実は、ずっとモヤモヤしていたことがありました。
中学生くらいの頃から私を形容する性的指向は、バイセクシュアル(両性愛)だと思っていました。そのまんまあんまり疑問を持たず、10年と少し生きてきました。
でも、多分それは違ったんだとここ1年くらいで思うようになりました。
きっとパンセクシュアル(全性愛)っていうカテゴリーに属すんだと思います。好きになる人の性別に、どうもこだわりがもてない。
いや、まあ、もはやそんなことをここでわざわざ書くことすらどうでもいいような気がしてきました。
久しぶりにnoteのアプリを開いたのは、タイトルにある通り、私がずっとモヤモヤしていたことについて。今日はそれを書いてすっきりしたいのです。
そのモヤモヤの原因はパートナーができると異性とご飯に行きづらいという現象にあります。
最近立て続けに同じことを違う人たちから言われました。
「(私と)二人でご飯食べに行ったら、相手(私のパートナー)の人いやでしょ。3人で一緒に食べようよ。」
そんな言葉を聞くと、私の脳内では「なんで?」がずっとぐるぐるぐるぐると光の速度くらいで駆け巡ります。意味がわからないのです。
婚約しているパートナーがいたら、ほかの異性とは同じ時間を2人で過ごしたら駄目なの?そもそも同性なら何も言われないのっておかしくない?性別でそんなに簡単にふるい分けなんてできなくない?ご飯を食べるってそんなに危険な行為なの?アバンチュール的ポジションなの?ていうか仮に危機感を覚えるようなことされたらお店から逃げるくらいのことはしますけども。。という具合に脳内で疑問が炸裂。
そのまま悩みの種がどっかに弾け飛んでくれたらいいのに、あちこちでどんどん発芽するから困り果てていました。
過去に付き合った男性に「男の人と2人でご飯食べに行っちゃダメ」と言われたこともあったけど、どうしても私はそのロジックが理解ができませんでした。
「何で女の子はいいのに男の子はダメなの?」と聞いても、「男の人と2人とか危ないでしょ」と言われ、全くもって納得できませんでした。当時のパートナーのことは嫌いではなかったけど、長く続くことはないとその時心底思いました。
私にとってはみんな同じ「人」で、男の人も女の人もどちらにも当てはまらない人も同じ扱いなんです。
あえて性別で分けるなら、多分私はどっちかというと男の人とのほうが個別にご飯をご一緒するほうが多い気がするので、男女で区切られてしまうと非常に制限が増えるのでストレスが溜まります。
今まで相手が嫌がること(異性とご飯を食べることが嫌だということ)について納得できず、こんな風にモヤモヤする自分は変なのかなと何度も思いました。社会的通念に迎合できないワガママな性格なのかと、良くない方向に考えてしまいがちでした。
自分がパンセクシュアルなんじゃないかと考えるようになってから、「だから私はずっとモヤモヤしていたのか」と腹落ちする感覚がありました。
相手の性別はこうだから私はこうしなければならないと枠を押し付けられることがすごく苦手なんだと気付きました。
自分の心の回路がわかると、すごく生きやすい。相手にも何がモヤモヤするのかを伝えられるようになりました。
ちなみに幸い、今のパートナーは誰とご飯に行っても怒るようなことはなく、「気にせんと2人で行っておいでー」と快く送り出してくれるので、あまりストレスがかかることはありません。いつもすぐ別れてしまう私が長続きすることができたのは、この部分の共有ができているからなのかもしれません。
たくさん発芽しちゃったモヤモヤは、私にいろんな気づきをくれました。
トコトンまわりくどい人生です。私はそんな生き方を選べたことをとても誇りに思っています。
ああ、このモヤモヤについて書けてすごくスッキリした。ありがとうnote。
#エッセイ #バイセクシュアル #パンセクシュアル #ストレス #自分との向き合い方 #パートナー
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