独立してわかったこと
現在、私は組織開発をテーマに企業向けにコンサルティングを行っていますが、5年前までは普通の勤め人でした。
転機があり(いつかそのことは書き綴りたいと思います)、5年前に独立。おかげさまでこれまでは順調にお仕事を頂き、去年からは業務を手伝ってくれるスタッフを雇用することができました。
もうすっかり今の生活に慣れてきましたが、勤め人から独立したばかりの時は、働き方、業務の進め方、人との関わり方、キャリアの導き出し方など、大きな変化に戸惑いを覚え、失敗も繰り返しながら進んできました。
「雇用する人」と「雇用される人」という境がなくなる!?
勤め人だった時は、与えられた業務に対してメンバーを巻き込みながらいかに成果を出すか、ということが自分にとっての軸になっていました。「個性」とか「自分らしさ」「どうありたいか」というのは横に置いて、組織に適応しながら役割をこなしていく。それが社員のあるべき姿という概念で働いていました。
ところが、独立をした途端、
「あなたはどうなりたいの?」
「何ができる人なの?」
「どういう世界を目指しているの?」
こういう質問に答えられない自分がいて、他者にはない自分にとっての尖りを見つけないと、ビジネスではやっていけないということを実感。
かつては、「社員」と「経営者・独立している人(フリーランスなど)」という棲み分けがはっきりしていたかと思いますが、コロナウィルスが終息した後の「働く」世界は大きく変わり、この境がどんどんファジーになっていくのではないかと思います。
私が独立して感じたことや気づいたことをいろいろ思い起こしている中、それは恐らく大きく変革をとげるであろう、今後の「働く」世界においても参考になるのではないかなと思い、独立して気づいたことや意識し始めたことなどを挙げてみます。
独立してわかったこと・気づいたこと・意識し始めたこと
・自分にしかできないことを知っている人が強い!
・逆に自分にはできないことは積極的に人に任せる(そうしないと回らないし本来業務のクオリティが下がる)
・タイムマネジメント力は必須(自分で生産性を上げる努力をする)
・健康管理がめっちゃ大事
・通勤時間は出来るだけ短く(出来るだけ渋滞に巻き込まれないように意識して行動する)
・本当に事務所じゃなきゃできない仕事を精査する
・損得勘定での人脈よりも、人との繋がりを大事にする
・お金を頂く立場だからと謙遜するのではなく、一緒に良いものを創り上げるという気持ちが大事(もちろん求められること以上のことはやる前提で)
・自分を尊重してくれる人との仕事が確実にうまくいく
・プライベートの充実が仕事に還元される
・「知らない自分」を恥じず、必要な知識は貪欲に収集した方が良い
・他者(他社)と比較しがちだけど、成功パターンっていうのは自分でしか創れない
最後に
今回は、私が会社を辞め、独立してみてわかったこと、気づいたことをまとめてみました。
コロナショック後の社会において、働き方や仕事の取り組み方は大きく変化するものと考えられます。
会社員であろうが、フリーランスであろうが、自分のことを知り強みを活かせる人が活躍できる時代になると思います。
一人でも多くの人が、生き生きと自分らしく働くために、少しでも参考になれば嬉しいです。
Cosmic Consulting HP
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