覚だったり、モヤモヤとしたものの中に入れられて上手く身動きが取れないような…そんな歯痒さが常にあったりする。

つまり、なんか嫌だけどどうしていいのか分からない。どうにかしたいけど何をどうして、どうやったらいいのか分からない。そんな抜けられない迷路にハマり込んだ感覚で、非常にしんどい。




そうだったそうだった。こんな感じだったと思い出して、自分がついついわかった気になっていたことにも気がつく。

このゾーンは枠が外れる度にどんどん軽く楽になるのだけれど、喉元過ぎれば熱さ忘れるで、すっかり自分もこんな風に苦しかったことや無自覚にオートマチックに生きていたことを忘れてしまっていた。

それって、様々なゾーンやフェーズを理解したい私にとって致命的とも言える。わかった気になることは、わかってないより嫌だ。どこまで行っても分からないからこそ、私はそれを理解したいと願えるのだろう。

ぐるりと回って自らも再びこのゾーンに取り組み、それと同時に観測しながら理解を深めていく。このゾーンに取り組むすべての人への理解と想像力を忘れないでいたい。各ゾーン、各フェーズ、各テーマ…それぞれのやりにくさや難しさといった事情や背景を忘れないでいたいなぁと。改めてそんな風に思う。今、この段階の今。






𝗂𝗋𝗈 𝖺𝗇𝖽 ∞ #紡ぐ日々

/ 𝟤𝟢𝟤𝟦𝟢𝟩𝟣𝟨


ことごと紡ぐ、






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