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【30周年】フォレスト・ガンプを都市伝説的に考察 ~フリーメイソンの暗号 

 名作「フォレスト・ガンプ Run Forrest Run」の製作30周年を記念して、2024年7月5日(金)より1週間限定でリバイバル上映(全国のイオンシネマ)されます。
 このイベントにあわせて、フォレスト・ガンプをテーマにしたレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ」では、限定メニューが提供されているので、私も味わってまいりました~😉

ららぽーと豊洲店

 今回は、ゼメキス監督の隠しメッセージ(イースター・エッグ)を中心に、都市伝説敵な考察をしていきます~😎

フォレストと母の教え

因果応報的な宗教観

 フォレストという名は、母方の祖先のネイサン・フォレストに由来します。ネイサン・フォレストは、奴隷貿易商人、南北戦争の指揮官、フリーメイソン会員、KKK(クー・クラックス・クラン)の創始者という悪名高い人物でした。
 
 なぜフォレストの母親は、悪魔的な祖先の名前を息子につけたのでしょうか。これは、人種差別の加害者だった祖先の罪を、子孫が背負うという因果応報的な宗教観を象徴していると考えられます。母親の教えは非常にユニークです。

時には誰もが理解できないような行動を取ることがある。
sometimes we all do things that, well, just don't make no sense

 発達障害のフォレストが、社会から理不尽ないじめを受けても悩まないように、「意味がないから気にするな」という言葉の魔法を与えたのでしょう。

偏見への反論

 また、次のような教えもあります。

バカをバカにする、おまえこそバカだ。
"stupid is as stupid does"

 他人をバカにしたり見下す行動を取る人は、自分の愚かさを露呈しているのです。フォレストは、この言葉を使って果敢に反論します。しかし、愚か者たちが襲いかかってくるときは、逃げるが勝ち。衝突するよりも賢い選択です。

人生はチョコレート箱のようなもの

人生はチョコレート箱のようなもの。開けてみないとわからない。
"Life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get."

 人生というものは、悩みや苦しみが多く、暗い面を感じるのは自然なことです。しかし、フォレストの母親は人生をチョコレート箱にたとえることで、フォレストの人生を明るく豊かなものにしました。
 チョコレート箱を開ける前のワクワク感。そして箱を開けると、いろいろな形や味のチョコレートがあり、どれもおいしく喜びや満足感を与えてくれる。この比喩は、人生を肯定的にとらえる悟りの境地を示しています。

必要以上の金はいらない

 フォレストはベトナム戦争のリハビリから始めたピンポンがきっかけで有名人になり、その宣伝報酬で戦友の夢だったエビ漁をはじめました。さらにもうけたお金を上官の助言で投資して億万長者になるアメリカン・ドリームを達成します。
 ここでも母親の教訓が冴えます。奴隷貿易商で稼ぎまくった祖先とは対極にある考え方に従い、フォレストは大金に執着することなく寄付しました。

必要以上の金は、単なるみせびらかし
There’s only so much fortune a man really needs, and the rest is just for showin’ off.

フリーメイソンの暗号

ハリウッドとユダヤ資本

 それでは、都市伝説的な話に移りましょう。ハリウッドの映画産業を育てたのは、ユダヤ系移民の資本家たちです。映画製作にも興行にも莫大な費用がかかるため、資本家たちに気に入られるものを作る必要があります。記録的な大ヒット映画には、お約束のようにフリーメイソンのマーキングが見受けられます。

映画ポスターとシンボリズム

 映画ポスターには、ピラミッドやボアズとヤキンの柱を連想させる構図が見られます。また、フォレストの思い出が詰まったスーツケースは、フリーメイソンの礎石のタイムカプセルに通じるものがあります。スーツケースの中にある「おさるのジョージ (Curious George)」の原作者レイは、ナチスドイツから逃れて渡米したユダヤ人でした。

 アメリカの歴史的瞬間にフォレストが関わり、影響を与えたというストーリーも、すべての重要な出来事にフリーメイソンが関わっていたことにオーバーラップします。

IQ75の暗号

1975年9月23日付け、アップル社からの手紙

 フォレストはIQ75で「境界知能 (borderline intelligence)」とされ、正常と知的障害のグレーゾーンに位置します。このIQ751975年と暗示的に結び付けられ、「1975年を境界とする」という暗示があります。1975年は、アップル社の創業によりコンピューターの民間普及が進み、情報(インテリジェンス)のパラダイム・シフトが起こる要素が、ストーリーに加えられています。
 
 ※1975年9月22日 カリフォルニアで、米大統領ジェラルド・フォードが同月2度目の暗殺未遂にみまわれました。アップル社の手紙の住所がカリフォルニアなので、これは次のイースターエッグへ導くウサギの穴だと思われますので、また後日をお楽しみに!

1ドル紙幣の暗号

アメリカの1ドル紙幣

 1975年はアメリカ建国200年周年の祝賀ムードと、ベトナム戦争敗戦の暗さが重なった年でした。1ドル紙幣にはアメリカ建国の1776年がピラミッドの基礎部分にローマ数字「MDCCLXXVI」と刻まれています。この中の「DC LX VI」の合計が獣の数字666となるのは有名な都市伝説です。
 また、フォレスト・ガンプは1944年6月6日生まれ(ノルマンディー上陸作戦の日)、ジェニーは1945年7月16日(史上初の原爆実験「トリニティ実験」が行なわれた日)生まれであることも興味深いです。トリニティは三位一体を意味し、三角形のシンボリズムとして現れます。
 1975年にフォレストの母親が亡くなり、ジェニーとの関係が新しい段階に入ることが表のストーリーですが、サブテーマが「戦争」であることから、裏の意味を考察できますねっ。

羽根のシーンの意味

 ゼメキス監督が徹底的にこだわった最初と最後の羽根のシーン。ベトナム戦争における白い羽根は、恐れを知らない勇敢さの象徴です。つまり、障害を乗り越えて前進し続けたフォレストをたたえる意味に解釈できます。ベトナム戦争を扱った映画が戦争の悲惨さや反戦を訴えるものが多い中で、『フォレスト・ガンプ』は重苦しくならず、フォレストの生き方を通して前向きなメッセージを伝えています。

 ちなみに、英国では男性が白い羽根を贈られることは、「臆病、腰抜け」という意味になります。第一次世界大戦の兵役逃れに対する社会的圧力の手法として、白い羽根運動が実施されたことにルーツがあります。こういう工作に関与するのは、たいてい情報部(インテリジェンス)ですからね~🤐

 MI6の紋章は、英国王室の紋章とよく似ていて、モットーは「神と我が権利 DIEU ET MON DROIT」です。フリーメイソン・スコティッシュライト33階位のモットーは「神と我が権利 DEUS MEUMQUE JUS」。フランス語とラテン語の違いだけで同じだなぁ。英国王室はフリーメイソン会員なんだよね。ヨーロッパの王権転覆の裏にメイソン。まぁ、英国王室とロスチャイルド家は血縁を結んでいるという都市伝説がありますのでね~😕

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