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どこまで任せるか明確にしていますか

上司から「この仕事をやっておいて」と指示を出され、自分なりに考えて提出したら
「いや〜、もうすでに◯◯は決まっててさ、考えて欲しいのはそこじゃないんだよね」と差し戻される。

上司としては、「それはわかってたんじゃないの?はじめに聞いてくれたらよかったのに・・・」と落胆し
部下としては、「えー、だったら最初に言ってくださいよ・・・」と不満が募り、モチベーションがダウン。

こんなことありませんか?

裁量権を与えよう

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人材が育ち、組織のパフォーマンスも上げるためには、ある程度の裁量権が必要だと言われています。ここで言う裁量権とは、自分の判断や考えに基づいて意思決定ができること、その権利や範囲のことを指します。

業種にもよりますが、決まった作業をただこなすだけでは、人は成長しませんし、組織全体のパフォーマンス向上にもつながりません。現場の一人ひとりが自分で考えて動ける領域や分野があってこそ、成長や変化をもたらすことができ、それが付加価値に繋がっていくのです。


ルールと裁量を明確にしよう

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裁量権が必要とは言っても、全てが裁量で動いていて、ルールが全くないというのもかなり危険な状態です。
組織は理念や価値観があり、ビジョンを実現するために組織活動を行なっています。成果を出していく戦略の一つとして、一つひとつの仕事や業務が存在するんです。全部担当者が自由に決めて進めている状態というのは、みんながバラバラに進んでいる無秩序な状態だと言えます(全員で合意形成ができていて、進むべき方向性が共有できている状態を除く)。

決められたルールのもと、人材が知恵を出して能力を発揮してこそ、企業成長に繋がっていくのです。


ここで言うルールとは、組織として、ここは譲れないとかここは絶対守ってほしいという決まり事のことです。戦術、予算、期限、対象となる顧客、取引先など・・・。多くの業務の場合、この「ルール=ある程度決まりとなっている部分」と「裁量=自分で自由に考えて進められる部分」に分けられるはずです。

ところが、上司部下間(もしくは同僚間)でこのルールと裁量を明確にしないまま仕事を進めているケースがとても多いなと感じます。指示を出す方も受ける方も、何となく「こういう業務ね」と理解して、それぞれがルールと裁量を自分の解釈で動いてしまうという状況です。後々蓋を開けてみると、冒頭のように「そこは最初から決まっていることだった・・・」という残念な状況を招いてしまうのです。

意識してみよう

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業務のやりとりの中で、上司部下間もしくは同僚間で、この「ルール」と「裁量」を明確に分けていくこと。それが成果につながりやすく、モチベーションアップにも効果があるのです。


この考え方をわかっていても、意識せずに働いていると、どこまでがルールでどこまでが裁量なのか、ぼやっとしたままま仕事のやり取りをしがちです。そのまま何となく動いてしまうと、「思っていたのと違う」状態になったり、酷い場合は大きなミスにつながりかねません。

上司の皆さんは、部下に仕事を任せる時に、この境界線を意識して指示を出してみましょう。
部下の皆さんは、業務の指示を受けたときに、認識にズレが生じないように、最初の段階でルールと裁量を上司と共有しておきましょう。

みんなが気持ちよく働き、パフォーマンスを出していく、そんな組織を目指して欲しいです♪

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