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風の記憶、時の雫

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note をはじめてみようと思う。 秋晴れの空を眺めていたら、風がやってきて、 そのときにふと思ったわけです。
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2019年8月の記事一覧

新涼

8月最後の日を迎え、明日、9月を迎える。 長引く雨のために、平年ならば残暑が厳しい 折だけど今年は違う。 今は雨が上がっている。 気温も午後2時で23℃と例年より低い。 時折吹く風は涼しく、 今日は色濃く秋の気配に感じる。 明日から9月というのもあるだろう。 けれども本当に秋らしい気配を感じたのは 今日が初めてかもしれない。このような 初めて感じる秋の涼しさを「新涼」という。 新涼は夏の暑さからの解放を意識するので ある種の安堵感に包まれる。 同時に、新しい季節への期待感も

夢は生きている

夢は叶わなくても宝物のように 胸の内にしまっている人もいる。 それも夢の持ちようだとは思う。 けれど、その夢を宝箱から出して 叶えようと努力し行動することで その夢は輝きを持つようになる。 夢も生きている。 夢は生ものなのだ。 そうであると認識を改めると 人生の楽しみ方が変わってくる。 宝箱にしまっていた時よりも 運のめぐりも、人との出会いも 増えて、心も広く強くなる。 つまり、夢は叶えようとすることで 自分の成長を促してくれるのだ。 だから夢は叶えるためにある。 より

勝負強くなる

勝負強くなるとは、 大きな勝負事に勝つことばかりを いうのではない。 勝ち負けで表すだけが勝負事ではない。 小さくても決めた目標事を ひとつ一つクリアしていく積み重ねが できることを指す。 そう捉えれば、勝負強くなるとは 着実に歩み、成果を積み重ねることが できるようになるということ。 そうすれば、ここぞという時に 大勝負に自信を持って臨むことが できるようになる。 私はそうでありたい。

笑顔の印象

初めて会う人には笑顔で会いたい 第一印象をよくしたいから でも別れるときにこそ笑顔でいたい 素敵な思い出になりたいから 出会いの最後の印象は笑顔できまる 笑顔の印象が残る人とはまた会いたいから 二度と会えない人には 笑顔の印象を残しておきたいから

学びの場での縁は深くなる

どんな出会いも「縁」には違いないが、 その出会いの場が「学び」であると、人は結びつきやすい。 深い縁を感じやすいのである。 それは学ぶという行為が自分をさらけ出すことである ことが多いからに他ならない。 学びの場への主体的な参加がそうさせている。 学ぶ目的は個々に違っても、その場を共有する テーマがお互いに共通項を生むからなのだろう。 だから一方的な講義だけで終わらない双方向性や 参加者全体に生まれる学びの空気が、初対面であっても 程よい殻の破れ感が快感を生むのだと思う。

晩夏

最高気温が30℃を切ったとはいえ、 日中はまだ夏の名残りの日差しがある。 それでも日が傾き始めた頃に 夏草を燃やしに行った。 使っていない田んぼの夏草は伸び放題。 どんなに人間が暑さでまいろうとも こやつらはどんどん成長する。 放っておくわけにもいかず、 一週間ほど前に母が草刈りをして 乾かしておいた草を燃やしに来たのだ。 乾ききった枯れ草はマッチ棒1本で たちまち白煙を上げて炎を上げる。 パパパチパチ、パチパチパパ、・・・ 乾いた音が一気に広がっていく。 その様は心地よ

固定観念を外す

固定観念がなぜいけないのかといえば、 固定しているだけにその大元が 錆ついてしまうことにある。 錆ついたものは次第にその役目を 果たせなくなる。その上に、 なかなか取り替えることが難しくなる。 だからといってそのままにしていると 大元は腐っていく。 そうなる前に固定観念は外さなければならない。 外すにはタイミングも必要になる。 いつでもいいというものではない。 変化の波を感じとる、その感覚がタイミングを 教えてくれるものである。 そして、固定観念を外すというのは、 全

