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若林正恭さんと星野源さんと純粋に友達になりたい(LIGHTHOUSEを視聴して思うこと)

オードリー若林正恭さんのことは、以前から小説が特に好きで、エッセイは全部読んだし
共感できる瞬間が多い人物なのだが、
星野源という人のことは、LIGHTHOUSEを観る前まではほとんど知らなかった。

この2人のトークを聞いていて感じたことは、
人は、共通項が多ければ多いほど安心するけれど、それだけではなく
相手から何か新しいヒントを得たり、別の視点や自分の気づいていなかったポイントを
明確に指摘してもらえることが、人付き合いの上ではかなり貴重で稀有な存在になる、ということだ。

若林正恭さんと星野源さんはルーツが似ているし人間性も似ているけれど、
それぞれ悩み抜いた後に得てきた新しい価値観や思考を開示しあうことで
双方ともポジティブに、パワーアップし合える存在なんじゃないかと感じた。


普段生きていて、なかなかそんな人に出会える機会は少ない。

「それわかるわ〜」「私も同じこと思うよ」と共感してくれる人は周りにいても、
更に何か光を灯してkれる、ズバッと言い当ててくれる人ってかなり貴重な存在だ。



実体のない悩みを、人にわかってもらえないであろう鬱々としたものを
上手に噛み砕いて言葉にし、ゆっくり会話する2人が純粋にとても人として好きになった。


シンプルに、刺さる言葉が多すぎてメモがびっしりになってしまった。

ただ、星野源さんがドライブ中に言っていた
タモリさんの挫折の話。
あれは本当に聞けてよかったと心から思う。

挫折した人にしか見えない素晴らしい景色があり、
そこに軸からブレない強さを掛け合わせるから人として強くなる、という趣旨の話だ。


私も学生の時に挫折を経験しているから、それを武器にして強くなることは出来るのだと励まされた。
軸からブレない強さを身につけなければならないけれど。

「揺るぎない軸」はずっと模索している課題の一つ。


ブレない軸を持ち続けることって、簡単だと思う人もいるだろうけど
私には全然簡単なことじゃない。

同調圧力を半ば強制的に教育させられてきた学生時代から、
社会人になった途端に個を光らすよう仕向けられる。
やり方がわからずその場に踏みとどまっていると、要領の良い人たちに速攻で置いていかれる。
どれが本当の自分で、どれが「社会的に正しいとされる模範的な人物」を演じている自分なのか、
境界線も見えず社会の渦に流されていく。


そんな世の中で、ブレない軸を持ち続けることって、
何か一つ軸を持っている時点ですでに最強だと思うし、流されないことでうまく回らない仕事も多々ある。


昔から自分のことを知ってくれている人に会うと
「変わったね」と言われることも多少なりあって悩んだけれど、
当たり前じゃない、変わらないとやっていけないんだから。
と思えるようになってきた。

人が変わることで、変わっていない自分が不安や恐怖を覚えるからそう口にしたのだろうな、
と今になっては思える。
自分も双方の立場で経験があるからだ。





なんの話だったっけ…笑


話を戻すと、
2人が、所謂こっち側の世界である自身とは真逆であるはずの表舞台、芸能という道を進んだからこそ見える「自分らしい道」を提示してくれた気がしていて、
私も得意でない分野を職業にして悩み続けているけれど、
それはそれで自分にしか拓けない道にきっといつか出会えるかもしれない、と
少し希望を抱けた感じがする。


もがいていて良いんだな、本当はスマートで、裏表がなくそつなくこなせる人間で
ありたかったけれど、私には到底無理だ、私にしかできないやり方で未開拓の地から
前例を作る気持ちでやっていこう。

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