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私にとって音楽や映画や本とは

 私は主に海外のマイナーな作品を鑑賞するのが好きだ(流行りには疎いため、周りの子が話しているような内容には全くついていけないが) ここではその作品を一つ一つ紹介するようなことはしない。ただ、私の向き合い方をここで言語化して、自分の中で考えをまとめたい。(だんだんテーマがずれてしまっているかもしれませんがそれはご愛嬌を)

 私が自分から好きな作品を探し始めたのは、高校生になってスマホを持ってからだった。それまで私にとって音楽はテレビの音楽番組で流れているようなものしか聴く機会はなかったし、どういうわけか昔からJ-POPは好きではなかったため、そもそも音楽はそこまで好きではないと思いこんでいた。映画や本も、子供向けのものをたまに見たり読んだりするだけで、もともと欲が少ない私はそこまではまるアニメもキャラクターも無かった。

 そして、スマホを手に入れた私はYoutubeやアマプラやGYAO!で音楽や映画を国内外問わずとにかくたくさん鑑賞した。音楽に関して言うと、ポップスだけでなくクラシック、イージーリスニング、EDM、ロック、インディーズ、英語の曲、ドイツ語の曲、フランス語の曲、最新の曲、1960年代の曲、80年代の曲…主にSpotifyを使ってとにかくさまざまな種類の曲を聴きまくった。映画や本に関してもさまざまな作品に触れた(詳しくは省略)

 もちろんあまり自分の心に響かない作品はあるし、むしろそんなもののほうが多い気がする。しかし、何十回に一回ぐらいのペースで私の琴線に大きく触れるような作品に出会う。この喜びを知るのはおそらく私だけ。元々自己完結してしまう傾向がある私はこの感情の高ぶりを誰かに共有してほしいとはおもわない。ただただ、こういう作品に出会えたことに純粋に嬉しく感じるのだ。

 そして、嫌いな作品も含めて、自分がどんな作品をいつ鑑賞し、どう感じたかということをノートまたはアプリに何らかの形で私は記録しはじめた。私はこの場を使って記録することを勧めたいわけではない。ただ、私個人としては、やっぱり記録して良かったなと感じる。たまに自分が書いた文章、私が過去に出会った作品を見ると、自分だけの友達(友達とは言えないとしても、一度出会った作品達)と再会したように感じる。そして初めて作品と出会ってから今までに経った時間を振り返ると、人生の時間の流れのようなものを感じて、なんとも言えない気持ちになる。

 実はこれが自分にとって初めての投稿なのだが、特に投稿する気が無かった私が投稿しようと思った理由も少し似ている。私はたくさんいいねをもらうことを求めているわけではないし、誰の目につかなくてもいいのかもそれはそれでいいと思う。まあ、いいねをもらったら嬉しいのは事実でしょうが。とにかく私は、最近のSNS文化に特有の他人からの承認欲求を満たしたいからこのツールを始めたわけではない。そうではなく、自分の今の感情や思いを何らかの形で残したいからだ。

 私は小学生の頃から日記を書きつづけているため、そのために特にネットを使う必要はないと思っていた。でも、最近の私はあることに気がついた。スマホでしか書けないような文章があることに。そういう文章をうまく表現することは難しいけれど、例えるなら深夜テンションみたいな感じ。スマホだから書ける少し鬱っぽい文章や無駄にハイテンションな文章もあると思う。そんな感情をいつか忘れてしまうことはとてももったいなくて、だから私はこうして初めて文章を投稿する。話のテーマの統一性がないのは承知だ。でもこれでいいのだ。これはあくまで今日の私の考えの記録なのだから。