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調香師になって

こんにちは。

cosmic perfumer
宇宙の調香師のマナミです。

企業で調香師兼、化粧品開発を10年行い
2021年に独立し「コズミックパフューム」を立ち上げました。

調香師という仕事。
それは一体なんなのか?

近年、人気が出ててきて
知られてきた職業です。

香りをつくる?
どんな香りをつくる?
香水をつくる人?
芸術家?
鼻がよくないとなれないんでしょ?
理系の大学に出ないとなれない?



全く謎の多い職業だと思います。

正直、ともて複雑な職業かもしれませんが
私の体験と体感を通して
こちらに記していこうかと思いはじめました。

私がまず、調香師になって
私自身が癒されたことを記していこうと思います。

私は山と海に囲まれ
よく眠り、山へ出かけ、砂鉄を集め、海に入り
大自然に育ちました。

そして人のことが気になりすぎる。
(人の目ではなく、どう思っているのか、どういう気持ちでいるのか)
人の口から出る言葉と肚で感じてる不一致さに耐えられませんでした。
そして
私はこうなんだという「正しさ」から抜けれませんでした。
それは、幼い時から継続して形成されていったものがありました。

そして

私が「正しい」と思っている以上
他者の意見なんて到底聞けません。
そして自ら「葛藤」を作り始めます。
内部戦争の始まります。

この生まれてからの内部戦争は
自分以外の外の世界では、対立を避けられる理性は持っていましたので
自らをおおよそ何度も傷つけました。

その「傷ついた私」からすべての現象・現実を見始めます。
そうしていくと世界には
「可哀想な人」しか存在しなくなりました。

そんな感じて
グレーどころか

ダンテ・アリギエーリ  地獄の門に至るまで

世界が真っ暗になってしまいました。

自らの「感じる」ことを封印し始めました。

感じると肚の声が聞こえるからこそ
その不一致さに耐えられない。

そして自らも
その「口と肚の不一致さ」を実践してると気づいたときには
正義中毒まっしぐらだったのです。

この経緯と解説に後程明かしておことと思いますが

正義中毒の私は

調香師という道を選びました。
22歳の時です。

その中で、調香師という仕事は
鼻/ne/嗅覚
「感覚」をマックスに使う職業です。

その中で、
この「感覚」というが
最初からすべて皆同意見になるということは
まず、ありません。

とても主観だからです。

主観と主観のぶつかり合い

その当時、
「正義中毒」にいることさえも気づかない私は
ぶつかることさえ怯え、自らの真実の感じたことを封印し
ときより、その鬱憤が溜まったように
「それは、違う」と憤りをぶつけました。

例えば、
オレンジの香りを嗅いだとき

「あまずっぱい香り」
「春を思い出した」
「こたつにあるみかんのイメージが出てきたから、冬かな」
「柑橘ぽい気もする・・」
そして
「好き、嫌い」

など本当に多数な意見を聞くわけです。

そんな中
「その意見は間違っている。正しい。」
なんて言ってられなくなっていきました。

私の感覚を自ら封印した分
その「多数の感覚の意見」がはじめはナイフのように、私を刺しました。
当時はそのように見えていました。

それが、少しずつ
「私の感覚の答え」を言えるようになってから
世の中の世界が多数あることに全身で受け取ることが出来ました。

そして
仕事をしていく上で、クライアントがいる職です。

作りたい、イメージしている香りを作る上で
その会社や人の「主観の感覚」を理解することが重要となります。

ー目に見えないからこそ

感覚の質問、それがわかるなるべくわかるようなアコードの香り
そして、正しさではない

正義を超えた
ーその人が見たい世界、描きたい世界を泳ぐその人が味わっている感覚

「あなたは何をその時感じてる?」

そんな
「問い」と「答えるまでの間」をお腹の中で待つ。
そして相手の自ら出す感覚の答えと、私がもっている感覚の答えを混ぜ合わせる。




まさか、
「感覚」と「感覚」
が混ざり合うのがこんなに癒しのプロセスだとは思っていませんでした。

「私が、正しい」

そんなことをし続けるなんて
大人気ないかもしれないし、私はそんなのやってないと当時は思ってましたが

この癒しのプロセスを一度、通り過ぎた今

その正しささえも楽しみ、それが興味に付随することに気づきました。

「同じものを嗅いで」
ー私はこう感じたんですが、あなたはどうですか?




そこには私だけの真実があり、相手だけの真実がある。
※真実とは・・とても主観的なものだと解釈しています。

その真実と真実の根っこに
互いに見つけたい、感じたいものが必ずある。

こんな感じのプロセス

と教えてくれたのが
調香師になって気づいたことです。

これからもcosmic perfumer
宇宙の調香師の記していこうと思います。

読んでくれてありがとうございました。

cosmic perfumer.








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