聖徳太子の予言書「未来記」と八咫烏 ~にこねこ vol.15
天皇家を裏で支えるとされる組織「八咫烏」。その神秘性は、都市伝説界隈では人気高いテーマです。この組織がいつ形成されたのか、ルーツを探ることが八咫烏の実像に迫る手がかりとなるかもしれません。その手がかりの一端として、聖徳太子が遺した千年予言「未来記」を取り上げます。この書の考察を通して、聖徳太子が「八咫烏」に託した計画をみなさんと共有したいと思います。
聖徳太子「未来記」を読む
聖徳太子は予言書「未来記」を著し、崩御後の西暦625年、息子の山背大兄王(やましろおおえ)から推古天皇に献上されました。「未来記」は、「初百歳」から「十百歳」までの構成で、推古天皇9年(601年)から100年ごとの出来事が漢文で書かれています。
「平家物語」や「太平記」にもその本についての記述があり、正確な予知は上流階級の間で知られていた書だったことがうかがえます。
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