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設立5年目に突入。いよいよこれから。

本日4月1日はCOS KYOTOが法人となった日です。2013年4月1日に法人化しましたので、ちょうど今日から5年目に突入します。世の中はエイプリルフールネタで溢れていますが、弊社は真剣に今年度の方向性を実行に移していく最初の日となります。

まず、お世話になっている皆さま、ご指導ご鞭撻を頂いている皆さまには、感謝の言葉しかありません。コーディネートという、自分では全く何も形になるものを創り出していない仕事には、それができる方々とのご縁が全てであり、アイデアなどを考えていく上では、たくさんの方々からのアドバイスが欠かせません。改めてよろしくお願い致します。

そして今年度は、ある意味COS KYOTOの本格スタートの年と言えます。2012年、個人事業主としてスタートして以来、日本が今後取り組んでいくべき中心的なビジネスの一つとして、世界的に見てそこにしかない価値を持つ「文化的価値」を持つローカルな「地場産業」をグローバルな「文化ビジネス」としていくために、日本各地・世界各地の多様な存在を「ハブ」として繋ぎ、全体をコーディネートしていく役割が必要と考え、色々と思考錯誤して、がむしゃらにやってきました。

まだ取り組みを始めて5年に過ぎませんが、日本各地を訪ね、モノづくりや地域の文化などを見て、その現実を直視し、商品開発と日米欧の各国際展示会で販路開拓のサポートなどに取り組んできました。その過程で、多くの知識を身につけ、経験を積み、たくさんの方々と交流を深める中で、現在行われている様々な取り組みの課題も見えてきました。課題は色々挙げられますが、大きくは2つ大別して挙げられます。

 ①ビジネスとしていくための経営面での体制・知識・経験の不足
 ②作り手・伝え手・使い手の距離が遠ざかり過ぎ、相互に共有が不足

詳細については、少しずつ記していくことになるかと思いますが、この課題を解決するために、コーディネートが果たすべき役割をさらに具体化して考えました。今年度は、まずはこの具体化した役割をビジネスモデルとして一巡・確立させていきます。その上で中期的にそのビジネスモデルを横展開し、日本の他の地域にも応用していくことに取り組んでいきます。

その役割とは、次の内容になります。まだまだこれからにはなりますが、この一連の活動に取り組むことで、グローバルな「文化ビジネス」へ向けて、各地でコーディネート活動に取り組んで参ります。

①イベント企画、クリエイティブコミュニティ醸成
・オープンファクトリーやカンファレンスイベントなどの実施などによる多様な存在の交流を通じて、イノベーションが起こっていくためのクリエイティブなコミュニティを地域に醸成する
・作り手と伝え手、使い手がモノづくりの現場で交流し、相互に価値を共有する場を創出する
(具体的な実施例:Design Week KyotoHack Osaka等)

②戦略立案、リサーチ、企画
・クリエイティブなコミュニティから生まれてきたアイデアをしっかりとしたビジネスとしていくための戦略立案、リサーチ、そして具体的な企画とする
・企画に必要なチームメンバーや必要な素材・技術などを探し、調整する

③商品・サービス開発
・企画を具体的な商品・サービスとしていくために、必要なチームメンバーとの取り組みを進める。資金が不足する場合は、融資等の多種多様な仕組みを通じて資金を調達する。
・クラウドファンディングを通じて、商品・サービスのβ版の市場性をテストしつつ、プロモーションと資金調達を実現する。

④物流・輸出入
・海外へ向けて輸出を行なう場合は、多種多様な事務手続などについてもサポートし、スムーズな輸出に繋げる。

⑤広報、プロモーションツール製作・運用
・国内外に広報するための各種プロモーションツールを製作・運用する。具体的には広報戦略を練った上で、必要なWebサイト、写真・映像、グラフィックツール等を製作し、その運用をサポートする。

⑥卸売・小売、販路開拓および販路先の改革
・自社の販売網の開拓と、それ活用した卸売・小売の場の創出
(具体例:自社店舗 puree kyoto、ジェイアール京都伊勢丹「京今日」)
・その地域における販路先(伝え手)がしっかりと価値を使い手に伝えられるように販路先自体の現場の改革に取り組む。可能な限り、伝え手・使い手が作り手の現場に足を運び、交流する場を創出する(→①へ戻る。以降繰り返し)。

⑦教育・研修・セミナー
・①〜⑥のサイクルを回すために必要な経営面でのサポートやノウハウを日本各地で共有することにより、様々な地域でグローバルな「文化ビジネス」に繋げていく機会をサポートする。
・サイクルを回すために必要な「コーディネーター」に必要な能力・知識・経験を共有し、地域に「コーディネーター」を育成する。

よろしければサポートお願いします。日本各地のリサーチ、世界への発信活動に活用して参ります。