ハイヒール
引っ越しのため荷物を整理していたら
買ったまま履いてないハイヒールが箱ごと出てきた。
営業の時は必ずハイヒールだった。
自分の足に合った甲幅広めの、
必ず履いていたヌードピンクの、
ヒール6.5cmの、このハイヒール。
形がいい割に安く、すぐダメになってしまうので、
3足ぐらい同じものを買って奥の方にしまっていたのだ。すっかり忘れてた。
仕事するときの私の足はこれ!
もう他の靴合わないし履けないし
こうやってストックしおけば
売り切れになってもしばらく大丈夫、と思っていた。
決めつけとはおそろしいものだ。
だってもう今の私には
全く必要ないんだもん。
あの時の私は、まさか一年後の自分が
転職していようとは、ヒールを履かずサンダルで通うような会社の、まったく違う業種についていようとは、考えもしていなかった。
この時のなんとも言えない気持ち、
embarrassed
まさに恥ずかしく、当惑、あの時それが似合うと思っていた、キマッてると思ってた
自分をイジりたくなるような。
それを見つけた私はきっと決まりの悪い顔をしてただろう。
いつまでも、自分が思うことが、一番正しいなんて思わずに。これからだってそう。
たとえいくつになっても
強さとか若さとか年の功とか金とかで
蓄えた知識や常識を引け散らかすことなく過ごしたいもの。
あ〜恥ずかしい。
Get up / Scoobie Do
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