見出し画像

追憶の写真 稲田と古民家

2009年9月、新潟県柏崎市高柳町への旅。田んぼを取り囲む古民家で有名な「荻ノ島集落」を訪れた際に撮影したものである。この時は、ほくほく線の「まつだい駅」で下車し、タクシーで山を越え、高柳町の門出地区でタクシーを降り、「門出の棚田」や「荻ノ島集落」、名勝「貞観園」を徒歩で観光した。

ここら辺は新潟県でも棚田が多いエリアで、日本の原風景の宝庫。山の斜面に切り開かれた狭い土地に田が作られ、民家が点在する景観が至るところに見られる。この日は好天に恵まれ、少し秋めいた美しい風景を存分に味わうことができた。

この荻ノ島集落は、かやぶきの里として観光地になっているが、観光地以外の集落を徒歩で巡るのがとても楽しく、心が癒された思い出がある。

前の投稿でも述べたが、こうした美しい風景を切り拓き、作ってきた先人の苦労には本当に頭が下がる。現代の私たちは里山の風景を気軽に楽しめるが、風景が出来上がるまでに苦難の歴史があったころを忘れてはならないと思う。

今、高柳町で検索してみたら、散策路マップが整備されていた。今は厚い雪に覆われていると思うが、雪解けの春にまた訪れ、今度は水田の風景の中を色々歩きたい。

http://www.jonnobi-takayanagi.jp/tourism/walk/illustrationmap.html

【写真】2009/9/5 新潟県柏崎市高柳町 「門出の棚田」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?