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「やり過ごす」という時間が答えをくれる


「なんとなく今の仕事を続けてきたけど、スキルアップしたいとか昇進したいとか、特に高い目標があるわけでもない。このまま今の会社で働き続けていいのか不安になる。」

「今の仕事は一通りこなせるようになった。転職も考えてみたいけど、今の自分には何ができるかわからない」

「職場の人間関係で悩んでいる。他の会社で楽しく働けるところがあるかな」

個人コンサルティングでは、働く人からのこのようなご相談が多いです。今まで走り続けてきたけど、一旦立ち止まって将来のことを考えたい。今後のために次の一歩をどう踏み出すのか、具体的に検討したいという内容です。

私の持論として、楽しく働いた方が絶対成果も上がるし自分のキャリアにとってもプラスになると思っているので、自分が選択したキャリアを歩み続けることがとても大事だと思っています。「嫌だ嫌だ」と思いながら働き続けるなら、自分の力が発揮できる別のフィールドに思い切って飛び込んでチャレンジして欲しいと思っています。

ただ、キャリアチェンジを考えている方々のお話を聞いていると、中にはなんとなくまだ踏み切れないというか、今がまだタイミングではないと感じていながら「でもどうにかしなきゃ」と深く悩んでいる方がいらっしゃるなぁと感じます。


無理に答えを出さない

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「どんな自分になりたいか」とビジョンを描きながら、自分の仕事の価値や目的を理解しながら日々の業務に向かうという姿勢はとても大事なことです。自分のキャリアを充実させたいと考えている人はこうした姿勢を持って、働くことや仕事に対して意味や価値を感じながら向き合っている人が多いなと感じています。

ところが私たちは人間なので、常に同じコンディションで仕事を進められません。好きな仕事だと思って始めたことや自分が納得して選んだ仕事でも、常に高いモチベーションを維持することは難しいのではないかと思います。

「あー、なんだかうまくいかなかなぁ」とか「こんなはずじゃなかったけどなぁ」とネガティブな気持ちになることは誰にでもあること。

また、組織にはいろんなタイプの人がいるので、時には相性が合わない上司やメンバーと同じ業務に取り組まなければならないということもあるかと思います。そうなるとさらにモチベーションが下がり「こんな気持ちのまま働き続けていいのか」と自問自答してしまうケースも増えてくるのかと思います。

「どうにかしなきゃ」と悩み、つい頭をよぎるのが仕事を辞める→転職、起業、独立といったところでしょうか。

もちろん、やりたいことが別にあってその夢を実現させたい!と明確に描けているのであれば、ぜひチャレンジして欲しいと思います。

ただ、なんとなくモヤモヤとしている今の状況から逃げるためにキャリアチェンジという選択を取ろうとしているのであれば、少し時間をかけて考えてもいいのかなと思います。「今がキャリアチェンジのタイミングではない」と少しでも感じているなら、無理に答えを出しても、あまり良い結果が生まれないような気がします。


そんな時に必要なのが「やり過ごすスキル」です。


答えが出ない時はやり過ごそう

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やり過ごすって、ちょっと印象が悪く聞こえますが、できるだけそこに正論とか意味を求めすぎずに、まず与えられている仕事や役割をこなす、ということです。
答えを出さない。流れに身を任せてみるという感じでしょうか。
決してサボるとか、仕事をしないということではありません。
モヤモヤしている自分の気持ちだったり落ち着かない環境が収まるまで、フラットな状態で仕事をしてみるということです。

これ私が苦手としていることの一つなんですが、タイミングではない時に考えすぎて無理に答えを出そうとしても、明確な結論が自分の中でも生まれないなと感じています。


日常をやり過ごしていく中で、ふと「あっそうか。こんな考え方もあるな」とか、今まで見えなかった人の仕事が見えて「この業務面白そうだな」と感じることがあると思います。

何か新しい流れが来たときに、以前悩んでいたことをもう一度別の角度から考えてみると、違った結論が導き出されるかもしれません。やり過ごすことが新たなヒントをもたらしてくれることがあるのではないかと思います。


私自身を振り返ってみても、長いキャリアの中で何度かモチベーションがずどんと落ちて退職を考えた時がありましたが、今考えるとその時はキャリアチェンジをするというタイミングではなかったのだと思います。ある時は人事異動によりその環境が変化してモチベーションがまたアップしたり、ある時は何気ない他の部署メンバーからの一言で救われてもう一度頑張ってみようと思えたり、モチベーションが低下して悩んでいたその時々で無理に答えを出さずにやり過ごしていたことで、新たな流れがきて自分自身が変化したという感じでした。

逆に、起業を決めた時はもちろん悩みましたが、「もうこれしか選択肢がない」と腹をくくれたタイミングでした。
なんとなく、この決断は自然な流れだったのだと思います。


気持ちが定まる時は来る

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深く悩み考え過ぎるほど、自分を俯瞰的に見ることができなくなっていることが多いと思います。自分のモヤモヤに対して結論が出せないとか、別の選択を取るタイミングではないと感じているのであれば、無理に答えを出そうとせず日常をやり過ごしてみましょう。

仕事を続けるにしても、キャリアチェンジするにしても、自分に納得できる選択ができるタイミングは来るので、その気持ちが定まるまではフラットに自分と付き合ってみてくださいね!


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