幸せのつくり方

「幸せ」という料理のレシピ。 欠かせない食材は「笑顔」と「元気」 あとはそれを「明るく」混ぜるだけ。 妬みや猜疑心、憎しみや絶望感は アクしか出ないので入れないこと。 夢や希望や愛は、旬なものを用意。 心が疲れているなと感じたら 「幸せスープ」を一杯ご賞味あれ。

処暑 2019

今日23日は二十四節気の「処暑」。 夏の過酷な暑さもここまでで、 ようやく和らぐ頃合いだといいます。 今日は秋雨が続いた後で蒸し暑く、 最高気温も30℃ありますが、 明日から30℃を下回る日が続くもよう。 気温の上げ止まりが夏仕舞いを告げてくれます。 たとえ30℃を超える日があっても それは夏名残りの暑さで、 秋はじめの中では逆戻りはしません。 空を見上げても、雲の形が変わり、 風を感じても、清々しさえ感じはじめます。 虫たちの鳴き声も、穂が膨らみ始めた稲穂も みんなが秋

夜の秋

8月もあと10日ほど。 残暑がまだ居座る日中はまだまだ30℃超えです。 今週の土曜日からは30℃を切るようですが。 それでも日の傾きが早くなり、 窓の外から聞こえる虫の声は様変わりしてきました。 日中はヒグラシからツクツクボウシが鳴いて いますが、夜はコオロギがすだく声にまるで 秋の夜かと思うほどです。 明日は処暑とはいえ、 日差しは刺すように強く、熱せられた地面からの 照り返しが容赦ない残夏です。 残夏のなかにふと感じる秋が現れる、 そんな微妙な季節の移ろいを「夜の秋」

笑顔は意思

「笑顔は意思」この言葉通りだと思う。 人間は生まれた時は泣き顔、 そのうち笑顔を覚え、 最後に怒り顔をするようになる。 こどもの頃は大抵は泣き顔と笑い顔で 全ての感情を表そうとするけど、 次第に周りを観察し知恵もつけ、 それ意外に感情を表す表情を覚えていく。 成長していく間に、 泣き顔より効果的な様々な顔が 出来るようになるけど、 唯一変わらないのは素直な笑顔。 だから、笑顔は人間にとって とても大切な顔なんだと思う。 自然な笑顔に惹かれるのも 唯一変わらないその人の

生涯現役でいること

現役は、今も役立つ立場におり、 自ら活動している人を意味します。 現役の対義語は、老けた、衰えただから、 自分は現役じゃないと思った時から 一気に老いるということになります。 生涯現役であれば、 年を重ねるのは老いることではなく、 ステージを上げ続けていくことなのです。 そして最後は一番上のステージから浄土へ逝く。 年を重ねて衰えていくことばかりを 意識していると、ステージは低くなってしまいます。 いわば、腰が曲がった老人のようなもの。 目線は上に向かず、下を向きがちにな

夏を仕舞う人

今日は早朝から小雨が降り続く。 土砂降りでもない雨が一日中降るのはいく日ぶりか。 台風の時でも、一日中ということはなかった。 いつもより気温も5度は低いと肌感覚でわかる。 猛暑が続いた夏も一休みかと思ったが、 どうやらそれも違うらしい。 夏を仕舞い始めたのだろう。 夏仕舞いは静かに始めるのがいいらしい。 5日後は二十四節気の処暑。 暑さが和らぎ、止まるの意味を表している。 昔の人は処暑を迎えれば、秋の訪れを意識した。 その気配は少しずつ身の回りに起きている。 でも、処暑と

弱さの自覚

「弱さ」の自覚を持った子どもが成長して 大きくなったとき、身につけているものは 「弱さ」ではなく「やさしさ」なんだね。 そのやさしさが強さの本質なんだ。 それがない強さでは人を救うことも助けることも できないと思う。 子どもの持つ「弱さ」を過度に助けても、 貶しても、自覚を促すことはできない。 弱さを持つ子ども自身が気づくことが大事なんだ。