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本当に好きなものこそ。

この色々なものが溢れかえっている世の中で、
皆さんは「自分はこれが好き」と思えるものはどれほどあるでしょうか。
コスメが好きだったり、漫画やゲームが好きな私ではありますが、
実はその「好き」にも沢山あって、一番の枠はその時々によって変動する事もしばしば。
新しい作品に触れたりすると、自分の好きな物のどれかを忘れることもありました。
浮気性、といえば浮気性なのかもしれませんね。
けれど、そんな好きな物を探し続けたりする自分は嫌いじゃなかったりします。

先日、人生の先輩である某お方とお話しておりました。
その方はコスメ等にはあまり興味が無い(?)方なのですが。
たまたま香水の話になりまして、その際に使ってたのが、もう昔からある香りでした。
何故そこまで長くに渡って同じものを使い続けられるのか…と不思議に思っていると、使い始めたきっかけは「好きだった漫画のキャラが使っていたから」という話をしてくださいました。
「へぇ~~!!」と思う部分とは別に私は一つの香りを思い出したのです。
その香りはまだ私は調香師の勉強をしている頃にであったもの。
もちろんクラシックなものですから、私が生まれるよりずっと前から存在している香りなのです。

実は、私たちが本当に好きなものって、忘れていても、
心の中にずっと留まっているのかもしれません。
ふとした瞬間にそれを思い出して、「また使いたいな」とか、場所なら「行きたいな」と思ったりする。それってきっと、心の底から自分の一部分の様に思っているからなんじゃないかなって思うんです。

憧れとか、昔は好きだったけれど手に入らなかったもの。
そういうものっていつかは手に入るものだったり。
そういった自分の心の拠り所みたいな物を、今年は一つずつ取り戻していきたい、そう思ったりするのでした。

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