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受注生産品 『 黄金のヒエログリフ 』

こんにちは、現場の前田です。

今回ご紹介するのは、超特大!黄金の塊! 『 黄金のヒエログリフ 』 です。
2019年に販売した 『 魔導書 』 以来のビッグな製品は、コスモテックの WEB STORE 「 コスモテックサンプル直売所 」 にて、2021年8月1日より期間限定で受注生産のご注文を受付します。


どこもかしこもヒエログリフや異国情緒あふれる絵柄で覆われ、大きさ 縦 250mm × 横199mm ・ 厚さ 60mm ・ 重さ 約2kg という圧倒的な佇まいになっており、まるで古代遺跡から発掘された、ミステリアスな黄金の塊のようです。

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箔押し加工もさることながら、製本にもこだわり、非常に豪華な仕様となっています。


・神々しい金の塊

まず、箔押し加工では、おもて表紙から背、うら表紙にかけて全面にヒエログリフの装飾を施しています。 『 黄金のヒエログリフ 』 に使用しているヒエログリフの装飾は fengfeeldesign さま ・ steeldrops さま ご協力のもと制作いたしました。

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表紙に使用している用紙や箔の種類は下記の通りです。

【 表1・表4 】
用紙 : NNボールN#39×3枚合紙
+GAファイル(キャメル)4/6判Y目<620㎏>
加工 : 2色箔押し( 6号金+金消し111 )

【 背 】
用紙 : タイオウアトラス(未晒クラフト)ハトロン判Y目<108kg>
加工 : 2色箔押し( 6号金+金消し111 )

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大きさ 縦 250mm × 横 199mm ・ 厚さ 60mm ・ 重さ 約2kg、黄金の塊


おもて表紙・うら表紙は合紙加工前の GAファイル(キャメル) に、背は タイオウアトラス(未晒クラフト) に、2色の箔押し加工をしています。

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非常に細かな柄はシビアな見当合わせ( 位置合わせ )となっており、加工の際は特に注意を払いました。

6号金の金つや箔と金消し箔111 のマットな金色という2種類の異なる輝き方の金色が隣接することで、黄金色に深みが増し、荘厳な印象を演出しています。


そして、箔押しされた表紙や背のパーツは、製本加工へと続きます。
今回、この黄金の塊の製本にご協力いただいたのは、いつもお世話になっている 有限会社篠原紙工 さまです。


ご担当いただいた 製本ディレクター 小原一哉さまに、 『 黄金のヒエログリフ 』 のためにスペシャルな仕様をご提案いただきました!


製本の仕様や用紙の種類、加工方法は下記の通りです。

【 本文 】
用紙 : タイオウアトラス(未晒クラフト)ハトロン判Y目<108kg>

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【 見返し 】
用紙 : TS-3 タントセレクト(N-13)4/6判Y目<100kg>

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その佇まいから、どこか砂漠の国や古代遺跡を想像させる雰囲気が漂う

・がばっと開ける!

本文と見返しはスケルトン装( ※1 )に仕上けた後、2枚の紙を貼り合わせて作った表紙を本文の背に接着しないようくるむ、オープンバック仕様にしています。

※1… スケルトン装とは、本の背をPURという透明な糊を使って綴じ、背表紙をつけず背がむき出しになっている製本のこと。ページの開きが良く、強度があります。

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また、今回背をオープンバックにした理由は、ページを開いた時に背に掛かる負荷を軽減し、紙にシワが寄りにくいようにするためです( ※ )

※ 開閉を繰り返し行うことで背の箔押し部分にもだんだんとひび割れが生じますが、 「 劣化具合も持ち味になるよう 」 作られています。

その後、おもて表紙とうら表紙に箔押し加工済みの GAファイル(キャメル)と NNボールN#39 の3枚を合紙したものを貼り付けています。つまり、紙を全部で4枚も合紙しているので、かなりの厚みに!

【 断面 】
三方コバ塗り( NNボール#39×3枚合紙 部分 )
ミーリング加工
ステンシル文字加工

・マニアック過ぎるコダワリ

しかし、このままだとボール紙の側面に紙の地色がそのまま剥き出しになっていて、その部分だけ目立ってしまう…

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本文を挟み込む分厚い表紙( 厚い紙が積層されている部分 )の断面に
色を塗って、本文用紙との一体感を図る工夫が!


ボール紙の表紙断面部分に、本文と似たような色味になるよう 「 コバ塗り 」 という側面に色をつける加工を施していただきました。これで表紙と本文との馴染みが良くなり、一体感が増しました。

・ジャギジャギの3つの断面

壁画のような側面( 本文の断面 )は、本文に使用したタイオウアトラス(未晒クラフト)がむき出しになった三方の側面を 「 ミーリング加工 」 ( ※2 )しています。

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意図的にジャギジャギ・ガサガサ感を演出
古(いにしえ)の書物のような印象に


※2… 「 ミーリング加工 」 とは、接着剤を使用して折丁の背の部分を接着する際に糊の浸透をよくするため、ギザギザに切り込みを入れる処理のことです。それを、今回は背ではない三方の断面部分にも施しています。

このミーリング加工を側面に施すことで、ザラザラとした独特の触感と、紙の端がギザギザしていることで、古びた書物のような雰囲気を演出しています。こちらの加工は、篠原紙工の浦田さおり さまが加工してくださいました。

・ステンシル ヒエログリフ!?

更に、ミーリング加工された部分にヒエログリフの文字の 「 ステンシル加工 」 が施されています。


この 「 ステンシル加工 」 は、以前ヒエログリフにハマっていたという篠原紙工の宮園 葉月さまからのご提案によるもので、表紙の印象と合わせたヒエログリフ文字をデザインしていただきました。


解読するとそこには嬉しいメッセージが…!!


篠原紙工のメンバーの皆さまの加工技術やアイデアのおかげで出来上がった、とてつもなくインパクトのある 『 黄金のヒエログリフ 』 は、置いてあるだけで古代へのロマンや空想を掻き立てられます。

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ロマンやあそびゴコロ、紙加工の技術をギュッと凝縮した塊


篠原紙工のメンバーの皆さま、この度は 『 黄金のヒエログリフ 』 製作にご協力いただきまして本当にありがとうございました!

・ご注文はこちら

2021年8月1日より期間限定で受注生産のご注文を受付開始!

- 仕様 -
寸法 : 約 縦250×横199mm
束厚 : 約 60mm
重さ : 約 2kg
本文 : 500枚( 無地・茶色 )
表紙 : 黄土色
加工 : 2色箔押し( 6号金+金消し111 )
製本 : ドイツ装

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- Credit -
販売 : コスモテックサンプル直売所
装飾 : fengfeeldesign
協力 : steeldrops

製本 : 有限会社篠原紙工
小原 一哉・浦田 さおり・宮園 葉月

箔押し : 有限会社コスモテック

【 メディア掲載 】
まるで黄金の塊! ゴールドの箔押しにヒエログリフの装飾を施したノート「黄金のヒエログリフ」誕生 (ねとらぼ) 


【 連絡先 】

ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ
http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/

有限会社コスモテック 青木政憲
〒174-0041 東京都板橋区舟渡2-3-9
TEL:03-5916-8360 / FAX:03-5916-8362

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