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Coそだて意見書公開!

先日より、セミナーも盛況に開催し、共同親権・共同監護の時代を迎えるにあたって、バッチリ備えているCoそだてです

先週期限だったパブコメに、Coそだても参加し、先日簡易バージョンのみを公開していました

提出段階では、タイトルや連絡先記載の表紙がついていましたが、公開にあたっては、省略しています

離婚後の子育てを10年実践してきた母として

 親権者に指定したかどうかという点の違いはあれど、お互いに協議離婚をして、子どもにとっては父母との関わりを大切にしようという想いが最初からあったのに、思いがけず、裁判所の手続きを重ねることとなり、離婚後に父母間の紛争が激化し、一層悪化してしまうという事態に直面しながらも、子どもにとっては、両親との良好な関係を築いて、父母双方を慕いながら健やかに育っていること、また、離婚後10年経った今となっては、穏やかに自律した生活を確立して幸せに暮らしているという共通点の中で、自然と伝えたくなった思いを表現することができた意見書が完成したと思います

パブコメ期限は終えましたが、ここからまさにさらに議論を深めて、世論喚起をするときでしょう

その一助となれば幸いです

PDF版を末尾に添付するとともに、冒頭部分については、以下に引用して紹介いたします

1.「Co そだて」について
 私たちは「共に育ち共に育てる」を理念に、離婚前後親教育として、離婚後の子育てである”共同養育”をする心得と知識を学び、さらに仲間と共有し合うことにより共に育ち成長し合うことを目的としたオンラインサロンを運営しています。 Co そだてでは、離婚後の子育て「共同養育」を円滑に行うために、両親がそれぞれ、子どもの発達段階に合わせた対応やコミュニケーションの方法を学ぶプログラム離婚後親共育を用意しています。諸外国ではプログラムを受けないと離婚できない国もあり、離婚をする両親が知っておくべき知識やスキルは必須と言っても過言ではありません。 現在の日本では、離婚後の親権が単独親権制度であるがゆえに、両親の どちらか一方しか親権が持てません。そのため離婚時に子どもの奪い合いとなり裁判所での長期の係争もあると、両親間の葛藤が高まってしまい、 離婚後の子育てが円滑にできなくなってしまうということが少なくありません。C o そだてでは、自分の気持ちや状況を常に仲間と支え合いシェアすることにより、私たち両親の葛藤と子育ては別であること、頭では理解できていても追いついていかない心の問題も含めて、共同養育における心と状況の整理と必要な知識とスキルを身につけていく機会を提供しています。 共同親権弁護士古賀と共同養育コーチ山本がそれぞれ培ってきた専門スキルを駆使して、法的素養とコミュニケーションスキルを鍛えることによって離婚後の子育てをより良いものにし、親子関係を良好に維持し、健やかな子の成長とともに親自身も学び成長していくという親子「共に」育つことをサポートしています。参加しているメンバーの中には、実際に深い学びを通じて、調停手続や実際の面会交流を攻略し、宿泊付交流まで親子関係の拡充に成功したといったようなうれしい報告がなされていたりします。  支援機関に頼らない自律した共同養育のノウハウについて研究を重ねてきた成果でもあります。 いかにストレスなく、子にとって最善の利益に配慮した養育環境を続けていくか、というために、古賀と山本がそれぞれ過去に離婚を経験した当事者としての知見も惜しみなく提供しています。古賀は、2011年に協議離婚をして親権者となった同居母として、面会交流に送り出し、父母間で直接連絡することがないほどに関係が悪化しても、父子関係自体は良好で、今も父を慕いながら健やかに育っている息子と暮らしています。山本は、2013年に協議離婚をした際、親権者を父に指定をし、監護者の立場で娘を育てながらも、親権者父の意向で、突如娘に会えなくなる経験をした別居母です。裁判所での手続きも重ねながら、子の意思を尊重し、1週間交代で父母の居所を交代する方法で共同監護を始めて数年経ち、今はより柔軟に、共同監護を続けています。 今となっては、二人とも、息子や娘が父母との関係性を維持しながら健やかに育っているものの、単独親権制のために離婚後の紛争を余儀なくさ れ、悲痛な経験も実際にありました。古賀は、協議離婚時の養育費の取り 決めが口約束だったため、息子が就学時のタイミングで不履行となり、養 育費請求調停を申し立てると、父母間の関係が離婚時より一層悪くなりま した。解決して、安定して面会交流が続いていたかと思いきや元夫側の新 しい家族の事情で、面会交流が途絶え養育費の見直しなどで再び父母の関 係性が悪化することもありました。様々なサポートを得て、息子の意向を 尊重し父との自律した自由な交流にようやくたどりついたものの、最初から、離婚後の養育に関する情報提供等徹底されていれば、父母間で葛藤が 高まることもなかったのではないか、離婚後も父母の争いを感じる状況に 直面することになって、子どもにかわいそうな気持ちにさせたように思い ます。山本もまた、取り決めた面会交流の不履行が繰り返され、是正させるため様々な法的手続きを重ね、親子共に辛い思いを経験してきました。最初から、共同親権の選択肢があり、共同監護の取り決めをして遵守していくことができれば、もっと穏やかに子育てをすることができたはずだと悔やまれます。 単独親権制の下、幼い子どもがいて離婚したことで、一見揉めずに協議離婚をしたようでいて、離婚後の紛争に心労を重ねてきた二人だからこそ、 今渦中にいる当事者に有用な情報提供をしてより良い子育てを目指して学び合い励ましています。 そうした、Co そだての観点から、今回の「家族法制の見直しに関する中間試案」に関する意見を用意しました。

Coそだて意見書冒頭より

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