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【コスモ女子イベント】バーチャル月旅行第二弾!月での生活と地球への帰還

コスモ女子プロジェクトは、前回みなさまに大好評だった”バーチャル月旅行イベント”の第二弾を、2021年5月12日にオンラインで開催しました!
(バーチャル月旅行第一弾のレポート記事はこちら

また今回のイベントは、NHK「ひるまえほっと」様にも取材していただきました!

2075年に人が月へと旅行したなら……と想像して、現在の宇宙技術の情報をもとに、動画とスライドによるオンラインツアーをご案内。
ロケットの打ち上げ、宇宙船内、月面ホテル、月面探査等など、実際に月に行った気分になって、一緒に宇宙旅行を楽しみました!

ここからは大盛況だったバーチャル月旅行イベントの様子をご紹介します。


月旅行第一弾の振り返り

前回は、宇宙船での無重力生活から月面に降り立つまでを疑似体験しました。
無重力を活かしたスポーツや料理を船内で楽しみ、幻想的な宇宙都市へ到着。
何もかもが地球と違う環境に感動しながら、日の出ならぬ「地球の出」を見ながら終了となりました。

今回はいよいよ、月での実生活に迫っていきます!

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月のレゴリスは地球の〇〇と同じ?月資源の活用方法

月では何もかもが地球と違うということが、降り立って少し歩くだけでも実感します。例えば、月の重力は地球の約1/6なので、軽くジャンプしただけで高く遠くへ跳ねることが出来るのです。

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また、月では地球のように気軽に資源が手に入るわけではありません。
1つクイズを出しましょう。
下の問題の答えがわかりますでしょうか?

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答えは③セメントです。
レゴリスにはアルミナ、シリカ、石灰等が含まれています。
地球から石や鉄を持ってくるには重量が重すぎますので、月で建造物を作る際には、
月の資源を使用する必要があります。

他にも、宇宙での食事や、衣類の扱いについて、クイズ形式でご紹介しました。


地球の物資は超貴重!月面生活に必要な費用は?

さて、他にも月と地球での様々な生活の違いをご紹介しましょう。
まず、電気です。
地上での電気代は一世帯平均おおよそ7,000円ですが、月では意外な結果となりました。

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月での電気代は約2000円。
これは、月では太陽光パネルを搭載した小型の機械が自動で太陽の照射する位置まで移動するためです。
地球での固定された太陽光パネルが1日6時間なのと比較して、こちらは24時間365日発電することが可能です。

続いて、食事。月で滞在する200人分の食料を確保する為に、月では年間22,000kgの野菜を育てる必要があります。

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地上では当たり前のようにある食料も、月では大変貴重なものなのですね。

地球から月への物資の輸送に関しても、クイズにしてみました。
それぞれ宇宙エレベータでの輸送と無人物資補給機「こうのとり」を用いた輸送の費用や積載量に関してです。
答えはどれでしょう?

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答えはそれぞれ①1万円と③6,000kgです。

こう聞くと安くたくさん運べそうな気がしてきますが、2Lペットボトルを運ぶには宇宙エレベータだと1本2万円、「こうのとり」だと1回で最大3,000本です。
やはり、月では貴重品ですね。


地球への帰還

さて、いよいよ月から母なる地球に帰る時がやってきました。
横を見れば、人口流れ星を発射する瞬間が!
地上から見たら遠くて広い空を一瞬のうちに流れていく星も、宇宙空間では真横から間近に見ることができます。
これも宇宙旅行でしか味わえない経験ですね!

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さいごに

2回に渡りお届けしたバーチャル月旅行、いかがでしたでしょうか?
宇宙船での心躍る無重力体験にはじまり、SF世界のような宇宙都市観光、そして月面から地球の美しさを堪能し、月と地球での生活の違いを学びました。

わたしはなにより、同じ宇宙船のクルーとして、みなさまと一致団結しながら月を目指したことに胸が熱くなり、2075年にはこれをリアルで体験できるんだと思うと、宇宙産業発展への期待が止まりません!

本イベントを通して、より多くの方に宇宙への興味を持っていただけますと幸いです。

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わたしたちは「2022年度中に女性中心のチームで人工衛星を打ち上げる!」という目標があり、その目標に向けて今も日々活動しております。

今後とも宇宙に興味のある皆さんに楽しんでいただけるイベントやコンテンツを発信してまいりますので、今後の活動をお見逃しなく!

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